良いお年を

 大晦日です。2013年も今日で終わり。クリスマスが終わるとアッという間です。窓拭きや机裏の埃取り等の大掃除がやっと終わりました。年賀状の投函もギリギリセーフ。本当に時間の流れが早く感じられます。幼稚園や小学校に通っていたとき、あんなに毎日が長く感じられたのは、何故だったのか。大人になり、見えるものが多くなった分、忙しない時間の使い方になっているのかもしれません。

 今年もブログの更新を休むことなくできました。まあ、相変わらず中身のない映画感想中心なので、大きな負担になっていないのが書き続けられるコツでしょうか。ちょっとした「引越し」ができたのも良い気分転換になりました。

 とは言え、今月半ばから掲示板の書き込み機能は停止しています。ブログやウェブサイトとは関係ない生活の部分で(良くも悪くも)ドタバタがあり、OSCAR PLANETの更新が立て続いたこともあり、珍しく「もうダメだー」というところに追い込まれたのでした。

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テーマ : ひとりごと
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鑑定士と顔のない依頼人

鑑定士と顔のない依頼人 “La migliore offerta”

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

出演:ジェフリー・ラッシュ、シルヴィア・フークス、ジム・スタージェス、
   ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソン、ダーモット・クロウリー

評価:★★




 ジュゼッペ・トルナトーレが描く世界にはどうしても警戒心が働く。中年オヤジの妄想の過剰な美化と言うか、一途な愛への盲目的な崇拝と言うか、とにかくその実体には人間の変態性が敷かれているというのに、それに無視を決め込んで、これぞ純愛だと大きな顔をするのが嫌なのだ。

 それが『鑑定士と顔のない依頼人』では、そこまで生理的不快感は感じない。ひとつはミステリー色が強いためだろう。ロンドンで名の知れた潔癖症の美術鑑定士が主人公。オークションの進行役としても、世間から一目置かれる存在。その彼にある屋敷に置かれた家具や骨董品、絵画といった年代物の鑑定依頼が来る。ところが、依頼人と思しき若い女は、決して鑑定士の前に姿を見せない。何故か。トルナトーレは他の何よりも、ストーリーテラーとしての立ち位置を頑丈にする。悪くない。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ブランカニエベス

ブランカニエベス “Blancanieves”

監督:パブロ・ベルヘル

出演:マカレナ・ガルシア、マリベル・ヴェルドゥ、
   マリエル・ヒメネス・カチョ、アンヘラ・モリーナ、ペレ・ポンセ、
   ホセ・マリア・ポウ、インマ・クエスタ、ソフィア・オリア

評価:★★★




 『ブランカニエベス』とはスペイン語で「白雪姫」を意味するという。少し前にハリウッドが「スノーホワイト」(12年)「白雪姫と鏡の女王」(12年)と白雪姫映画を競作したけれど、こっそりスペインもグリム童話「白雪姫」をモチーフにした映画を撮っていたというわけだ。誰もが知る童話を映画化する際、最も重要なのは解釈法だ。ウィリアム・シェイクスピア劇を自由な発想でアレンジするように、大胆なそれが求められる。

 赤いカーテンが開くと共に始まるこの映画、その点で、ハリウッド二作の軽く上を行く。何しろ白雪姫の父親は闘牛士であり、白雪姫自身も知らず知らずの内に父の跡を継ぐという前代未聞の展開を見せる。しかも「アーティスト」(11年)のようにモノクロ・サイレント映画(風)。小人や王子様、継母ら御馴染みの登場人物の立ち位置も大きく捻られる。アイデアがびしばしキマッていく快感があるのだ。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

I LOVE ウルトラマン

「Dance Beatは夜明けまで」(86年)を歌い踊る荻野目洋子と「リトル・ロマンス」(79年)のローレンに恋する10歳より前まで、我が人生の約8割は、ウルトラマンと怪獣に捧げてきたと言っても過言ではない。妖怪の世界にもちらちらと浮気をしながら、しかし基本はウルトラマンと怪獣だった。幼い頃の宝物は怪獣大事典で、A4サイズ程の大きさ、厚さ3センチ近くはあるそれを毎日のように眺めてはニヤニヤしていた。幼少時毎晩読んでもらうのは、それよりも小さなサイズのウルトラマン本と決まっていて、母の言葉を聞きながら眠りに落ちていた。読めば読むほど本はボロボロになったものの、一向に読むのをやめることはなかった。フィギュアももちろん揃えていた。各シリーズの主題歌が入ったテープも買ってもらい、擦り切れるまで聴いた。5歳下の弟とウルトラマンごっこもよくやった。怪獣役はもちろん弟だ。大抵キックやパンチが強く入り過ぎて、泣かせていた。

 だから昨年、WOWOWで「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」が一挙放送されることを知ったときは狂喜乱舞した。あぁ、またあのウルトラマンに会えるのだ。

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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

December 20 - 22 weekend, 2013

December 20 - 22 weekend, 2013

1 Her|$43,397(6)$364,041
2 Personal Tailor|$11,556(9)$104,000
3 ある過去の行方|$9,757(3)$29,270

4 ホビット 竜に奪われた王国|$8,021(3928)$127,550,695
5 Anchorman 2: The Legend Continues|$7,635(3507)$40,000,000
6 アメリカン・ハッスル|$7,621(2507)$20,220,301
7 Mandela: Long Walk to Freedom|$7,308(4)$292,993
8 Inside Llewyn Davis|$7,307(148)$2,132,514
9 アナと雪の女王|$5,549(3540)$192,034,117
10 ウォルト・ディズニーの約束|$4,429(2110)$9,969,867

