ワイルド・スピード EURO MISSION

ワイルド・スピード EURO MISSION “Fast & Furious 6”

監督:ジャスティン・リン

出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、
   ジョーダナ・ブリュースター、ミシェル・ロドリゲス、
   タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、
   サン・カン、ガル・ギャドット、ルーク・エヴァンス、
   ジーナ・カラーノ、ジョン・オーティス、ジェイソン・ステイサム

評価:★★




 「ワイルド・スピード」シリーズには驚く。ヴィン・ディーゼルもポール・ウォーカーもピークはとっくに過ぎている。ディーゼルはアゴ近辺を中心に脂肪の貯蓄に忙しいし、ウォーカーは自然の流れに逆らうことなくオッサン化が止まらない。けれど、『ワイルド・スピード EURO MISSION』、気がつけばシリーズは六作目を数える。前作「MEGA MAX」(11年)など、シリーズ中最も出来映えが良いという奇跡まで起こしている。実にしぶとい。うっかり期待してしまうのだけれど…。

 最も大きなトピックは、命を落としたはずのミシェル・ロドリゲスのまさかのカムバック、そして女戦士ジーナ・カラーノの初参戦だ。ふたりが話に絡む経緯はどうでも良い。重要なのは、もちろん用意されたふたりのバトルだ。「ガールファイト」(00年)以来戦いを決してやめないロドリゲスと、「エージェント・マロリー」(11年)で鮮やかな女優デビューを決めたカラーノ。カーアクションが売りのシリーズではあるものの、ふたりのバトルは格闘技そのもの。キャットファイトなんて言葉は似つかわしくなく、ロドリゲスの拳もカラーノの蹴りも重量感たっぷりだ。男たちの肉弾戦よりもよっぽど見もの。作り手もそれを承知なのだろう。ふたりの激突を二回も取り入れている。そうこなくっちゃ。

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The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞 ノミネーション投票データ一部公開

The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞の
ノミネーションの投票データを一部公開しました。

各部門の6位~10位は以下の通りです。

詳細はOSCAR PLANETをご覧下さい。


◆作品賞
 6. リンカーン(スティーヴン・スピルバーグ監督)
 7. ゼロ・ダーク・サーティ(キャスリン・ビグロー監督)
 8. ハッシュパピー バスタブ島の少女(ベン・ザイトリン監督)
 8. インポッシブル(フアン・アントニオ・バヨナ監督)
10. テッド(セス・マクファーレン監督)

◆監督賞
 6. キャスリン・ビグロー(ゼロ・ダーク・サーティ)
 7. スティーヴン・スピルバーグ(リンカーン)
 8. ミヒャエル・ハネケ(愛、アムール)
 9. ベン・ザイトリン(ハッシュパピー バスタブ島の少女)
10. ジャック・オディアール(君と歩く世界)

◆主演男優賞
 6. マーク・ウォルバーグ(テッド)
 7. ジャン=ルイ・トランティニャン(愛、アムール)
 8. スラージ・シャルマ(ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日)
 9. ドニ・ラヴァン(ホーリー・モーターズ)
 9. マッツ・ミケルセン(偽りなき者)

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ダークスカイズ

ダークスカイズ “Dark Skies”

監督:スコット・スチュワート

出演:ケリー・ラッセル、ジョシュ・ハミルトン、ダコタ・ゴヨ、
   ケイダン・ロケット、J・K・シモンズ、L・J・ベネット、
   リッチ・ハッチマン、ミンディ・クリスト、アニー・サーマン

評価:★★




 宇宙の遥か彼方からやってきたらしいその者たちは、地球人をモルモットとして見ているらしい。ごく一般的な家族に目をつけ、実験を試みる。ヤンキー気質なのか身体に根性焼きをつけてみたり、意識を乗っ取ってお散歩したり…。『ダークスカイズ』のいちばんの売りを挙げるとするなら、地球全体ではなく、家族という非常に小さなピンポイントで襲い掛かってくるところだろう。

 その売りが極めてチープだ。宇宙人映画としては珍しい見せ方なのかもしれないけれど、悪魔や幽霊を取り上げたホラー映画においては、よくあるパターンだからだ。怪現象が起こり、家族がひとりずつ恐怖に晒され、当初はその存在を信じなかった者も認めざるを得なくなり、その道の専門家に助言を求める。怪現象の真相を突き止めるべくキッチンや寝室にビデオカメラを設置するのは、「パラノーマル・アクティビティ」(07年)そのまんまで苦笑い。

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モンスターズ・ユニバーシティ

モンスターズ・ユニバーシティ “Monsters University”

監督:ダン・スキャンロン

声の出演:ビリー・クリスタル、ジョン・グッドマン、スティーヴ・ブシェーミ、
   ヘレン・ミレン、アルフレッド・モリーナ、デイヴ・フォーリー、
   ショーン・P・ヘイズ、ジョエル・マーレイ、ピーター・ソーン、
   チャーリー・デイ、ネイサン・フィリオン、ボビー・モナハン、
   ジュリア・スウィーニー、オーブリー・プラザ、タイラー・ラビーン、
   ジョン・クラシンスキー、ボニー・ハント、ベス・ベアーズ、
   ジョン・ラッツェンバーガー、フランク・オズ

