February 22 - 24 weekend, 2013

February 22 - 24 weekend, 2013

1 NO|$11,625(6)$182,034
2 Snitch|$5,244(2511)$13,167,607
3 Identity Thief|$4,350(3222)$93,619,615
4 Dark Skies|$3,540(2313)$8,189,166
5 Safe Haven|$3,244(3223)$47,916,357
6 Escape From Planet Earth|$3,186(3353)$34,812,699
7 カルテット! 人生のオペラハウス|$3,163(356)$8,844,950
8 ハッシュパピー バスタブ島の少女|$2,926(73)$12,572,085
9 ダイ・ハード ラスト・デイ|$2,860(3555)$51,967,897
10 世界にひとつのプレイブック|$2,858(2012)$107,176,012

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 デヴィッド・ベッカムさんとヴィクトリア・ベッカムさんが、息子クルーズくんの8歳の誕生日にロンドンの映画館を貸し切りにしてパーティを開いたそうです。パーティ前には公園でサッカーをし、その後映画館内のレストランで食事。食べ終わってから映画を観たんだとか。8歳かー、その頃って遊園地とかテーマパークの方が楽しいんじゃ…と突っ込みつつ、家族仲が良くて何よりであります。…で、映画館の貸し切りっていくらぐらいなんでっしゃろ。そういうことをしようという発想がないからなぁ。貧乏は嫌じゃー。

 Box Office。公開15週目の『世界にひとつのプレイブック』が興収1億ドルを超えました。ジェニファー・ローレンスは…実は出てきた頃はほっぺがアンパンマンみたい…と笑っていたのですが、いやー、本当にすみません。こんなに良い女優だったとは…。個人的に十数年に一人の大器だと思っております…。祝、オスカー獲得。

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ゴーストライダー2

ゴーストライダー2 “Ghost Rider: Spirit of Vengeance”

監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー

出演:ニコラス・ケイジ、イドリス・エルバ、ヴィオランテ・プラシド、
   シアラン・ハインズ、クリストファー・ランバート、
   ジョニー・ホイットワース、ファーアス・リオーダン

評価:★★




 一作目(07年)を観たときは気づかなかった。ゴーストライダーはハルクに似ている。主人公の中には自分とは別人格の復讐の精霊が潜んでいる。それは主人公の意思とは関係なく、突然顔を出し、当然のように暴れ出す。容姿も恵まれていない。ハルクが緑の怪物なら、ゴーストライダーは髑髏頭のバイク乗りだ。

 ゴーストライダーのいちばんのポイントは、演じるのがニコラス・ケイジだという点だ。どうやら一作目は髑髏姿に変身してからはスタントマンが起用されたらしいのだけど、『ゴーストライダー2』ではケイジ本人が演じているとのこと。なるほど身体つきに見覚えが!?当然マヌケ度は上昇する。

 ゴーストライダーのスタイルが珍妙で嬉しくなる。革ジャンに革パンツといういかにも「ライダー」なコーディネートで、しかし顔は髑髏だ。しかも常に炎に包まれていて、衣服は溶け出している。穴という穴から炎が飛び出してくるのが可笑しい。このオーブン要らず!

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フリーランサー NY捜査線

フリーランサー NY捜査線 “Freelancers”

監督:ジェシー・テレロ

出演:カーティス・ジャクソン、ロバート・デ・ニーロ、フォレスト・ウィテカー、
   マルコム・グッドウィン、ライアン・オナン、アナベル・アコスタ、
   ボー・ガレット、ダナ・デラニー、マイケル・マグレイディ

評価:★




 どうやらアメリカは(ハリウッドは?)警官というものに良いイメージを持っていないようで、映画で警察が題材として置かれると、大抵がその内部の腐敗が描かれる。おかげでどれだけ酷い警官が出てきても、ちょっとやそっとの悪行では驚かなくなってしまった。『フリーランサー NY捜査線』も腐敗警官がてんこ盛りの大安売り。

 …となると、腐敗をどう見せるかがポイントになる。ただ悪いところを見せるだけでは、悪徳警官の見本市にしかならない。なのに、あぁ、ここにはそれこそその腐った警官の主義や言動の羅列しか見当たらない。あからさまな人種差別。四六時中のドラッグ乱用。チンピラたちから押収した金の横取り。

 新人警官のカーティス・ジャクソンは、そうした悪にあっさり染まっていく。警官の父と同じ職業に就いたというのに、アッという間に悪徳警官の仲間入り。正義が悪に染まっていく過程なんて、ない。いきなり彼は、悪徳警官だ。ジャクソンよ、それならばいっそ、マフィアにでもなったらどうだ。

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マリーゴールド・ホテルで会いましょう

マリーゴールド・ホテルで会いましょう “The Best Exotic Marigold Hotel”

監督:ジョン・マッデン

出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、トム・ウィルキンソン、
   ビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトン、セリア・イムリー、
   ロナルド・ピックアップ、デヴ・パテル

評価:★★




 人生に行き詰まりを感じた者たちが主人公。彼らは異国の地で世話になる住処の再生と共に新しい道を見つけていく。てっきり「スラムドッグ$ミリオネア」(08年)の成功にヒントを得て、インドのヴァイタリティを描き出す映画かと思ったら、最も近いのは「トスカーナの休日」(03年)だ。類似点探しができるほどに共通点がてんこ盛り。でもまあ、タイトルは「ジジババ7人インド物語」の方ががしっくりくる。