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 キム・ベイシンガーさんがモデル・エージェンシー、IMGモデルズと契約を結びました。話題を呼んでいるのはベイシンガーさんの年齢で、気がつけばベイシンガーさん、なんと還暦を迎えていらっしゃいます!全く持ってアンビリーバボー。還暦にしてハリウッド・グラマーの王道を行くなんて!ホント、今でもなおそそられる男たちは多いはず。若々しいのは化粧だけのおかげでは断じてありません。我々は今、奇跡を目撃しているのです。このエージェンシーとは3月に、ベイシンガーさんの娘アイルランド・ボールドウィンさんも17歳にして契約を結びましたが、その際アイルランドさんは「ママが美し過ぎて隣に立つのが恥ずかしいのよ」と言っていました。いやー、説得力ある言葉。あ、でもアイルランドさんもゴージャスレディになること間違いなし。ぷっくりした唇と美しいブロンドの髪は間違いなくママ譲りです。

 Box Office。公開7週目の『マイティ・ソー ダーク・ワールド』が興収2億ドルを、2週目の『ホビット 竜に奪われた王国』が1億ドルを超えました。『ホビット』で竜の声を当てているベネディクト・カンバーバッチと言ったらTVシリーズ「シャーロック」ですが、遂にシーズン3が完成。英国ではクリスマスから前シーズンのミニエピソードが放送になり、元日からはいよいよ本編が公開になります。シーズン2の最後で死んだと思われたシャーロック・ホームズが(…と言っても誰も死んだとは思ってないでしょうが)どうやって蘇るのか、納得いくように説明して下さい。あ、NHKさん、早く放送をお願いします。

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テーマ : 興行収入ランキング
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ゼロ・グラビティ

ゼロ・グラビティ “Gravity”

監督:アルフォンソ・キュアロン

出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー

声の出演:エド・ハリス

評価:★★★★




 一瞬にして目と心を奪われる。『ゼロ・グラビティ』とは無重力状態のこと。地表から600キロも上空の宇宙空間には、音を伝えるものがない。気圧も酸素もない。アルフォンソ・キュアロン監督はこの基本を体感に導く。これまで映画で何度も見てきた「宇宙遊泳」を、ワルツでも踊るかのように切り取る。新鮮な風が吹く。

 物を言うのは、3D映像だ。冒頭の「長回し」から、宇宙に浮かんでいる感じが実に本当らしく見える。塵すらも芸術に見える宇宙の神秘。美しさと恐ろしさが一緒くたになった不思議な場所。そこに足を絡め取られる。どうやって撮影したのか、何が何でも知りたくなるものの、その疑問が頭から消えるのは早い。ヒロインと同化してしまい、それどころではなくなるのだ。

 ロシアの人工衛星が爆発し、そのときに生じた破片が他国の衛星を次々破損させる。アメリカのスペースシャトルも甚大なる被害を被る。果たしてヒロインは地球に無事帰ることができるだろうか。ここでの宇宙はとてつもなく大きな鳥かごだ。そこから抜け出すのは簡単ではない。生命力が勝つか。諦めが勝つか。

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パラノイド・シンドローム

パラノイド・シンドローム “The Letter”

監督:ジェイ・アナニア

出演:ウィノナ・ライダー、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ハミルトン、
   マリン・アイルランド、キャサリン・ウォーターストーン、
   ダグマーラ・ドミンスク、ライラ・ロビンス、ジュリー・アン・エメリー

評価:★




 主人公のマーティーンはオフブロードウェイの新作を準備中の劇作家。その作風は前衛的と捉えられているようだ。冒頭には老婆と思しき女がステージの上で奇怪な姿を披露している。前衛芸術って何だろう、と思う。時代の先を行くと言えば格好良いけれど、気をつけないと単なる自己満足の世界に突入するだけで終わるのではないか。

 …と言うのも、この『パラノイド・シンドローム』、作品自体が前衛的と言うかわけが分からないと言うか。劇作家が現実と妄想の裂け目に落ちていくところを映像で表現した(だけの)作り。意味ありげなナレーションと延々流れるピアノによるスコア。サブリミナル的に入るイメージカットに、別シーンのセリフを被せに被せる画面作り。何を言いたいのかさっぱり理解できない言葉。作り手には何か意図するところがあるのだろうけれど、ちっとも伝わらない。

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フィルス

フィルス “Filth”

監督:ジョン・S・ベアード

出演:ジェームズ・マカヴォイ、ジェイミー・ベル、ジョアンナ・フロガット、
   イモジェン・プーツ、エディ・マーサン、ジム・ブロードベント、
   イーモン・エリオット、シャーリー・ヘンダーソン、ナターシャ・オキーフ

評価:★★★




 タイトルにある『フィルス』には、1. 英語のスラングで警察、2. ゴミ、汚物、堕落、3. 悪党といった意味があるらしい。主人公のブルース・ロバートソンはこの形容がピタリ当てはまる男だ。クリスマスが近づいて浮かれ始めたスコットランドの街中で、日本人留学生殺害事件が起こる。この事件を解決して警部補への出世を目論むロバートソンの数日が描かれる。画面いっぱいに咲き乱れるのは下衆の花だ。

 まず腑に落ちるのはジェームズ・マカヴォイの大変身だ。「トランス」(13年)はこの作品のための、言わば小手調べだった。大変思い切った役作り。ヒゲをぼうぼうに生やし身体をだらけさせ、所作をオッサン風に絞ったらあら不思議、ラッセル・クロウ風の悪徳刑事の出来上がり。一見クマさんっぽい愛敬を感じさせながら、その考えが浅はかであることを突きつけるとんでも行動を連発する。