評価:★★★




 ピクサーが生んだ傑作二人組と言ったら、どのコンビを挙げるべきか。「トイ・ストーリー」(95年)のウッディとバズを挙げるのもありだろうけれど、その掛け合いを見れば「モンスターズ・インク」(01年)のマイクとサリーこそ本命だろう。ふたりはチームを組んで、人間の子どもたちの悲鳴を集めるプロフェッショナルだ。『モンスターズ・ユニバーシティ』はその大学時代の物語。ふたりに再会できる。

 …と手放しで喜ぶ気分になれないのは、このところピクサー神話に翳りが見受けられるから。続編の連発はオリジナリティの欠如に繋がる。設定が面白くてもそこから膨らむ想像力に限界を感じさせる。この映画でもマイクとサリーの通った大学を登場させたは良いけれど、その風景に身を乗り出すようなイマジネーションは見当たらない。可愛らしいモンスターをたっぷり見せることには懸命だけれど、美術や授業内容といった、いくらでも凝れそうなところは平凡に近い。

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The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞 ノミネーション発表

The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞の
ノミネーションを発表しました。以下の通りです。


◆作品賞
 愛、アムール(ミヒャエル・ハネケ監督)
 ジャンゴ 繋がれざる者(クエンティン・タランティーノ監督)
 ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(アン・リー監督)
 ザ・マスター(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
 世界にひとつのプレイブック(デヴィッド・O・ラッセル監督)

◆監督賞
 ポール・トーマス・アンダーソン(ザ・マスター)
 アン・リー(ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日)
 セス・マクファーレン(テッド)
 デヴィッド・O・ラッセル(世界にひとつのプレイブック)
 クエンティン・タランティーノ(ジャンゴ 繋がれざる者)

◆主演男優賞
 ブラッドリー・クーパー(世界にひとつのプレイブック)
 ダニエル・デイ=ルイス(リンカーン)
 ジョセフ・ゴードン=レヴィット(LOOPER ルーパー)
 ホアキン・フェニックス(ザ・マスター)
 デンゼル・ワシントン(フライト)

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July 19 - 21 weekend, 2013

July 19 - 21 weekend, 2013

1 Fruitvale Station|$21,750(34)$1,331,697
2 死霊館|$14,418(2903)$41,855,326
3 The Way, Way Back|$7,239(304)$4,592,892
4 怪盗グルーのミニオン危機一発|$6,520(3820)$276,006,395
5 偽りなき者|$6,290(9)$123,937
6 REDリターンズ|$5,984(3016)$18,048,422
7 Grown Ups 2|$5,692(3491)$79,388,026
8 Turbo|$5,600(3806)$31,015,384
9 パシフィック・リム|$4,871(3285)$68,282,523
10 ゴースト・エージェント R.I.P.D.|$4,450(2852)$12,691,415

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ジュリア・ロバーツさんの姪として知られるエマ・ロバーツさんが逮捕されました。容疑はなんとDV。ロバーツさんは滞在中のカナダのホテルで、恋人のエヴァン・ピーターズさんと大喧嘩。言い争う声を聞いた人が通報して警官が駆けつけたところ、ピーターズさんには噛みつかれた跡があり、鼻血ブー状態でもあったそうです。ピーターズさんがロバーツさんを告訴しなかったため、ロバーツさんは数時間で釈放されたそうですが、いやー、相当血の気の多いカップルのようで…。こういうとき血だらけになってたのがロバーツさんだった場合、もっと大騒ぎになると思うのですが、男は辛いね。ちゅーか、どんな喧嘩だったのか見てみたかったわー。って、違うか。暴力、ダメよ。

 Box Office。公開3週目の『怪盗グルーのミニオン危機一発』が興収2億5,000万ドルを超えました。一作目を観たとき、そう言えば劇場でミニオンのシールを貰ったなぁ。手帳に貼ったっけ…。おかげで人には見せられない手帳になりましたわさ。いや、シールがなくても人には見せませんが…。

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アンコール!!

アンコール!! “Unfinished Song”

監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムス

出演:テレンス・スタンプ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、
   ジェマ・アータートン、クリストファー・エクルストン、
   オーラ・ヒル、アン・リード、ジャメイン・ハンター、
   カリータ・レインフォード、ラム・ジョン・ホルダー

評価:★★★




 これは狡いだろう。思わず口に出てしまうのは、テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレーヴが歌を披露するからだ。レッドグレーヴはともかく、歌なんか軟弱だとでも言いそうな強面のスタンプが、その通りのキャラクターで歌い上げる。ただそれだけで、涙腺ど真ん中直撃だ。歌う楽曲が、例えば「たんたんたぬきの」だった場合でも泣ける気がする。

 この『アンコール!!』、実のところ、その上作りがまたベタ。合唱コンクール出場を目指す年金暮らしの老人たちの姿を通して、生きる素晴らしさを謳い上げる。「何のために歌うのか」なんて問い掛けも、「皆の表情に答えがあるわ」というセリフまで用意して抜かりがない。「glee/グリー」(09年~)の影響か、楽曲がヒット曲ばかりというのもポイントを押さえている。そして、さあ、後はあなたが感動するだけですよ、涙を流すだけですよ、と語り掛ける。こういう泣かせ映画は敬遠したくなるものだ。