 そう、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』にダイアン・レインはいない。出てくるのは老い先短いことを確信している、イギリスのじいさんばあさんだ。…となると、年配の人々特有の問題を絡めた展開になると想像するのだけれど、どっこい、これが別に若者の話としてでも成立しそうなエピソードばかりだから拍子抜け。恋に仕事、夫婦問題に心残りの思い出。せいぜい死が身近にあることを思い出させる件があるくらいか。いや、殺してもあと100年は生きそうな人ばかりなんだけど。

 いちばん物足りないのは老人たちから観光気分が抜けないところだろうか。ホテル住まいということもあり、彼らはいつまで経っても部外者だ。食事は出されるものを食べ、お茶を優雅に楽しみ、街中にショッピングへ。インドの未成熟なところを気にしていたのは最初だけで、瞬く間にプロの観光客となる。いっそのこと、ガイドにでもなれば良いのに。生活感が感じられない。多分、現地人との交流が全然出てこないのが違和感に繋がっているのだろう。

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逆転のメソッド

逆転のメソッド “Lightbulb”

監督:ジェフ・バルスマイヤー

出演:ダラス・ロバーツ、ジェレミー・レナー、アイェレット・ゾラー、
   マーガリート・モロー、アマンダ・アンカ、リチャード・カインド、
   エディ・ジェイミソン、ジュディス・スコット

評価:★★




 その商品はフラフープ、フリスビー、そして水鉄砲の次に売れた発明品なのだという。18カ国で1,000万個以上を売り上げたそれが生まれるまでには、一体全体、どんな紆余曲折があったのか。『逆転のメソッド』は簡単に言ってしまえば、アメリカンドリームの物語。最初はすっとこどっこいで、どうしようもなくて、でも最後は気持ち良くなって終わりという映画だ。ありがちな映画とも言える。

 主人公は国際ギフトという名の、社員4名の小さな会社で働く中年ふたり。もみあげのせいか、ヴァル・キルマー風になってきたダラス・ロバーツと、髪を下ろしていつもとはちょいと雰囲気の違うジェレミー・レナー。高校で知り合った彼らの奮闘を描く。まあ、妥当な設定。実話らしいので、そうするしかなかったのかもしれない。

 時間が進むごとに犬が見ている夢がイラストで見える腕時計。頭からぶら下げて使うジョギングテレビ。時間短縮を目指した超特急10秒歯ブラシ。ドクター中松もびっくりの珍発明で一獲千金を狙うふたりのドタバタ劇。それがいまいち弾けないのは、ロバーツが発明してレナーが売り込むという構図が、巧く機能していないことだけが理由ではない。

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The 20th Planet Movie Awards/第20回プラネット映画賞 ノミネーション投票データ完全公開

The 20th Planet Movie Awards/第20回プラネット映画賞の
ノミネーションの投票データを完全公開しました。

各部門の1位~5位は以下の通りです。

詳細はOSCAR PLANETをご覧下さい。


◆作品賞
 1. アルゴ(ベン・アフレック監督)
 2. 007/スカイフォール(サム・メンデス監督)
 3. ダークナイト ライジング(クリストファー・ノーラン監督)
 4. 最強のふたり(オリヴィエ・ナカシュ、エリック・トレダノ監督)
 4. レ・ミゼラブル(トム・フーパー監督)
 4. アベンジャーズ(ジョス・ウェドン監督)

◆監督賞
 1. ベン・アフレック(アルゴ)
 2. サム・メンデス(007/スカイフォール)
 3. クリストファー・ノーラン(ダークナイト ライジング)
 4. トム・フーパー(レ・ミゼラブル)
 5. ピーター・ジャクソン(ホビット 思いがけない冒険)
 5. ジョス・ウェドン(アベンジャーズ)

◆主演男優賞
 1. オマール・シー(最強のふたり)
 2. ダニエル・クレイグ(007/スカイフォール)
 3. ヒュー・ジャックマン(レ・ミゼラブル)
 4. ベン・アフレック(アルゴ)
 5. フランソワ・クリュゼ(最強のふたり)
 5. ポール・ジャマッティ(WIN WIN/ダメ男とダメ少年の最高の日々)

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February 15 - 18 weekend, 2013

February 15 - 18 weekend, 2013

1 NO|$22,614(4)$90,454
2 ライク・サムワン・イン・ラブ|$8,862(3)$26,585

3 Identity Thief|$8,675(3165)$74,744,255
4 ダイ・ハード ラスト・デイ|$8,061(3553)$36,879,773
5 Safe Haven|$7,592(3223)$33,298,073
6 Escape From Planet Earth|$6,418(3288)$21,101,976

7 Lore|$5,715(8)$93,553
8 カルテット! 人生のオペラハウス|$4,879(333)$7,200,664

9 Warm Bodies|$3,642(2897)$51,770,634
10 世界にひとつのプレイブック|$3,367(2202)$99,788,228

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 俳優業がパッとしないまま「ミランダ・カーさんの夫」という仕事を積極的にこなすオーランド・ブルームさんが、結婚三周年を記念して、再び挙式するのではないかとの噂が出ています。一時期不仲説も出ていましたが、最近は一緒に授賞式に出席したりメキシコに旅行したりと仲良しぶりをアピール。そしてトドメを刺すのが結婚式というわけです。ブルームさん、ぜひとも主夫業、頑張って下さい。ちなみにカーさんはというと、モデル業が絶好調。自ら立ち上げた化粧品ブランドの広告の撮影のため訪れたオーストラリアで、ビーチで側転して下着が露になってしまったところをパパラッチされています。カーさんにとってもパララッチにとってもグッジョブと言えましょう。