 中盤までの見ものは、マカヴォイの弾けっぷりだ。何しろこの男、刑事でありながらコカインを吸いたい放題、アルコールを浴び放題、同僚の妻とシラッと不倫に走り、売春にも全然抵抗なし。子どもに中指を立て、金持ちの友人の妻に電話越しに卑猥な言葉を送る。仕事中に入れ込むのは出世のライヴァルたちの蹴落とし作戦だ。あと少しで世界は自分のものになる…みたいな中二的思考をガソリンにして、エンジン全開でぶっ飛んでいく。時折カメラを睨みつけたり、早口を畳み掛けたり、意外に冷静な周辺分析を見せたり、下衆の花を踏みつけにしながら「オレサマ」な道を行く。この余裕は何なんだ。クマっぽいなんて書いたけれど、むしろブタ野郎と言った方がしっくり来る。いや、それじゃあブタに失礼か。

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47RONIN

47RONIN “47 Ronin”

監督:カール・リンシュ

出演:キアヌ・リーヴス、真田広之、浅野忠信、
   柴咲コウ、菊地凛子、赤西仁、田中泯

評価:★★




 ただの一言も日本語が出てこないわ、ごひいきキアヌ・リーヴスの所作が最初から最後までぎこちないわ、柴咲コウの着物が龍宮城のお姫様みたいだわ、化粧はどこかのバーのママ風だわ、将軍様が相撲の行事を思わせるわ、天狗が毛虫のバケモノみたいだわ、森の中がジブリ的メルヘンだわ、旅の過程が「ロード・オブ・ザ・リング」(01年)みたいだわ、時々雰囲気が中国になるわ、赤西仁が最初から最後まで緊張しっぱなしだわ…。

 …とまあ、予想通り『47RONIN』がスゴイことになっている。「忠臣蔵」をハリウッドが映画化すると聞いた瞬間から決して拭い去ることできなかった嫌な予感が当たったわけだけれど、でもまあ、覚悟はしていたし腹も立たない。むしろここまでやるだなんて、その思い切りの良さが良いじゃないか。笑いながら突っ込むのが正しい。これは「忠臣蔵」が原作なのではなく、原案なのだ。どこかの胡散臭い舞台演出家みたいだけど。

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The 22nd Planet Movie Awards/第22回プラネット映画賞

The 22nd Planet Movie Awards/第22回プラネット映画賞

対象:2013年7月1日~12月31日の間に東京で劇場公開された作品

ノミネーション投票期間:2014年1月1日~20日
最終投票期間:2014年2月1日~20日



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December 13 - 15 weekend, 2013

December 13 - 15 weekend, 2013

1 アメリカン・ハッスル|$123,409(6)$740,455
2 ウォルト・ディズニーの約束|$27,558(15)$413,373

3 Inside Llewyn Davis|$23,786(15)$910,317
4 ホビット 竜に奪われた王国|$18,869(3903)$73,645,197
5 Mandela: Long Walk to Freedom|$8,771(4)$241,079
6 Tyler Perry's A Madea Christmas|$7,296(2194)$16,007,634
7 アナと雪の女王|$6,073(3716)$164,772,211
8 ハンガー・ゲーム2|$3,837(3563)$357,503,663
9 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅|$3,647(250)$3,377,783
10 The Great Beauty|$2,472(35)$530,932

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 Fitness Magazineが2013年版の「ベスト・ボディ」リストを公開しました。トップ3に選ばれたのはペネロペ・クルスさん、ジェニファー・ローレンスさん、サンドラ・ブロックさん。クルスさんは出産したばかりですが、元のスタイルに戻すことにあっさり成功。地中海式食生活やダンス、育児がダイエットになった模様。体型を気にしないと言ってのけるローレンスさんも役柄のために、フットワークやトレーニングボール、エアロバイクを使った有酸素運動を敢行。ブロックさんもピラティス、キックボクシング、ランニング、自転車等のトレーニングを週6日欠かさないそうな。あぁ、簡単には美しいボディは手に入れられないということです。せめて腹回りの肉だけでも何とかしたいと思い続けて早数年。風呂で腹の脂肪を掴む度にため息が出るのです。

 Box Office。『ハンガー・ゲーム2』が公開4週目にして興収3億5,000万ドルを、『アナと雪の女王』が4週目にして1億5,000万ドルを超えました。リアム・ヘムズワースの元恋人と言えばマイリー・サイラスですが、いやー、サイラスの暴走が止まりません。でも人気は留まる気配なし。一体どういう層が支持しているのでしょう。ああいう下品なのがカッコイイってことなんでっしゃろか。そろそろジャスティン・ビーバー風に転落していくのではないかと睨んでいるのですが…。

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グリフィン家のウエディングノート

グリフィン家のウエディングノート “The Big Wedding”

監督:ジャスティン・ザッカム

出演:ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン、スーザン・サランドン、
   キャサリン・ハイグル、アマンダ・セイフライド、ベン・バーンズ、
   トファー・グレイス、ロビン・ウィリアムス、クリスティン・エバーソール