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彼女はパートタイムトラベラー

彼女はパートタイムトラベラー “Safety Not Guaranteed”

監督:コリン・トレヴォロウ

出演:オーブリー・プラザ、マーク・デュプラス、ジェイク・ジョンソン、
   カラン・ソニ、ジェニカ・バージェレ、クリステン・ベル、
   ジェフ・ガーリン、メアリー・リン・ライスカブ

評価:★★★




 ヒロインを演じるオーブリー・プラザは、所謂美人ではない。膨らんだ頬はもう少しでおたふく顔に突入しそうだし、顔のパーツの主張が妙に強いのも違う気がする。とりわけ目の力が強力だ。スーザン・サランドンと張り合うことが可能な大きさの上、怖ろしく据わった三白眼なのが迫力があるというか怖いというか。当然始めはギョッとする。少々引いて見てしまう。けれど気がつけば、あぁ、可愛らしくも見えてくるのが『彼女はパートタイムトラベラー』の底力だ。

 プラザに相応しい役柄が用意される。甘ったるさを排除した女で、人生に期待は抱いていない。希望も持っていない。父親に処女であることを見破られてしまうような女だ。戻れるならば過去のいつを選ぶか話題になったとき、「人が殺し合いをしていたアステカ時代」だと平然と応える。「妖精やドラゴンを見たくない?」なんて続けもする。要するに辛辣な性格。でも、それを可笑しく見せるのがプラザの偉いところ。

 プラザが恋に落ちる相手が…これがまたかなりキテいる。「一緒に過去に戻ろう」という新聞広告を出す中年男で、どうやら彼はタイムマシンを作り、一緒に過去に戻る同行者を探しているらしい。果たして彼は頭が狂っているのか、それとも本当に時間旅行ができるのか。マーク・デュプラスがいかがわしさを湛えながら、でも純粋さを忍ばせる好演を見せる。プラザの強烈な存在感にも呑まれていない。

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コン・ティキ

コン・ティキ “Kon-Tiki”

監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ

出演:ポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン、
  アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ヤーコプ・オフテブロ、
  トビアス・ザンテルマン、オッド=マグヌス・ウィリアムソン、
  グスタフ・スカルスガルド、アグネス・キッテルセン

評価:★★★★




 空の青と海の青が溶け合う大海原に、これぞ筏(いかだ)だと叫びたくなるそれがぽつんと浮かんでいる画に惚れる。麻で縛り上げられた丸太。大きく広がる白い帆。後方部には雨除けにも寝座にもなる小屋が見える。信念を抱きながら大自然に挑む男たち。トロピカルカラーのオウムや、こっそり乗り込んでいる小さなカニも可愛らしい。

 ペルーからポリネシアへ。8,000キロを筏で渡るという大冒険は、どうしても「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(12年)を連想するのだけれど、『コン・ティキ』にはファンタジーが入り込む余地はない。何しろノルウェーの人類学者であるトール・ヘイエルダールの実話を基にしている。知恵と体力と精神力だけを武器に、男たちがロマンを運ぶ。

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The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞 ノミネーション投票受付終了

The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞の
ノミネーション投票の受付は本日7月20日までになります。

投票して下さった皆様、どうもありがとうございました。

まだ投票をされていない皆様、この機会を逃さずに是非。

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スプリング・ブレイカーズ

スプリング・ブレイカーズ “Spring Breakers”

監督:ハーモニー・コリン

出演:ジェームズ・フランコ、ヴァネッサ・ハジェンズ、セレーナ・ゴメス、
   アシュレイ・ベンソン、レイチェル・コリン、グッチ・メイン

評価:★★★★




 春休みのフロリダのビーチ、音楽とダンスと裸に熱狂する若者たちに向かって、DJのジェームズ・フランコが言い放つ。「ビキニとケツこそが人生だ!(Bikinis and Big Booties, y'all, that's what life is about!)」。『スプリング・ブレイカーズ』はこのセリフを映像化した映画だ。バカバカしく聞こえるそれを大真面目に描き出し、なおかつ成功させてしまったのが、何だかスゴイゾ。

 何と言っても、ヴィジュアルの面白さ。「スプリング・ブレイク」という言葉を呪文に、女の尻とそれに覆い被さるビキニをしつこく映し出す。原色を微妙に外し、しかしキツメの色を恐れることなく並べながら…。いずれのビキニも身体に食い込んでいるのが偉い。そう、若い身体というものは、肉が余り気味になるものだ。特に腹から尻にかけてのそれをじっくり撮っている。撮って、撮って、撮り続け、強引にも詩情を捻り出すのに笑う。

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July 12 - 14 weekend, 2013

July 12 - 14 weekend, 2013

1 Fruitvale Station|$55,184(7)$386,291
2 The Way, Way Back|$14,201(79)$1,866,336
3 Crystal Fairy|$12,526(2)$25,052
4 Grown Ups 2|$11,890(3491)$41,508,572
5 パシフィック・リム|$11,385(3275)$37,285,325