 Box Office。『ホビット 思いがけない冒険』が公開10週目にして興収3億ドルを超えました。第2弾が公開されるまでドワーフたちの顔を覚えていられるでしょうか。全く自信のない36歳です。

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The 20th Planet Movie Awards/第20回プラネット映画賞 最終投票受付終了

The 20th Planet Movie Awards/第20回プラネット映画賞の
最終投票の受付は本日2月20日までになります。

投票して下さった皆様、どうもありがとうございました。

まだ投票をされていない皆様、この機会を逃さずに是非。

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アウトロー

アウトロー “Jack Reacher”

監督:クリストファー・マックァリー

出演:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、
   デヴィッド・オイェロウォ、ヴェルナー・ヘルツォーク、
   ジェイ・コートニー、ジョセフ・シコラ、ロバート・デュヴァル

評価:★★




 開巻のムードがなかなか良い。ピッツバーグの川沿いで、接点のない道行く5人が狙撃により命を落とす。若い刑事を中心に捜査が始まり、元陸軍狙撃兵が逮捕される。尋問が始まる。一体何が始まるのか。なぜ5人は殺されなければならなかったのか。寂しげな空気が立ち込める空間に謎が浮かび上がる。ミステリーの導入部として無駄がない。

 『アウトロー』はおそらく、ハードボイルドなイメージを目指している。尋問シーンまで一切セリフが流れないことに象徴されるように、無駄な装飾は極力削ぎ落とし、謎めいた事件とそれを取り巻く闇の深さを探る。思い切り気取った画面が次々出てくるのが可笑しい。ただ、どうもハードボイルド映画のパロディに見えてしまうのは、画面の中心にいるジャック・リーチャーという名の主人公の輪郭がはっきりしないからだ。

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第55回グラミー賞授賞式鑑賞メモ

第55回グラミー賞授賞式の感想を箇条書きでつらつらと。


●テイラー・スウィフトのパフォーマンスで幕開け。マジシャン風ドレスで登場して、仕掛け満載のステージを華やかに動き回る。太腿が健康的でよろしい。ちょっとケイティ・ペリーがやりそうな演出なんだけどね。[★★]

●ホストはまたまたLL・クール・J。いつものスタイル。オープニングトークを軽妙にこなす。ジャスティン・ティンバーレイク、ビヨンセ、キャリー・アンダーウッド、アデル、リアーナ、皆楽しそうな顔。ハンター・ヘイズ、やっぱりアイドル顔。ジャック・ホワイト、怪し過ぎる。エレン・デジェネレスと一緒に来ていたポーシャ・デ・ロッシが老け込んでいてショック。

●エド・シーランとエルトン・ジョンのコラボレーション。さすが先生、勢いのある若い人を逃がさない。誰と組むと良いか、ちゃんと分かっている。この嗅覚、見習いたいもんだわー。[★★]

●Best Pop Solo Performance。プレゼンターはピットブルとジェニファー・ロペス。ピットブル、ただのハゲのおっちゃんにしか見えない。ロペス、昨年のオスカーのアンジェリーナ・ジョリーに対抗するかのような太腿見せ!そのご立派感はビヨンセ級。受賞はアデル。「Set Fire To The Rain」は大好きなので、嬉しい。…が、この花柄メルヘンドレスは一体…。間違いなく今夜のワーストドレス。太い人は花柄を避けないと!でもこういうファッションが出てくるから、また楽しい!

●Fun.のパフォーマンス。徐々に盛り上がっていく感じが楽しい「Carry On」。でも「Some Nights」を聴きたかったなぁ。ネイト・ルイスはやっぱり口がデカイ。「★★★」

●ボニー・レイットとジョン・メイヤーが登場。レイット、いつ見てもカッコイイ。メイヤーをケイティ・ペリーが嬉しそうに眺めている。ふたりがミランダ・ランバートとダークス・ベントリーのパフォーマンスを紹介。ランバート、こんなに厚みのある身体だったっけ?ドレスのキラキラが綺麗に見えず、むしろ下品。ベントリーは俳優でもイケそう。ふたりの声質が相性が良いと思えず。キース・アーバンの隣に座るニコール・キッドマン、般若みたい。本当にボトックスやめたのか!?[★★]

●Best Country Solo Performance。プレゼンターのミゲルとウィズ・カリファが紹介前にミニパフォーマンス。ここまでやるなら、もっと見せてくれても良いのに。受賞はキャリー・アンダーウッド。立派な平たい顔族。ネックレスがインパクト大。時々ケリー・クラークソンと区別がつかなくなる。

●Song of the Year。プレゼンターは顔がきつくなってきたフェイス・ヒルと帽子が影になって顔がよく見えないティム・マッグロウ。受賞はFun.がジャネール・モネイとコラボレーションした「We Are Young」。ネイト・ルイス、小さいなぁ。Fun.の三人は一緒に並んだ画が妙に可笑しい。すっ呆けた味があって。歓声を上げているテイラー・スウィフト、可愛い。

●なんだか好きだった頃とは全くの別人みたいになってしまったジョニー・デップが、マムフォード&サンズのパフォーマンスを紹介。いつ聴いても平和な気分になる音だー。マーカス・マムフォードを見ると、アルフレッド・モリーナを思い出す。テイラー・スウィフトがノリノリ。[★★★]