評価:★




 ボートの浮かぶ湖の傍らの邸宅。帰宅したロバート・デ・ニーロと恋人のスーザン・サランドンが、いきなりキッチンでいちゃこき始める。テーブルの上に腰掛けたサランドンに向かってデ・ニーロが言うセリフがこうだ。「ランチのデザートを頂こうじゃないか」。サランドンのスカートを捲り上げるデ・ニーロ。実は部屋には元妻ダイアン・キートンがいて、気づかれないように出て行こうとするのだけれど、結局失敗。驚いたデ・ニーロは床にひっくり返る。股間を痛そうに押さえながら。

 このオープニング場面は『グリフィン家のウエディングノート』を実に良く表している。売りがオスカーを受賞するほどの実力派ヴェテランとハリウッド期待のフレッシュな若手の共演にあるのは一目瞭然。けれどまさか彼らの全員が、下ネタだらけのドタバタに走ると誰が思うだろうか。何と言うか、「俺たち私たち、ここまでできるんだ」的な捨て身が哀れを誘う。

 ややこしい家族関係が用意され、次男の結婚式に向けて話は進む。が、もちろんそんなのは重要ではない。誰と誰が同じ画面に入って、どんな下ネタを繰り出すのか。作り手の考える有難味はそこにしかない。デ・ニーロとキャサリン・ハイグルが父娘として語り合っても、呆れるくらいに説得力ゼロ。ほとんどコントの趣。

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オーバードライヴ

オーバードライヴ “Snitch”

監督:リック・ローマン・ウォー

出演:ドウェイン・ジョンソン、スーザン・サランドン、バリー・ペッパー、
   ジョン・バーンサル、マイケル・K・ウィリアムス、
   メリーナ・カナカレデス、ナディーン・ヴェラスケス、ラフィ・ガヴロン、
   デヴィッド・ハーバー、ベンジャミン・ブラット、ハロルド・ペリノー

評価:★★★




 おかしい。ドウェイン・ジョンソンが“ザ・ロック”にならない。山脈のように盛り上がった二の腕が見えないし、弾力ある筋肉と全身のバネを使ったアクションも出てこない。クライマックスにならないと血を流さないし、強気の言葉も出てこない。御馴染みのスマイルも封印だ。それどころか田舎のチンピラにタコ殴りされる。惨めに土に這いつくばる。「こんなデカくて女々しい男は見たことがねぇ」なんて言われもする。あぁ、ロックさまぁぁぁぁぁ。

 『オーバードライヴ』でジョンソンが演じるのは、運送会社の社長さんだ。高級スーツを着るようなシャッチョさんじゃないのは有難いけれど、それを差し引いてもジョンソンはシャッチョさんが似合わない。そのジョンソンの疎遠な息子が軽率に麻薬を受け取ったことで実刑を喰らう。懲役何と10年。ハメられた息子を救うため、父ちゃんは連邦検事と交渉し、麻薬組織に潜り込むことで減刑を狙う。

 これまでのジョンソンなら、潜入した直後から大掛かりなアクションを畳み掛けるところだ。ところが、ここで選ばれるのはぶっ飛んだファンタジーではなく、現実味というヤツだ。我々が平穏に暮らす町の延長に裏社会があり、そこではドラッグと大金がテニスのボールのようにぽんぽん飛び交っている。麻薬戦争から一向に抜け出せないアメリカの闇。それを身近に感じさせる意義は、確かにある。ジョンソンはその案内役を請け負う。

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ザ・コール 緊急通報指令室

ザ・コール 緊急通報指令室 “The Call”

監督:ブラッド・アンダーソン

出演:ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン、モーリス・チェスナット、
   マイケル・エクランド、マイケル・インペリオリ、デヴィッド・オトゥンガ、
   ジャスティナ・マシャド、ホセ・ズニーガ、ロマ・マフィア

評価:★★★




 B級アクションの傑作「セルラー」(04年)を思い出す。誘拐の被害者と何とか救おうとする側が、ケータイの電波だけで繋がり、サスペンスを畳み掛けていくところ、とても似ている。ガラケーからスマートフォンにヴァージョンアップしたものの、『ザ・コール 緊急通報指令室』も電波の力を借りて結びつくふたつの魂が主人公。ふたりが繋がった瞬間から、緊迫感は一気に沸点に到達する。

 「セルラー」の救う側は素人のチャラ男だったけれど、こちらは本格派。「911」をプッシュした先に待機している通報センター、通称「蜂の巣」のオペレーターこそが、サスペンスのファイターだ。中にリスでも飼っていそうなチリチリ爆発ヘアでもオシャレに見える(?)ハル・ベリーが、半年前のミスは繰り返さないと、果敢に業務に当たる。

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セイフ ヘイヴン

セイフ ヘイヴン “Safe Haven”

監督:ラッセ・ハルストレム

出演:ジョシュ・デュアメル、ジュリアン・ハフ、コビー・スマルダース、
   デヴィッド・ライオンズ、ノア・ロマックス、レッド・ウエスト、
   マイク・ニュースキー、ミミ・カークランド

評価:★★




 ニコラス・スパークスの小説は、今やひとつのブランドだ。テーマはいつも恋愛。愛し合う美男美女。南部の田舎暮らし。立ちはだかる障害。ムードを盛り上げるアイテム。忍び寄る死の影。話の根底にキリスト教的価値観が敷かれているのもポイントで、ハッピーエンドにしろアンハッピーエンドにしろ、いつもそうして導かれた愛が美しく讃えられる。

 『セイフ ヘイヴン』も律儀にスパークス映画の定番を守る。ラヴストーリー。ジョシュ・デュアメルとジュリアン・ハフ。サウスポート。静かな田舎。潮の香りを運ぶ海風。迫り来る追っ手。質素なコテージ。雑貨屋。地方の風習。打ち上げ花火。ギターの音色。愛らしい子ども。最後に明かされるトリッキーな仕掛けには、案の定キリスト教の匂いがぷんぷん。もちろん愛は勝つ。つまりスパークスファンには堪らない作り。