6 怪盗グルーのミニオン危機一発|$10,965(4003)$228,376,775
7 偽りなき者|$10,761(4)$43,045
8 Still Mine|$4,980(4)$19,920

9 I'm So Excited!|$4,792(22)$469,570
10 The Heat|$4,476(3128)$112,365,557

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 オーランド・ブルームさんがニューヨーク市内を疾走しているところを写真に撮られました。ジョギングをしていたのではなく、愛息フリンくんと愛犬シディくんの散歩を同時にこなしていたそうで、なるほどブルームさんもフリンくんもシディくんも皆笑顔。楽しそうで何よりです。注目すべきはコーディネート。タンクトップ、ハーフパンツ、スニーカーが全て黒。愛犬も黒。ベビーカーも黒(紺?)。つまり全部黒!それなのに暑苦しくないところが、スターらしいと言えましょう。横に涼しげなミランダ・カーさんがいると完璧だったのですが…。

 Box Office。公開2週目の『怪盗グルーのミニオン危機一発』が興収2億ドルを、3週目の『The Heat』が1億ドルを超えました。『怪盗グルー』はスティーヴ・カレルが主人公の声を担当していますが、日本では今回も笑福亭鶴瓶が吹き替えるようです。いや、師匠は良い演技をする人だとは思うのですが、あの声はインパクトがあり過ぎて、観ている間中、どうしてもあの目とM字が浮かんで来るんだよなー。

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ハングオーバー!!! 最後の反省会

ハングオーバー!!! 最後の反省会 “The Hangover Part III”

監督:トッド・フィリップス

出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、
   ジャスティン・バーサ、ケン・チョン、ジョン・グッドマン、
   ヘザー・グラハム、ジェフリー・タンバー、メリッサ・マッカーシー、
   マイク・エップス、サーシャ・バレス、ジェイミー・チャン

評価:★★




 息子の暴走に呆れ過ぎて死んでしまった父親の葬儀で、アラン(ザック・ガリフィアナキス)が無駄に高く美しい歌声を響かせる場面。アランが質屋のデブ女(メリッサ・マッカーシー)と目が合った瞬間、電撃的に恋に落ちる場面。以上二点が『ハングオーバー!!! 最後の反省会』で大笑いできるポイントだ。残りの場面の停滞感にギョッとする。これは本当に「ハングオーバー」シリーズなのか。

 確かに二作目(11年)は一作目(09年)の焼き直しだった。舞台をタイに移して同じことを繰り返した怠慢映画だった。作り手も反省したのかもしれない。今回は思い切り舵を切る。前二作とは明らかに異なる海に挑む。その勇気は立派だけれど、破天荒コメディがダーク・コメディに姿を変え、アクション・コメディへと突っ走り、終いにはサスペンスにまで突き進むとは…。常にシリアスな空気につきまとわれ、笑いたくても笑えない窮屈な穴にまで落ちていく。このシリーズにそれを求めている人は、どれだけいるだろう。

 シリーズの原動力になっていたのは、どこに向かうのか、いつ爆発するのか分からない喜劇のエネルギーだった。無意味にハンサムなブラッドリー・クーパー、生真面目さが頓珍漢なエド・ヘルムズ、言動が全て混乱に結びつくガリフィアナキス。三人のバランスが絶妙で、どんな事態に出くわしても意表を突いた笑いを弾けさせるところに快感があったのだ。それをほとんど放棄している。話に筋を作り、サスペンスを盛り上げることに必死になるあまり、クーパーは話の進行役に終わり、ヘルムズはいてもいなくても問題なし、ガリフィアナキスだけがいつものように大騒ぎして浮き上がるという落ち着かない気分が前面に出る。

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パパの木

パパの木 “The Tree”

監督:ジュリー・ベルトゥチェリ

出演:シャルロット・ゲンズブール、マートン・ソーカス、
   モルガナ・デイヴィス、クリスチャン・ベイヤース、トム・ラッセル、
   ゲイブリエル・ゴッティング、エイデン・ヤング

評価:★★




 その大木はオーストラリア・ゴムの木だという。隣に人間が移り住むよりも遥か昔から生きてきただろうその木は、佇まいだけで観る者の心を掴むダイナミズムを湛えている。大地に力強く張る根っこ。複雑に伸び、絡まり合う枝。そこに生い茂る鮮やかな緑…。

 『パパの木』の主人公家族は、一家の大黒柱である父を突然亡くして途方に暮れる。とりわけ母の哀しみは深く、生活は荒れ果てる。家具も食器も散乱し、日々の食事でさえまともではない。そんなとき彼らは大木の中に、父の魂を見る。7歳の長女は木と会話し、それに誘われて母も木に安らぎを見出す。オーストラリアならではの空と続いた広大な土地が、説得力を与えている。本当に精霊が降りてきそうな懐の深さを感じさせる。

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殺しのナンバー

殺しのナンバー “The Numbers Station”

監督:カスパー・バーフォード

出演:ジョン・キューザック、マリン・アッカーマン、リアム・カニンガム、
   リチャード・ブレイク、ブライアン・ディック、ルーシー・グリフィス、
   ジョーイ・アンサー、ハンナ・マリー