●変わらないエレン・デジェネレスとビヨンセが登場。変な組み合わせ。左右で黒と白を切り換えたビヨンセのスタイルが面白い。紹介するのはジャスティン・ティンバーレイクのパフォーマンス。相変わらずアイドル顔のティンバーレイク。切れのあるダンスが楽しい。中盤は客席から登場したジェイ-Zと掛け合いを見せる。とても楽しそう。個人的にティンバーレイクに求めているサウンドでは全然ないのだけど(彼には最先端クラブミュージックを追求して欲しい)、まあいいかという気分。[★★★]

●Best Urban Contemporary Album。プレゼンターのケリー・ローランドとナズが怖い。受賞はフランク・オーシャン。ジョークが意味不明。姿勢が爆笑問題の太田光みたい。会場総立ちの中、クリス・ブラウンが立っていなかったというのは…、確認してみたら、ホントだー。アデル姐さんがチラッと見るのが可笑しい。本当に怒られたのかなぁ。姐さん、やるなぁ。

●Best Rock Performance。プレゼンターはポーリー・ペレットとデイヴ・グロール。暑苦しいふたり。受賞はザ・ブラック・キーズ。獲って欲しいところが獲って何より。ダン・オーバックの革ジャンの下のグリーンがオヤジっぽくて笑う。

●Maroon 5とアリシア・キーズのコラボレーション。アダム・レヴィーンはやっぱり腰の入り方が可笑しい。「Daylight」はいかにもMaroon 5らしい楽曲で、うん、ヒットしそう。でも目玉はドラムも披露したキーズの「Girl On Fire」でしょう。CD音源とは全く違う曲に聴こえる。最高にカッコイイ。コラボレーションするなら、これぐらいやってくれないと![★★★★]

●Best Pop Vocal Album。プレゼンターのカール・アーバンとケイリー・クオコよりも、客席のニコール・キッドマンの腫れ上がった唇の方が気になって気になって…。受賞はケリー・クラークソン。肥え方がなんか、スゲー。目指すはアデル!みたいな?喜び方が大阪のオバチャンみたい。でもすごく嬉しそうで良かった良かった。

●リアーナのパフォーマンス。「Stay」をしっとりと情熱的に…。ロングヘアが新鮮。情感がこもっていて、とても良い。話題の作り方が安っぽいのに呆れていたけれど、ちょっと見直す。[★★★]

●Best Rap/Sung Collaboration。プレゼンターはどうしてもサリー・ホーキンスに見えるカーリー・レイ・ジェプセンといつもオシャレなニーヨ兄さん。受賞はジェイ-Z&カニエ・ウエスト feat. フランク・オーシャン、ザ・ドリーム。オーシャンが妙に嬉しそう。ジェイ-Zのあっさりぶりがかえって可笑しい。

●カット・デニングス、相変わらずいやらしい唇。コートニー・ラヴ役なんて、イケそうじゃない?紹介するのはザ・ブラック・キーズとドクター・ジョンのコラボレーション。あぁ、音楽って楽しい!叫びたくなる。ギターの音色、最高にカッチョイイ。[★★★★]

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ジャンル : ライフ

宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ

宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ “Hatfields & McCoys”

監督:ケヴィン・レイノルズ

出演:ケヴィン・コスナー、ビル・パクストン、トム・ベレンジャー、
   パワーズ・ブース、アンドリュー・ハワード、ジェナ・マローン、
   メア・ウィニンガム、サラ・パリッシュ、リンジー・パルシファー、
   ロナン・ヴィバート、ボイド・ホルブルック、マット・バー、
   グレッグ・パトモア、ダミアン・オヘア、ノエル・フィッシャー、
   マイケル・ジブソン、サム・リード、トム・マッケイ、
   タイラー・ジャクソン、マックス・ディーコン、ジョー・アブソロム、
   ジョン・ベル、ニック・ダニング

評価:★★★




 アメリカでは「ハットフィールド&マッコイ」は「ライヴァルとの激しい争い」を意味する言葉として使われるのだという。南北戦争直後、アンスを家長とするハットフィールド家とランドールを家長とするマッコイ家が激しく対立する構図は、「ロミオとジュリエット」を思い出すのを躊躇わせるほどに血生臭い。「アンスとランドールのこじれた関係はじわじわ効く毒よ」と形容される。『宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ』は毒の成分を探る。

 火薬はたっぷりある。土地の権利問題。口喧嘩を発端にした殺し。南北戦争からの脱走。積み上げられた火薬は、ブタ泥棒裁判をきっかけに一気に点火する。ほとんどマヌケにしか見えない対立がしかし、いつしか笑えないものへと変化を遂げる。州同士の対立構図もちらつく。火を煽る油となるのが両家の若者たちの恋というのが、あぁ、いつの時代も愛の扱いの難しいところだ。希望にも絶望にも姿を変える。

 ぶつかるのは「捩れた正義」と「凝り固まった信仰」だ。どちらも家族愛が根底に敷かれていて、言い分は分からないでもない。しかしそれが繰り返されることで「どっちもどっち」「五十歩百歩」だと身動きが制限されることになる。その過程の描写に現実味がある。「捩れた正義」も「凝り固まった信仰」も、それを突破しようと暴走し始めるわけだ。大体正義と信仰が同じ場所にない。

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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 “Life of Pi”

監督:アン・リー

出演:スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、アディル・フセイン、
   タッブー、レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー