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REDリターンズ

REDリターンズ “Red 2”

監督:ディーン・パリソット

出演:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、
   メアリー=ルイーズ・パーカー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、
   アンソニー・ホプキンス、イ・ビョンホン、ブライアン・コックス、
   ニール・マクドノー、デヴィッド・シューリス、スティーヴン・バーコフ

評価:★★




 アクションスターの高齢化が進んでいる。若いスターが育っていないというのもあるけれど、いちばんの原因はヴェテランがしぶといことだ。シルヴェスター・スタローンもアーノルド・シュワルツェネッガーも、まだまだくたばっちゃいないぜと鼻息が荒い。おかげで「エクスペンダブルズ」(10年)のような映画ができる。若い輩なんかに負けるかよ!というわけだ。「RED レッド」 (10年)シリーズは、実は同じコンセプトで作られている。こちらは普段はアクションとは縁の薄い実力派スターが中心。ただ、二作目『REDリターンズ』で「エクスペンダブルズ」との境界はほぼ消滅した感あり、だ。

 話があってもなくても良いものなのだ。続編の法則を守り、舞台は広がる。アメリカのみならず、フランス、イギリス、ロシアが登場。CIAの他にもFBIやMI6が入り乱れ、なぜだか韓国の殺し屋まで現れる。誰が敵で誰が味方か。核爆弾をめぐって事態は二転三転するものの、そんなことどうでもいい。途中から話に置いていかれても無問題。何故なら老スターの暴走だけに力が入れられた、見世物ショーだから。

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December 6 - 8 weekend, 2013

December 6 - 8 weekend, 2013

1 Inside Llewyn Davis|$101,353(4)$405,411
2 Mandela: Long Walk to Freedom|$18,849(4)$181,110
3 アナと雪の女王|$8,449(3742)$134,253,666
4 ハンガー・ゲーム2|$6,290(4163)$335,850,842
5 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅|$4,610(113)$2,238,401
6 The Great Beauty|$3,905(23)$396,943
7 あなたを抱きしめる日まで|$2,629(835)$8,167,976
8 Out of the Furnace|$2,485(2101)$5,247,364
9 ダラス・バイヤーズクラブ|$2,051(734)$12,453,993
10 やさしい本泥棒|$1,995(1316)$12,000,678

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 現在日本を除く世界各国で大ヒットを記録している『マイティ・ソー ダーク・ワールド』。その中にはクリス・ヘムズワースとナタリー・ポートマンのキスシーンがあるのですが、ポートマンによると、その場面はポートマンのボディダブルが使われているそうな。この場面は一旦クランクアップしてから再撮影が決まったものの、ポートマンのスケジュールが合わず参加できなかったとのこと。ボディダブルを務めたのはなんと、ヘムズワースの実の嫁であるエルサ・パタキ!カツラや衣装、化粧でポートマン風に変身。つまりヘムズワースとパタキは公私混同、カメラの前でもいちゃこいたわけです。ふむ、良い記念です。けれど、別れた場合、嫌な記念に変わるかもしません。ちなみに現在パタキは第二子を妊娠中で、春には出産するする模様。まあ、嫌な記念になったとしても、当分先の話だと思われます。

 Box Office。公開10週目の『ゼロ・グラビティ』が興収2億5,000万ドルを、公開3週目の『アナと雪の女王』が1億ドルを超えました。サンドラ・ブロックは先日来日していましたが、相変わらずちゃきちゃき江戸っ子風の気持ちの良い人でした。一時期ヘビっぽくなっていましたが、ちゃんとまた綺麗に。「スピード」(94年)から来年で20年かー。センター試験の前日に観に行ったなぁ。後日キアヌ・リーヴスの写真を持って髪を切りに行ったなぁ。ほとんど田舎のボーズにしかならなかったなぁ。

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キャプテン・フィリップス

キャプテン・フィリップス “Captain Phillips”

監督:ポール・グリーングラス

出演:トム・ハンクス、キャサリン・キーナー、バーカッド・アブディ、
   バーカッド・アブディラマン、ファイサル・アメッド、
   マハト・M・アリ、マイケル・チャーナス、コーリイ・ジョンソン、
   マックス・マーティーニ、クリス・マルケイ、
   ユル・ヴァスケス、デヴィッド・ウォーショフスキー

評価:★★★★




 どうも「海賊」という言葉にはのんびりした匂いがつきまとう。黒ひげ危機一発のせいだろうか。それともジャック・スパロウが登場したからだろうか。もちろん本物の海賊は極めて怖ろしい存在だ。現代のそれはコスプレなんぞには走らないし、大船に乗って世界旅行をすることもない。『キャプテン・フィリップス』は2009年に実際に起こった海賊事件を基にしている。ソマリア海域でケニアへの援助物資を運ぶコンテナ船が襲われた、記憶に新しいあの事件。船長のリチャード・フィリップスが海賊の人質に取られるまでに事態は発展。その詳細を克明に綴る。

 海賊のボートが遂にレーダーに映ってから異様な緊迫感に支配される。指揮を執るのはポール・グリーングラスだ。ドキュメンタリー・タッチの演出法で目覚ましい成果を上げてきたグリーングラスは、ここでも最上級の技を次々投下する。登場人物に密着するカメラワーク。激しく揺れながらも対象物を決して逃がさない。抜群のリズム感を弾けさせる編集術との相乗効果により、その画には常に緊張の糸がピンと張り詰める。行動範囲が限られる狭い室内でもテンションが維持されるのが素晴らしい。音が鳴らないまま、時計の音が聞こえる。