評価:★★




 オープニング場面。車の中で男がふたり、他愛ない会話をしている。不規則に並ぶ数字を元にメモを取る。数分後、ひとりがバーの中に入り、マスターと言葉を交わす。マスターは男に身の上話を打ち明ける。男はそれを聞き終わった後、用意していた銃でマスターを撃ち殺す。バーからひとりが逃走し、家に逃げ込む。男はそこに押し入り、無情に息の根を止める。それを目撃した娘と思しき女をしかし、男は殺せない。

 タバコの煙、グラスに入った酒、綿菓子のような雪、トレンチコート、銃弾…『殺しのナンバー』は、この場面だけでもカッコつけアイテムが勢揃い。照明も撮影も男の非情さを意識した匂いぷんぷんだ。ここに女子どもに対しては非情になりきれない人間らしさが加わることで、いよいよその美学は完成されるのだけれど、甘い。こういう甘ったるさは物語を安くすることしかしない。間違ったロマンティシズムだ。

 女は結局、男の同僚に殺されるのだけど、実はこれが物語の軸のひとつの装飾になっている。CIA捜査官の彼は英国の新しい任務地で、再び若い女を殺さなければならない状況に追い込まれる。今度はどうか、というわけだ。けれど、どうせまた殺せないだろうことは見え見えだ。物語を考えても、ジョン・キューザックが男を演じていることを考えても…。

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アフター・アース

アフター・アース “After Earth”

監督:M・ナイト・シャマラン

出演:ジェイデン・スミス、ウィル・スミス、ソフィー・オコネドー、
   ゾーイ・クラヴィッツ、リンカーン・ルイス、サッシャ・ダーワン、
   クリス・ギア、イザベル・ファーマン、クリストファー・ヒヴュ、
   デヴィッド・デンマン、ダレル・フォスター

評価:★




 どうして恐竜の一匹や二匹、登場させなかったのだろう。『アフター・アース』のことだ。舞台は人間が宇宙で暮らす未来の地球だ。環境破壊の進んだ地球は人間に対して攻撃を始め、人間は別の惑星で生きるしかなくなったのだという。その地球に主人公父子が墜落する。果たして地球は原始の世界に生まれ変わっていた。でもだからって、鬱蒼と生い茂る木々ぐらいしか風景が出てこないとはこれいかに。生物はというとサル、トラ、イノシシ、ヘビ、ワシといった動物の大型タイプで、それがちょこちょこと襲い掛かり、寒暖差が激しいことぐらいしか、危険なことはないのだ。これならちょいと工夫すれば、地球に住めるんじゃないか?

 生温い「敵」の数々に立ち向かうのはジェイデン・スミスだ。「ベスト・キッド」(10年)から3年、随分大きくなったけれど、生意気さを微笑ましく見ていられたあの頃と違い、苛立ちを誘うばかりだ。偉大なる父を持つ彼は必死に一人前になろうとするものの、窮地になると泣きべそをかき、的確な指示が出ても我を忘れて暴走し、自ら事態をややこしくしている。その彼が成長するストーリーだと承知はできても、普段はイッチョ前に偉そうなことばかり言うから、寛容は消え失せる。

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ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて

ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて “Crime d'amour”

監督:アラン・コルノー

出演:リュディヴィーヌ・サニエ、クリスティン・スコット=トーマス、
   パトリック・ミル、ギョーム・マルケ、ジェラール・ラロシュ、
   ジュリアン・ロシュフォール、オリヴィエ・ラブルダン、マリー・ギラール

評価:★★★




 女の人間関係がさらりと描かれることは稀だ。単純な男たちとは違い、女たちは笑顔の裏に別の表情を隠している。『ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて』のフランス女ふたりは、上司と部下という間柄だ。上司は仕事のできる部下を可愛がり、部下は上司を信頼してプロジェクトを次々成功に導く。一見理想の人間関係。しかし、事件は平然と起こる。

 部下が上司の男とベッドを共にしたことで、上司が部下に陰湿な嫌がらせを始めるのだ。仕事の上でも恋愛の上でも…。表面上は何も変わらない。しかし、その笑みの裏側では部下への複雑な想いが渦巻いている。部下は気にしないふりをしながら、それでも悔しさにむせび泣く。ここに見えるのは嫉妬やプライドであり、女が男と同じように持っている上昇志向だ。女の思考や生態を観察していくところに、面白さがある。

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July 5 - 7 weekend, 2013

July 5 - 7 weekend, 2013

1 The Way, Way Back|$29,094(19)$552,788
2 怪盗グルーのミニオン危機一発|$20,895(3997)$143,074,960

3 Museum Hours|$10,427(3)$83,725
4 I'm So Excited!|$8,853(16)$304,127
5 The Heat|$7,778(3184)$86,259,195
6 ローン・レンジャー|$7,482(3904)$48,715,010
7 ワールド・ウォーZ|$5,552(3316)$158,989,638
8 モンスターズ・ユニバーシティ|$5,273(3739)$216,253,979
9 ホワイトハウス・ダウン|$4,183(3222)$50,485,249
10 マン・オブ・スティール|$3,929(2905)$271,188,450