評価:★★★




 インド人少年のパイは太平洋を横断中、大嵐に遭遇し乗っていた貨物船が転覆する。命辛々救命ボートにしがみつくパイを待っていたのは、ボートに隠れ潜んでいた一匹のトラとの長い長い漂流生活だった。…と書くと、パイとトラが仲良しこよしになり、助け合って生き延びる話なのかと想像してしまうけれど、そういう生温いファミリー描写はなされない。パイは幼少時、父親から言い聞かされる。「トラは友達じゃない。猛獣だ」。

 小さなボートの上でトラと一緒にサヴァイヴァルだなんて、これ以上ない過酷な状況だ。一瞬でも気を抜けばトラのエサとなるだろう。僅かでも油断すれば大自然に殺されるだろう。少年は大海で彷徨う。世界に直面する。迷路に迷い込む。脱出は不可能に近い。『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』は少年の人生の断片に大胆に切り込んでいく。

 まず見ものになるのは、パイが精一杯の知恵を注ぐサヴァイヴァル術だ。ボートに積み込まれていた食料の確保。僅かな救命道具を用いた即席のいかだ作り。ビスケットを用いた魚釣り。トラの慣らし方。雨に晒され、風を喰らい、直射日光に焼かれながらパイはそれでも生を諦めない。ひょろひょろの少年がみるみる逞しくなっていくのが楽しい。目の力が強くなる。髪は荒れ放題に伸びる。でも髭は生えない。パイはまだ16だから。

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February 8 - 10 weekend, 2013

February 8 - 10 weekend, 2013

1 Identity Thief|$11,000(3141)$34,551,025
2 Lore|$5,250(6)$31,498

3 カルテット! 人生のオペラハウス|$3,856(244)$5,000,417
4 Warm Bodies|$3,774(3009)$36,481,172
5 Side Effects|$3,571(2605)$9,303,145
6 愛、アムール|$3,010(125)$3,019,111
7 世界にひとつのプレイブック|$2,287(2809)$89,519,510
8 John Dies at the End|$2,263(9)$45,182
9 ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日|$1,889(924)$108,530,249
10 ヘンゼル&グレーテル|$1,751(3285)$43,836,018

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ライアン・ゴズリングさんがGQ誌のインタヴューで、編み物が趣味だと告白しています。ゴズリングさんによると、「ラースと、その彼女」(07年)の撮影現場で、女優たちが編み物をする場面を撮っていたとき、撮影の合間に挑戦してみたところ、編んでいるときリラックスできることに気づいたのだとか。以来、編み物が趣味。ホントかよ!?…って、これからのエヴァ・メンデスさんのファッションは要チェックですね。毛糸の手作りのものはないか、目を凝らしてみることにいたしましょう。あ、なんなら商売しても面白いかも。欲しい人、星の数ほどいると思ふ…。

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嫉妬

嫉妬 “Bye Bye Blondie”

監督:ヴィルジニー・デパント

出演:エマニュエル・ベアール、ベアトリス・ダル、ソコ、
   クララ・ポンソ、パスカル・グレゴリー、ストーミー・バグジー

評価:★★




 青春時代に出会った女ふたりの物語が、案外普通の感覚で描かれる。初めて顔を合わせた場所が精神病院というのが変わっているくらいで、その後のふたりの結びつきはよくあるパターンだ。同性愛という言葉で括るには乱暴過ぎる、強い繋がりがふたりにはある。それを見せられないと、味気なく感じられても仕方がない。

 世間に反抗的な態度で生きる少女時代の彼女たちが分かりやすい。損得を考えない純粋な愛情。怒りや絶望を共有する同志的密着。傷つきやすい心。不安定な言動。残酷な決断。幼さゆえの無力。青春時代が記号化され、奔放であることを求めるふたりの生き方が、思いがけず堅苦しい。

 それでも、20数年後の再会が強烈なのは、演じる女優の力に他ならないだろう。タレントとしてテレビで活躍するフランセスをエマニュエル・ベアールが、男に捨てられたばかりで住むところすら儘ならないグロリアをベアトリル・ダルが演じる。フランス映画界を代表する存在でありながら、対極のキャリアを積み上げるふたりが、激突する。

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愛のあしあと

愛のあしあと “Les bien-aimés”

監督:クリストフ・オノレ

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、キアラ・マストロヤンニ、
   リュディヴィーヌ・サニエ、ルイ・ガレル、ミロシュ・フォアマン、
   ポール・シュナイダー、ミシェル・デルペシュ、ラシャ・ブコヴィッチ

評価:★★★




 いきなり見ものだ。1960年のパリから始まり、道行く女たちの足元が映し出される。彼女たちが履いているのは、流行のパンプスだ。カメラが足元から時代を見せていくのが面白い。リュディヴィーヌ・サニエは靴店で働いていて、閉店後にロジェ・ヴィヴィエの靴をくすねる。赤茶色のそれがまた、とても可愛い。この場面のサニエはプラチナブロンドに真っ赤なルージュ。薄いピンクのトップに、太く黒いベルト。完璧だ。あぁ、すっかり見惚れていると、突然娼婦になってしまうから驚く。