 コンテナ船乗組員と海賊の精神的・肉体的対決が描かれる前半部。普通に考えれば、大人数のコンテナ船側の圧勝ながら、海賊も簡単には引き下がらない。小回りの利くボートを巧みに果敢に操縦し、じりじりとコンテナ船に近づいてくる。コンテナ側はホースによる大量の水発射、無線によるミスリード、人工的な波の創造、照明弾等で対抗する。遂に乗船されてからも心理合戦に見応えあり。乗組員たちも知恵を用いて勇気を見せる。後半部は救命ボート内でのフィリップス船長と海賊四人が駆け引きする。ここでは海賊側が圧倒的に有利。そこにネイヴィーシールズが加わり、サスペンスは一気に盛り上がる。

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ガーディアンズ 伝説の勇者たち

ガーディアンズ 伝説の勇者たち “Rise of the Guardians”

監督:ピーター・ラムジー

声の出演:クリス・パイン、ヒュー・ジャックマン、ジュード・ロウ、
   アイラ・フィッシャー、アレック・ボールドウィン、ダコタ・ゴヨ

評価:★★




 これは御伽噺の世界を舞台にしたアニメーション版「アベンジャーズ」(12年)だ。寒さの化身であるジャック・フロスト。クリスマスと言ったらこの人サンタクロース。復活祭は大忙しのイースターバニー。歯が抜けたときは頼りにしたいトゥース・フェアリー。眠りの妖精として知られるサンドマン。彼らがガーディアンズなる特殊部隊を結成。子どもから夢と希望を奪おうとするブギーマンと対決する。ひゃっほう!空想の世界の住人が一度に見られるなんて、なんて贅沢なんだ!…というわけだ。

 『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』が盛り上がりに欠けるのは、彼らを登場させただけで満足しているからだ。もちろん容姿は全く違うものの、その能力に際立ったところがさほどなく、そもそも何故彼らがガーディアンズでなければならなかったのか、掴み辛い。青いピーター・パンみたいなジャック・フロストこそ、そのアイデンティティーが探られるものの、残りのメンバーはただ出てきた感が強い。

 加えて絵柄が可愛らしくない。サンタクロースとイースターバニーはそのままコスプレ殺人鬼として通用しそうな風貌だし、トゥース・フェアリーはそのカラフルな衣装と化粧が悪い方向に転んでキャバクラのオネエチャンみたい。ジャック・フロストはクールな少年風を狙っているのだろうけれど、残念、味気ない日本のゲーム風アニメーションを思い出す。表情も誰も彼も死んでいるみたい。

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ジャンル : 映画

ナタリー

ナタリー “La délicatesse”

監督:ダヴィド・フェンキノス、ステファン・フェンキノス

出演:オドレイ・トトゥ、フランソワ・ダミアン、ブリュノ・トデスキーニ、
   メラニー・ベルニエ、ジョセフィーヌ・ドゥ・モー、
   ピオ・マーマイ、モニーク・ショメット、マーク・シティ

評価:★★★




 オドレイ・トトゥに未だ不思議ちゃんのイメージが強いのは、黒目の大きな目と、もちろん「アメリ」(01年)の影響だ。けれどあれから10年以上が経ち、ようやく普通の人間になりつつある。ファンタジーの世界が似合うとは言え、現実社会にも馴染むようになった。加齢により、中央に寄り気味の目、男前な眉毛が強調され、獅子を思わせる顏立ちになってきた。綺麗だけれど、手強い感じが、悪くない。髪の毛はアップでまとめたときが美しい。

 人気の恋愛小説を基にしたという『ナタリー』は、トトゥ版「美女と野獣」のような話だ。夫を交通事故で亡くして以来仕事一筋に生きているパリの未亡人が、ふとしたことをきっかけに会社の同僚であるスウェーデン男と恋に落ちる。ポイントは男がブサイクという点で、周りの人間はふたりは似合わないと、影でひそひそ話に興じる。…となると、重要なのは男のキャスティングだ。

 男を演じるのはフランソワ・ダミアン。真っ先に目が行くのは、クマを思わせる巨体。ハゲ散らかした頭部。歪んだ歯並び。無造作に生えているヒゲ。何より全体の印象がぼんやりしている。ジョギングするときの青い短パンも強烈だし、いつも着ているストライプのセーターもダサさ加減がなかなかのインパクトだ。というわけで、確かに冴えない容姿。ただし、温かい。一発で心の温かさを感じさせる目をしている。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ウォールフラワー

ウォールフラワー “The Perks of Being a Wallflower”

監督:スティーヴン・チョボスキー

出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー、
   メイ・ホイットマン、ジョニー・シモンズ、ポール・ラッド
  ケイト・ウォルシュ、ディラン・マクダーモット、ジョーン・キューザック

評価:★★★




 壁際にぽつんと佇んでいたのに、ダンス・パーティで人目を気にすることなく弾ける場面。葉っぱで意識が吹っ飛び、愛しい女の子にミルクシェイクを作ってもらう場面。真夜中のドライブ、ラジオから流れる曲をバックに、立ち上がった荷台で両手を広げる場面。真っ白な雪の絨毯の上で、物思いに耽る場面。「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)の劇、露出の多い衣装に身を包んで歓声を浴びる場面。