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 アメリカのショービズ界のお騒がせツートップと言えば、リンジー・ローハンさんとアマンダ・バインズさんですが、彼女たちにヘレン・ミレンさんが苦言を呈しました。ミレンさんは20代を「人生で最も難しい時期」だと話しながら、暴走する若手スターたちに向かって「調子に乗るんじゃないわよ!(Don't be up your own bum!)」と一喝。以前は自分もコカイン中毒だったことを認めているミレンさん。今では映画界のクイーン。あぁ、なんてカッチョイイのでしょう。正論語るだけでやたら得意気な、どこかの国の三流ご意見番タレントとは違うわー。

 Box Office。公開3週目の『ワールド・ウォーZ』が興収1億5,000万ドルを、4週目の『マン・オブ・スティール』が2億5,000万ドルを超えました。スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルには恋人の存在が発覚。ケイリー・クオコだそうです。なかなか地味なところに行きましたね。もうちょっと大物狙いでも良いと思うのですけど。

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ファインド・アウト

ファインド・アウト “Gone”

監督:エイトール・ダリア

出演:アマンダ・セイフライド、ウェス・ベントレー、ダニエル・サンジャタ、
   キャサリン・メーニッヒ、セバスチャン・スタン、マイケル・パレ、
   ジェニファー・カーペンター、エミリー・ウィッカーシャム

評価:★★




 一年前、誘拐・監禁現場から逃げ出した女が主人公。今度はその妹が、パジャマを着たまま忽然と姿を消す。主人公は犯人が戻ってきたことを直感し、妹の救出に奔走する。大変分かりやすい緊迫した状態。サスペンス要素はたっぷり。それにも関わらず、妙に呑気な気分。犯人探しよりも、その原因の方が気になって気になって…。

 妹をさらったのは誰なのか。彼女は助かるだろうか。主人公の精神状態は正常なのか。物語を引っ張る軸は非常にシンプルで、それを贅沢に装飾すれば良いのに、作り手の興味は明らかに別のところにある。警察批判だ。映画を観ていると、警察の無能ぶりに苛立ちを誘われることは少なくないけれど、そういうレヴェルではない。主人公の訴えを妄想だと片づけ、そればかりか彼女を精神異常者として追い掛ける。それを強調することに賭けた編集で、中盤など警察と主人公の不毛な追いかけっこが見せ場になっている。アメリカに限らず、警察が動かなかったことで事件が防げなかった事件は多いだろう。一向に改善されない現状への警告が煩い。いや、ホント、真面目に警察批判。脚本家よ、現実社会で何かあったのか。

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ハード・ラッシュ

ハード・ラッシュ “Contraband”

監督:バルタザール・コルマウクル

出演:マーク・ウォルバーグ、ケイト・ベッキンセール、ベン・フォスター、
   ジョヴァンニ・リビージ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、
   J・K・シモンズ、ルーカス・ハース、ディエゴ・ルナ、
   デヴィッド・オハラ、ウィリアム・ラッキング、
   オラフル・ダッリ・オラフソン、コナー・ヒル、ロバート・ウォルバーグ、
   ジャクリーヌ・フレミング、ブライス・マクダニエル

評価:★★★




 おそらく二十歳前後だろう。町の密売人と組んだ青年が、コカインの密輸に失敗する。当然のように密売人に脅される。共犯の友人は殺される。70万ドルの弁償を要求される。そのピンチを救うのが、姉のダンナである主人公だ。男はパナマからニセ札の密輸に挑む。果たして計画は成功するだろうか。

 …というプロットはもろB級映画だ。思うにB級映画で最も大切なのはまず、作り手がB級であることを自覚しているか否かだ。思い切り背伸びしたところで、B級がA級になることはない。それが哀しいところであり、可愛らしいところでもある。賢い作家は無理に気取ることなく、B級ならではの愛敬で勝負する。B級を狙い過ぎると、ただ下品になるだけなのも知っている。『ハード・ラッシュ』は所々で脱線事故を起こしながら、それでも何とか愉快なB級に踏み止まる。

 作り手のB級映画への理解は配役から分かる。マーク・ウォルバーグは不思議な男で、一流の大作にもB級の小品にも難なくハマる。ミュージシャン出身という経歴が影響しているのだろうか、リズミカルな筋肉が意外なほど器用さを見せる。ウォルバーグが演じるのは元最強の運び屋で、今は防犯警備会社で働いている。スーツがまるで似合わないことを自覚したウォルバーグは、Tシャツとジーンズというシンプル過ぎるスタイルで勝負。小回りを効かせながら、テンポ良くアクションに突き進む。脇を固めるキャストもクセモノで固められているのが嬉しい。

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インポッシブル

インポッシブル “The Impossible”

監督:フアン・アントニオ・バヨナ

出演:ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー、ジェラルディン・チャップリン、
   トム・ホランド、サミュエル・ジョスリン、オークリー・ペンダーガスト

評価:★★★




 覚悟はしていたものの、津波が押し寄せる冒頭を皮切りに、辛い場面が続く。被災者でもないのに、まるでそこに放り込まれたかのような錯覚に陥る。2004年12月26日、タイのカオラック。地鳴りが聞こえた方向に顔を向けると、アッという間に襲い来る濁流。椰子の木も車も家屋も迷いなく押し潰していく。自然の脅威を目の前にした人間にできることは何もない。流れに呑まれたら最後、漂流物に衝突し、地面に叩きつけられ、水の上に這い出ることさえ難しい。視覚効果が創り出した津波の生々しいこと!