 それからも60年のフランスの描写が念入りだ。サニエがチェコスロバキアから来た医師と恋に落ちるときの、水玉コートとグリーンのスカートの組み合わせもグッと来るし、部屋の内装や家具、その空間設計、街角の風景や車もいちいち魅せる。デザインの面白さもさることながら、色合いが素晴らしい。原色のような主張の強い色は積極的に避けられ、溢れ出るのはパステルカラー。街全体がお菓子でできているような印象すらある。寝乱れたベッドだけでも、あぁ、なんてカッコイイ。眺めも匂いも良い。

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アルバート氏の人生

アルバート氏の人生 “Albert Nobbs”

監督:ロドリゴ・ガルシア

出演:グレン・クローズ、ジャネット・マクティア、ミア・ワシコウスカ、
   アーロン・ジョンソン、ポーリーン・コリンズ、
   ブレンダン・グリーソン、ジョナサン・リース=マイヤーズ、
   ブロナー・ギャラガー、ブレンダ・フリッカー

評価:★★★




 『アルバート氏の人生』には、男として生きる女がふたり出てくる。舞台となる19世紀のアイルランドは女に冷たく、一人で生きていこうものなら極めて惨めな人生になることが目に見えているからだ。女である自分を捨ててまでも、男になることを選ぶ、その精神的苦しさよ。

 そうした生き方を選ぶ女たちを演じるのはグレン・クローズとジャネット・マクティアだ。この内、男装の完成度が高いのはマクティアだ。スラッと高く伸びた身長。コクのある声色。自信に溢れた眼差し。所作も美しく、かつ野性味がある。マクティアという女優を知らなかったら、本当は女ではないかなんて疑いもしないかもしれない。

 マクティアに較べると、「女」が見えるクローズはしかし、精神的自由を勝ち得ているマクティアが放出する空気を吸い込み、演じるアルバート・ノッブスの抑圧された様々な感情を鮮やかに解放させていく。ホテルのウエイターとして常に折り目正しく振る舞う「彼」が気を緩められるのは、自分の部屋だけしかない。マクティアの登場により、その息苦しい毎日を受け入れていた自分を変化させていくところを、クローズが目の動きひとつで、魅せる。

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エンド・オブ・ザ・ワールド

エンド・オブ・ザ・ワールド “Seeking a Friend for the End of the World”

監督:ローリーン・スカファリア

出演:スティーヴ・カレル、キーラ・ナイトレイ、
   アダム・ブロディ、デレク・ルーク、ウィリアム・ピーターセン、
   メラニー・リンスキー、マーティン・シーン、T・J・ミラー

評価:★★




 地球への小惑星の衝突が避けられない事態だと判明する。人類滅亡が明らかになったとき、人は残された時間をどう過ごすだろうか。同じような設定の映画にラース・フォン・トリアー監督の「メランコリア」(11年)があるけれど、『エンド・オブ・ザ・ワールド』はアプローチが明らかに異なる。目指したのは喜劇だろう。

 流れるのは爽やかなポップミュージック。主演はコメディ一筋のスティーヴ・カレル。死が近づくことで悲観的になった人々の絶望的な行動は極力排除される。それどころかカレルは恋に落ちる。親子として通用しそうなキーラ・ナイトレイと恋に落ちる。

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BEST10 & WORST10 2012 音楽編

ブログを始めてから、なんとなく音楽についても一年を振り返っているので、今年もその例に倣うことにする。

 アデル一色だった2011年を思い切り引きずって始まった2012年の序盤は、結局アデルをいちばん聴いた。ライヴアルバム『Live At The Royal Albert Hall』(DVD付き)が2011年末にリリースされ、グラミー賞での圧巻パフォーマンスがあったから、まあ当然と言えば当然か。スロウな楽曲の多いので、ひょっとしてCDで聴くのがベストなのではないかと考えている人もいるかもしれないけれど、それは間違い。一発で聴かせるライヴこそアデルの凄さが分かる。歌唱力をひけらかして謳い上げることなく、楽曲の世界観をアッという間に作り上げるヴォーカルパフォーマンスが素晴らしい。グラミーでのスタンディング・オヴェーションは当然だ。復帰祝い、ヒット祝いという意味合いではなく、パフォーマンスそのものに贈られたスタンディング・オヴェーションだった。

 グラミーをきっかけにCDを購入したのはブルーノ・マーズ。『Doo-Wops & Hooligans』で真っ先に思うのは、ふむ、メロディ作りがとても巧いこと。哀愁が隠し味になっているから、きっとかなり日本人好みだと思う。年末に発表された『Unorthodox Jukebox』はやや情感や翳りが足りないかなぁとも思うのだけど、聴き込んでいけばどんどん良くなってくるかもしれない。

 春から夏にかけてはRoxetteやMaroon 5、ジェイソン・ムラーズを中心に聴き、シングル曲ではゴティエの「Somebody That I Used To Know」が耳から離れず、そして後半どっぷり楽しませてくれたのは、P!nk姐さんだ。いやー、P!nk姐さんの声、やっぱり好きだわー。

 『The Truth About Love』からの1stシングル「Blow Me (One Last Kiss)」は「Raise Your Glass」を思わせるパーティチューンで、いつになくハイトーンなヴォーカルが楽しい。夏はこれで乗り切ったと言っても過言ではない。P!nk姐さんと一緒に身体を動かして汗をかく。健康的ではないか!