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ジャンル : 映画

第71回ゴールデン・グローブ賞 ノミネーション予想

※この文章は、アカデミー賞専門サイトOSCAR PLANETのために書いたものの転載になります[先行公開]。




 世界最大の映画の祭典がアカデミー賞授賞式であることは、ほとんどの方が納得することではないでしょうか。そこに集まるのは現在映画界の第一線で活躍している者ばかり。中にはかつての栄光の最後の光を使って姿を見せる映画人もいますが、極僅か。アカデミー賞授賞式に出席することは、候補者はもちろん、ホストにとってもプレゼンターにとってもパフォーマーにとってもステイタスと言って間違いないでしょう。

 …とアカデミー賞と比較すると、ゴールデン・グローブ賞は分が悪く見えます。けれどひょっとすると、ゴールデン・グローブ賞授賞式の方が好きという方も結構な数、いるのではないでしょうか。ゴールデン・グローブの魅力は、何と言っても、アットホームな雰囲気にあると思います。一流シェフによる豪華な食事を目玉にした会食形式の客席。CMになると途端に出入りが多くなる慌ただしさ。ミュージカル/コメディ部門やテレビ部門もあることから、お茶の間が親近感を持つ出席者の顔ぶれ…。いくらスター寄りの選考が過ぎると言っても、ゴールデン・グローブにはゴールデン・グローブの良いところはあるのです。

 ただ、一昨年、昨年と選考にオリジナリティが欠ける感はあり、それはちょっと寂しい気もします。低評価作品から大量候補に挙がるのは勘弁して欲しいですが、それを意識するがあまり、面白味のない(他の映画賞と変わらない)ノミネーションになるのは避けて欲しいと、我侭に思うのです。昨年なら『砂漠でサーモン・フィッシング』や主演者であるユアン・マクレガー、エミリー・ブラントが意外な候補だったぐらいでしょうか。

 今年は昨年に引き続き、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーがホストを務めます。来年のホストも決まっていることを考えると、彼女たちが絶対の信頼を勝ち取っている証拠でしょう。ウッディ・アレンへのセシル・B・デミル賞授与も決まっています。賞嫌いのアレンはわざわざ式に出席するでしょうか。大きな注目を集めそうです。日本人としては外国語映画賞で『そして、父になる』や『風立ちぬ』が候補に挙がるかどうかも気になるかもしれません(『風立ちぬ』のアニメーション映画賞候補は間違いないでしょう)。そんなこんなで今年も全く深く考えず、主要8部門のノミネート予想をしてみました。




◆作品賞<ドラマ部門>
12 Years a Slave Lock
キャプテン・フィリップス Lock
ゼロ・グラビティ Lock
大統領の執事の涙
ウォルト・ディズニーの約束

if six...
ブルージャスミン
ダラス・バイヤーズクラブ
プリズナーズ



◆作品賞<ミュージカル/コメディ部門>
アメリカン・ハッスル
Her
Inside Llewyn Davis
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
ウルフ・オブ・ウォールストリート

if six...
August: Osage County
ビフォア・ミッドナイト
LIFE!



◆監督賞
アルフォンソ・キュアロン(ゼロ・グラビティ) Lock
ポール・グリーングラス(キャプテン・フィリップス)
スティーヴ・マックイーン(12 Years a Slave)
デヴィッド・O・ラッセル(アメリカン・ハッスル)
マーティン・スコセッシ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)

if six...
ウッディ・アレン(ブルージャスミン)
リー・ダニエルス(大統領の執事の涙)
ジョン・リー・ハンコック(ウォルト・ディズニーの約束)



◆主演男優賞<ドラマ部門>
キウェテル・イジョフォー(12 Years a Slave) Lock
トム・ハンクス(キャプテン・フィリップス) Lock
マシュー・マコノヒー(ダラス・バイヤーズクラブ) Lock
ロバート・レッドフォード(オール・イズ・ロスト 最後の手紙) Lock
フォレスト・ウィテカー(大統領の執事の涙)

if six...
クリス・ヘムズワース(ラッシュ プライドと友情)
ヒュー・ジャックマン(プリズナーズ)
マーク・ウォルバーグ(ローン・サバイバー)



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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

November 29 - 1 weekend, 2013

November 29 - 1 weekend, 2013

1 Mandela: Long Walk to Freedom|$21,071(4)$84,283
2 アナと雪の女王|$18,009(3742)$93,933,226
3 ハンガー・ゲーム2|$17,819(4163)$296,295,657
4 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅|$7,166(102)$1,479,331
5 The Great Beauty|$5,785(23)$255,164
6 The Best Man Holiday|$4,760(1717)$63,088,475
7 あなたを抱きしめる日まで|$4,402(835)$4,637,419
8 The Book Thief|$3,942(1234)$7,864,920
9 ダラス・バイヤーズクラブ|$3,617(696)$10,215,704
10 マイティ・ソー ダーク・ワールド|$3,373(3286)$186,705,086

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 クエンティン・タランティーノさんが1年程前、タクシー運転手と喧嘩したことを明かしました。女性と一緒にナイトクラブ・デートに行くためタクシーを利用したタランティーノさんですが、運転手があまりにも無礼な態度を連発するので激怒。「ここで降りる!」と下車したそうな。料金は4ドル50セント。チップをあげたくなかったタランティーノさんは5ドルを渡し、50セントのお釣りを要求。すると運転手は「彼女の顔の整形にでも使うんだな」と言ってきたとのこと。ますます怒ったタランティーノさんは運転手の顔を何発も殴ってやったそうで、しかし今度は運転手側が逆襲、タランティーノさんの乳首を噛みつきにかかった模様。乳首…何故乳首…。タランティーノさんなら顎も噛みつきやすそうな気がしますが、乳首…。ちなみにタランティーノさんは今年、他に二度喧嘩沙汰を起こし、それぞれ3万ドルを払っています。ふむ、流血覚悟でタランティーノさんと喧嘩をしてみると、結構稼げるかもしれません(嘘)。