 …と言っても『インポッシブル』は、津波に襲われて逃げ惑う人々を描いたパニック映画なんかではない。津波に何もかもを奪われるという絶望下に咲いた小さな花を掬い上げた映画だ。それでも人は生き続ける。重要なのは作り手が、本当の現場にはもっと悲惨な風景が広がっているということを承知しているということだ。その上でフアン・アントニオ・バヨナ監督は、人間の可能性や力強さを讃えている。現実より甘いなどという批判は貧しい物の見方だ。

 したがって、ここには善人しか出てこない。荒野と化したビーチタウンは本来なら泥棒で溢れてもおかしくないだろうし、自分を最優先にしか考えない利己的な者だって少なくないだろう。生き延びるためには他人の命を犠牲にすることも厭わないかもしれない。そういった人間のマイナス部分は意識的に排除されている。ここで描かれるのは奇麗事かもしれないと認めつつ、それでも生きることを選ぶ人々の頼もしさだ。それを信じたい。物語に祈りの精神が流れている。離れ離れになった五人家族の物語でありながら、彼らの物語は彼らだけのものではない。

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華麗なるギャツビー

華麗なるギャツビー “The Great Gatsby”

監督:バズ・ラーマン

出演:レオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン、トビー・マグワイア、
   ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、エリザベス・デビッキ、
   ジェイソン・クラーク、アミターブ・バッチャン、アデレイド・クレメンス、
   マックス・カレン、カラン・マッコーリフ、ケイト・マルヴァニー

評価:★★




 ベースにあるのはF・スコット・フィッツジェラルドによる同タイトルの小説『華麗なるギャツビー』だから、もちろん衣装や美術が見所になる。舞台は1922年のロングアイランド。夜な夜な開かれる、ほとんど城と呼んで差し支えないジェイ・ギャツビー宅の狂乱のパーティを中心に、当時のファッションやインテリア、建築物が己を主張する。黄色の高級車。専用ビーチ。巨大プール。吹き抜けの舞踏会場。様々な色が咲き乱れ、アルコールが落とされ、ラメが飛び散り、人々は踊り狂い、そして何故か流れる音楽はヒップホップ。いかにもバズ・ラーマンらしい。

 とりわけキャリー・マリガン、エリザベス・デビッキら女優陣のフラッパーガール風の佇まいが良い。サイドをカールさせたお馴染みの髪型とヘアバンドの合わせ方に技あり一本。女たちのカクテルドレスやイヴニングドレスはミュウ・ミュウやプラダ、男たちのファッションはブルックス・ブラザーズが手掛けているという。ジュエリーやインテリア・小物がティファニーで統一されているのも抜かりなし。

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晴れ、ときどきリリー

晴れ、ときどきリリー “Pieds nus sur les limaces”

監督:ファビアンヌ・ベルトー

出演:ダイアン・クルーガー、リュディヴィーヌ・サニエ、ドゥニ・メノーシェ、
   ブリジット・カティヨン、ジャック・スピエセル、アンヌ・ブノワ、
   ジャン=ピエール・マルタンス、マティアス・メルー、レダ・カテブ

評価:★★




 まず、リュディヴィーヌ・サニエの身体つきに目が行く。子どもにしか見えないからだ。太腿からふくらはぎにかけての肉つき。マニキュアが無造作に塗られた指のぷくぷく。サニエが演じるのは少女の心のまま大人になったリリー。ここに無防備な所作が入ることで、リリーは完成される。外見からの創り込みが成功している。

 知的障害のあるリリーは周囲に迷惑をかける。世話をしてくれていた母が死に、遺された肉親は都会で弁護士として働く姉のクララしかいない。クララは辛抱強くリリーと向き合うものの、苛立ちを隠せない。けれど、リリーの無垢な部分にも触れる。根の純情な部分を見つめる。これが姉妹の絆の再生に繋がっていくのは予想通り。

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June 28 - 30 weekend, 2013

June 28 - 30 weekend, 2013

1 I'm So Excited!|$19,466(5)$97,328
2 Museum Hours|$14,700(2)$29,400
3 The Heat|$12,296(3181)$39,115,043

4 モンスターズ・ユニバーシティ|$11,391(4004)$170,433,193
5 ワールド・ウォーZ|$8,255(3607)$123,696,919
6 ホワイトハウス・ダウン|$7,713(3222)$24,852,258
7 マン・オブ・スティール|$5,020(4131)$248,577,596
8 アンコール!!|$4,856(19)$131,823
9 The Attack|$3,791(36)$178,854
10 Lost and Found in Armenia|$3,349(2)$117,191

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ジョニー・デップさんとヴァネッサ・パラディさんの間に生まれたリリー・ローズちゃんはジャスティン・ビーバーさんへの興味がなくなってしまったそうです。ちょっと前まではビーバーさんのコンサートに行き、父ちゃんのコネを使って楽屋にまで押しかけていたほどだったのに、あぁ、ティーンエイジャーの心の移り変わりはなんと速いのでしょう。そんなリリー・ローズちゃんの最近のお気に入りはワン・ダイレクションだそうで、昨年11月には父ちゃんが彼らを自宅に呼んで、セッションまでしたのだとか。リリー・ローズちゃん、幸せ過ぎ。デップさんの親バカっぷりも、すげぇ。見方を変えれば、嫌われまいと必死過ぎ!