 …と期待が高まったところで落とされたのが『The Truth About Love』で、ふむ、これが傑作なのだ。間違いなくキャリアベスト。姐さんはこのアルバムでポップを極めたといって良いのではないか。ビートの効いた楽曲もスロウな楽曲も、ロックもラテンもヒップホップも、全部姐さんの色に染め上げて華やかったらない。格好良くて、楽しくて、切なくて、強烈に女を感じさせて…。

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February 1 - 3 weekend, 2013

February 1 - 3 weekend, 2013

1 Warm Bodies|$6,592(3009)$20,353,967
2 カルテット! 人生のオペラハウス|$5,904(202)$3,482,700
3 愛、アムール|$4,791(94)$2,441,260
4 ヘンゼル&グレーテル|$2,792(3375)$34,676,068
5 世界にひとつのプレイブック|$2,755(2809)$80,002,616
6 ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮|$2,614(37)$1,000,814
7 Mama|$2,370(2781)$58,123,070
8 Stand Up Guys|$2,256(659)$1,486,390
9 アルゴ|$2,170(935)$120,372,139
10 ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日|$2,076(902)$106,106,363

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ヒュー・ジャックマンさんは時々、映画の衣装を着たまま帰宅するそうです。なぜそんなことをするのかと言うと、8歳年上の妻デボラ・リー・ファーネスさんのため。そうすることでファーネスさんは、別の男性とデートしている気分になるのだとか。それって浮気心があるってことでしょうか。ファーネスさんはジャックマンさんにベッドの上でも衣装を着たままでいて欲しいと言っているそうで…、ハイハイ、ご馳走様。あぁ、でもウルヴァリンがあの格好で家にやってきたら、怖いと思ふ…。

 Box Office。公開6週目にして『ジャンゴ 繋がれざる者』が興収1億5,000万ドルを超えました。ジェイミー・フォックスが全裸で逆さ吊りされているシーンがあるそうです。ひいぃぃぃ。奴隷制度、反対です!

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BEST10 & WORST10 2012 Vol.3

◆BEST ACTOR
 ドミニク・クーパー(デビルズ・ダブル ある影武者の物語)
 ライアン・ゴズリング(ドライヴ)
★ゲイリー・オールドマン(裏切りのサーカス)
 マイケル・シャノン(テイク・シェルター)
 オーウェン・ウィルソン(ミッドナイト・イン・パリ)

 オールドマンの演技に感激したのは久しぶりだ。巧いだけにどうしても過剰演技に走る嫌いがあったからだ(特に悪役において)。が、ここでの彼は演技を抑え込む。そして無表情の中にスパイの生き様を滑り込ませる。力がなければできない技だ。クーパーの鮮やかな二役、ゴズリングの静寂、シャノンの捻りの効いた狂気、ウィルソンのナチュラルな姿も映画の世界で輝いていた。特にゴズリングは、観る度に変化球を投げ込むのが愉快。



◆BEST ACTRESS
 エイミー・アダムス(人生の特等席)
 アン・ハサウェイ(ワン・デイ 23年のラブストーリー)
 レベッカ・ホール(アウェイクニング)
 ルーニー・マーラ(ドラゴン・タトゥーの女)
★ミア・ワシコウスカ(ジェーン・エア)

 ワシコウスカの美しい立ち姿に惚れ惚れとする。真っ白な肌に浮かび上がる繊細な感情の数々も、あぁ、なんと艶やかなのだろう。誰もが知るヒロインが新しく生まれ変わる。彼女を猛追したのはオリジナル女優より数倍優れていたマーラ。今にも粉々になりそうな身体を必死に奮い立たせる様に魅せられる。アダムスの大御所に負けない存在感、ハサウェイが体現する人生の儚さ、ホールにまとわりつく孤独の匂いもそれぞれ魅力的。



◆BEST SUPPORTING ACTOR
 ジョシュ・ブローリン(メン・イン・ブラック3)
★ジョン・グッドマン(人生の特等席)
 クラーク・グレッグ(アベンジャーズ)
 エディ・レッドメイン(レ・ミゼラブル)
 コリー・ストール(ミッドナイト・イン・パリ)

 映画ファンにとってグッドマンはコーエン兄弟作品の常連として知られている。が、もちろんそれだけの人ではない。『アーティスト』『アルゴ』でも妙演を見せたこの巨体俳優、出てくるだけで画面がパアッと明るくなる、有難い個性の持ち主だ。ブローリンのトミー・リー・ジョーンズ演技、レッドメインのフレッシュさ、ストールの瞬発力も忘れ難いが、グレッグの体現したコミックファンの魂には思わずホロリ。彼がベストでも良かった。



◆BEST SUPPORTING ACTRESS
 エレナ・アナヤ(私が、生きる肌)
 ローズ・バーン(ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン)
 ジュディ・デンチ(007/スカイフォール)
★エマ・ストーン(アメイジング・スパイダーマン)
 ジャッキー・ウィーヴァー(アニマル・キングダム)

 ボンドガールなデンチと笑顔に冷徹さを潜ませたウィーヴァーの怖いババア対決も見ものだが、ここはここ数年、急激にスター性を上昇させているストーンへ。聡明さと可愛さを軽妙に同居させる絶妙の輝き。親しみやすくもあるのがポイント。主演男優とのカップルぶりも実に微笑ましい。吹っ切れた演技を見せるバーンにはイメージチェンジ賞を、作品の奇怪度を象徴したアナヤに健闘賞を捧げる。勇気ある演技と言える。



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BEST10 & WORST10 2012 Vol.2

2012年 WORST10



1. マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 “The Iron Lady”
 監督:フィリダ・ロイド
 出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマン

 政治家マーガレット・サッチャーをサッチャーたらしめていたものに無視を決め込み、彼女の人間的強さを讃えることに専念。確かに立派だ。立派だが、それは映画的快感と決して呼応しない。次第にサッチャーの認知症そのものが主役になっていく展開にも唖然。哀れみなど、彼女のが最も嫌ったものだろう。「あなたは幸せだった?」という勘違いしたセリフが映画を象徴する。



2. ダーク・シャドウ “Dark Shadows”
 監督:ティム・バートン
 出演:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、エヴァ・グリーン

 いかにもバートン的な世界観なのに翳りはない。闇は浅い。哀しみは薄い。70年代を言い訳に単純にポップな空気が充満し、しかもそれが装飾するのは、安い感情がベースに敷かれた復讐と、それを跳ね除けようとする一族の刺激に欠けた攻防のみ。道化役を嬉々として演じるデップの不調が、そのままバートンに伝染したかのようだ。おもちゃ箱をひっくり返しても、何も起こらない。



3. ロック・オブ・エイジズ “Rock of Ages”
 監督:アダム・シャンクマン
 出演:ディエゴ・ボネータ、ジュリアン・ハフ、トム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

 80年代ロサンゼルスの再現が上手く行き過ぎたのか。MTVの台頭がロックミュージックの真髄までも軽薄に見えるとき。色が無秩序にごてごてに氾濫するネオンの中に浮上するのは下品さ。それに気づかないゆえ、映画自体がバカに見える。使い古された設定でボロ雑巾のようになった主人公カップル。斯くして徹底されるバカ。作りが面白いバカだと勘違いしているのが問題だ。



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BEST10 & WORST10 2012 Vol.1

2012年 BEST10



1. ミッドナイト・イン・パリ “Midnight in Paris”
 監督:ウッディ・アレン
 出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール

 いつも以上に肩の力の抜けたアレンが、映画で遊ぶ。「偉大なるマンネリ」の再構築と言うべき主人公が、1920年代のパリに自ら迷い込み、そして観る者を誘い出す。念入りな時代描写に酔う。しかしアレンは、いつしか夢が醒めるものだとも知っている。いつの時代も「過去は偉大なるカリスマ」。その事実が夢物語に僅かな苦味を加える。あぁ、なんと幸福なひととき。



2. ドライヴ “Drive” 
 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
 出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、アルバート・ブルックス

 男の細胞を形成するのは一流の運転技術、地理に対する造詣、知性、判断力、それらを最大限に活かす冷静沈着さと度胸。画面に漂うのは詩情。しかし、ハズしや遊びも顔を出す。それゆえ新しい風が吹く。ロマンティシズムが溢れても、陶酔には陥らない。ロサンゼルスの街並は妖しくて、鋭くて、艶っぽくて…男の頬を優しく撫でる風が、その孤独を包み込む。



3. 裏切りのサーカス “Tinker, Tailor, Soldier, Spy”
 監督:トーマス・アルフレッドソン
 出演:ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、マーク・ストロング

 混乱を強いられる。重要な登場人物が多い。それぞれを結ぶ糸は複雑に絡み合う。しかし、それでも心は快楽の水で満たされていく。1970年代ロンドンの徹底した再現。念入りな孤独の匂い。時折落とされる鮮やかな色。張り詰めた緊張。演技を止められた役者。何かが枯れ果ててしまった哀しみを浮かべた主演男優の顔が目に焼きつく。映画の芸に魅せられる。



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テッド

テッド “Ted”

監督・声の出演:セス・マクファーレン

出演:マーク・ウォルバーグ、ミラ・クニス、ジョエル・マクヘイル、
   ジョヴァンニ・リビージ、パトリック・ウォーバートン、マット・ウォルシュ、
   ジェシカ・バース、トム・スケリット、エイディン・ミンクス、
   ノラ・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、レイ・ロマノ、
   ライアン・レイノルズ、テッド・ダンソン

評価:★★★★




 ぬいぐるみが喋るという設定はありそうだ。ぬいぐるみと少年が仲良くなる物語もありふれている。しかし、命を与えられたぬいぐるみが少年と一緒に成長、オッサンになる映画は聞いたことがない。中年のクマのぬいぐるみが大暴走、想像しただけで嬉しくなるじゃないか。

 『テッド』は期待を裏切らない。テッドという名のぬいぐるみが喋るという設定はあくまで掴みに過ぎない。そこをスタート地点にどんどん世界観が広がっていく。それを彩るのは放送禁止用語であり、下ネタであり、愚かしい価値観だ。だって仕方がない。テッドは不良中年だ。人間だったらヴィンス・ヴォーンやオーウェン・ウィルソンが演じるところだ。

 男の友情や大人になれない男の成長といったテーマを持たせた物語よりもポイントになるのは、やっぱりテッドの描き込みだろう。可愛らしい顔からぽんぽん飛び出る下品な言葉の可笑しさ。スーツやエプロンを着ただけで倍増する愛らしさ。自分の魅力をしたたかに利用する逞しさ…。

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The 20th Planet Movie Awards/第20回プラネット映画賞 最終投票受付スタート

The 20th Planet Movie Awards/第20回プラネット映画賞の
最終投票の受付がスタートしました。

作品賞、監督賞、主演男女優賞、助演男女優賞の全6部門。
受賞に相応しいと思われる候補作品、候補者がない場合は、
無理に選ぶ必要はありません。

最終投票の受付期間は、「2013年2月1日~20日」になります。
お時間があるときにどうぞ。

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