 Box Office。『ハンガー・ゲーム2』が公開2週目にして興収2億5,000万ドルを突破、3億ドルに王手をかけています。ジェニファー・ローレンスは最近、長かったブロンドをばっさり切り、ショートカットに変身しました。なかなか似合ってるんじゃないでっしゃろか。ワタクシは最近、15年ぶりぐらいに(軽く)ツーブロックにしました。母と弟に笑われました…。

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メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー

メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー “Metallica Through the Never”

監督:ニムロッド・アーントル

出演:デイン・デハーン、ジェームズ・ヘットフィールド、
   ラーズ・ウルリッヒ、カーク・ハメット、ロバート・トゥルージロ

評価:★★★




 ビルボードのHOT100を眺めると、確かにロック勢・メタル勢の名前が全然見当たらない。集計法の影響もあるけれど、さすがに寂しい。では、ロックやメタルが死んだのかと言うと、そうでもない。コンサートに足を伸ばせば、そこにはその魂を全身に弾けさせる者たちがまだまだ生きている。『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』を打ち上げたメタリカの頼もしさは、どうだ。

 結成が1981年だというメタリカは、当然のことながら今やオッサンバンドだ。ヴォーカルとギターを担当するジェームズ・ヘットフィールドは髪やヒゲに白いものが混じり、身体にはうっすら脂肪が乗っかった。ドラムのラーズ・ウルリッヒは立派にハゲちらかしている。多分全員、加齢臭もあるだろう。けれど、カッチョイイ。無茶苦茶、カッチョイイ。

 カッチョ良さというのは、外見の洗練だけから来るのではない。その魂の磨き具合によるところも大きい。それを知っているメタリカは、オッサンになっても攻撃的な演奏を諦めない。ライヴ・パフォーマンスの激しさよ。熱狂的ファンに埋め尽くされた会場と戦っているような、セックスに興じているような、ビールをかっ喰らっているような、挑発的な音をかき鳴らして、ガンガン攻める。アリーナ中央に設置されたステージの床が次々変化。十字架や像、棺桶が出現し、ヘリコプターの音が鳴り、火柱が立ち上がる。かかってこいや!ステージセットや演出も凝っている。

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クルードさんちのはじめての冒険

クルードさんちのはじめての冒険 “The Croods”

監督:クリス・サンダース、カーク・デミッコ

声の出演:ニコラス・ケイジ、エマ・ストーン、キャサリン・キーナー、
   クロリス・リーチマン、ライアン・レイノルズ、クラーク・デューク、
   ランディ・トム、クリス・サンダース

評価:★★★




 珍しや原始時代を舞台にしたフォックス製アニメーション『クルードさんちのはじめての冒険』で心踊るのは、たっぷり登場する謎の生物たちだ。歴史に正確な世界観を創り上げようなんて考えもせず、ファンタジーの世界からやってきた生き物の楽園が広がる。フクロウとクマ。キリンとゾウ。ピラニアとインコ。コヨーテとトカゲ。カメとクジャク。ネズミとゾウ。全然違う動物をミックスして新生物を誕生させる。中でもオウムとトラをミックスした生物は終幕の活躍もあり、なかなかの印象。安易な合体には違いないものの、不思議と安いイメージとは無縁。懐かしの「ジャングル黒べえ」を思い出したりして…。

 それに較べると、人間のデザインはもう少し何とかならなかったか。別に写実的な造形になってはいない。思い切ったデフォルメだ。それにも関わらず愛敬が足りない。ヒロインのイープは横に広い楕円形の輪郭の持ち主で、ディズニー・ヒロインのメリダをブサイクにした感じ。服装も原始人なりのオシャレが見たい。表情は生き生きしているのに勿体無い。ひょっとしてこれが、原始人の答えなのか。新時代の象徴である少年はモダンなデザインになっているし…。

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テーマ : 映画感想
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サプライズ

サプライズ “You're Next”

監督:アダム・ウィンガード

出演:シャーニ・ヴィンソン、ニコラス・トゥッチ、
   ウェンディ・グレン、AJ・ボーウェン、ジョー・スワンバーグ、
   マーガレット・レイニー、エイミー・サイメッツ、タイ・ウエスト、
   バーバラ・クランプトン、ロブ・モラン

評価:★★★




 両親の結婚35周年記念で集まった家族が、手入れの行き届いていない田舎の別荘で、トラやヒツジ、キツネの動物マスクを被った三人組に襲われる。こんないたって普通の出足を見せながら、『サプライズ』はなかなかユニークな味わいを残す映画だ。

 魅力のひとつが、ホラー映画の醍醐味である殺戮劇にあることは間違いない。一人また一人と犠牲者が増えていく。参考にしたのはホラー界の大スター、ジェイソンだろうか。血がたっぷりどっぷり流れるのが特徴だ。目から耳から喉から背中から脳天から、豪快なる血の噴水。血をアクセサリーにした生存者たちも全身傷だらけ。ほとんどスプラッターのノリ。残酷さが段々可笑しくなってくるくらい。

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