 Box Office。公開2週目の『モンスターズ・ユニバーシティ』が興収1億5,000万ドルを、同じく2週目の『ワールド・ウォーZ』と5週目の『グランド・イリュージョン』が1億ドルを超えました。ジェシー・アイゼンバーグは全然浮いた話が出てこないなぁ。そろそろあってもおかしくないと思うんですが…。「ローマでアモーレ」(11年)で共演したエレン・ペイジなんて合っていると思いますが、ペイジはアレクサンダー・スカルスガルドと怪しいみたいだしなぁ。

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セレステ∞ジェシー

セレステ∞ジェシー “Celeste & Jesse Forever”

監督:リー・トランド・クリーガー

出演:ラシダ・ジョーンズ、アンディ・サムバーグ、クリス・メッシーナ、
   アリ・グレイナー、エリック・クリスチャン・オルセン、
   レベッカ・デイアン、ウィル・マコーマック、
   イライジャ・ウッド、エマ・ロバーツ、クリス・パイン

評価:★




 得意料理を聞かれると肉じゃがと答える女。女友達より男友達の方が多いと笑いながら嘆く女。街中で子どもを見かける度に「可愛い」を連発する女。西野なんちゃらが書くオママゴト的詩が自分を代弁していると信じて疑わない女。世の中には気をつけなければならない女は多いけれど、『セレステ∞ジェシー』のヒロインもその中のひとりに数えて良い。

 セレステとジェシーは結婚して6年になる友達延長カップル。しかし、女はいつまで経ってもうだつが上がらない男に見切りをつける。ここまでは良い。ところがこのふたり、別れることを決めても親友であることには変わらないと、隣に住むわ、ベタベタをやめないわ、些細なことで相手の元に駆けつけるわ…。女は男のいちばんの理解者は自分だと信じて疑わず、そしてそんな自分はイイオンナだと本能的に思い込んでいる。打算的であることを賢いことだと勘違いしている面倒臭い女というだけなのに…。

 だからこの女が男に新しい恋人と赤ん坊ができたことで焦りを感じたところで、特に思うことはないのだけれど、どうやらこの映画、「やっぱりあなたが好き」と気づいた女の姿を映し出すことで、「男に未練がある女の思考・言動の考察」ストーリーとして見せたいようなのだ。あなたにもヒロインと同じようなところがあるでしょう?似たようなことを経験したんじゃない?共感を誘おうとするのが煩くて煩くて…。

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ローマでアモーレ

ローマでアモーレ “To Rome with Love”

監督・出演:ウッディ・アレン

出演:アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルス、
   ジュディ・デイヴィス、ジェシー・アイゼンバーグ、グレタ・ゲルウィグ、
   エレン・ペイジ、アントニオ・アルバネーゼ、ファビオ・アルミリアート、
   アレッサンドラ・マストロナルディ、オルネラ・ムーティ、
   アリソン・ピル、フラヴィオ・パレンティ、
   リッカルド・スカマルチョ、アレッサンドロ・ティベリ

評価:★★★




 ヨーロッパで映画を撮るのがすっかり当たり前になったウッディ・アレン。もしかしてルーレットで場所を選んでいるのか。英国、スペイン、フランスを経て、今度はイタリアと来た。『ローマでアモーレ』というタイトル通り、ローマを舞台に愛を語る。それも四つの物語を用意。6年ぶりに役者として顔まで見せる大サーヴィス。

 舞台となる都市への愛情と敬意が溢れ出るのはいつものことだけれど、今回はやけにそれが色濃い。ミケランジェロ・ブオナローティによるカンピドリオ広場。何度も映画で取り上げられているトレヴィの泉。散策スポットとして知られるトラステヴェレ地区。歴史を感じずにはいられないクインティーリ荘。ローマ人の憩いの場らしいボルゲーゼ公園。船の噴水がシンボルになったスペイン広場。…そのまま観光ガイドになりそうな名所が次々登場。そこにオペラまで加わるのだから、どうだマイッたか!

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The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞 ノミネーション投票受付スタート

The 21st Planet Movie Awards/第21回プラネット映画賞の
ノミネーション投票の受付がスタートしました。

作品賞、監督賞、主演男女優賞、助演男女優賞の全6部門。
各部門5名(5作品)を選んで投票して下さい。
思いつかない場合は、無理に選ぶ必要はありません。

ノミネーション投票の受付期間は、「2013年7月1日~20日」になります。
お時間があるときにどうぞ。

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