ソウル・サーファー

ソウル・サーファー “Soul Surfer”

監督:ショーン・マクナマラ

出演:アナソフィア・ロブ、デニス・クエイド、ヘレン・ハント、
   ロレイン・ニコルソン、キャリー・アンダーウッド、ロス・トーマス、
   クリス・ブロシュ、ソーニャ・バルモレス・チャン、
   ジェレミー・サンプター、クレイグ・T・ネルソン

評価:★★




 ベサニー・ハミルトンの精神力の強さには感服する。新進少女サーファーである彼女は、スポンサー契約目前。絶好調なある日、サメにボードごと左腕を食いちぎられる。生命の危機に直面するほどの重傷。普通に考えればサーファーとしての未来は諦めるところだ。しかし、彼女は見事復活を遂げる。たった13歳の少女がそれをやってのけるとは、アッパレと言う他ない。『ソウル・サーファー』は彼女の物語。ハワイの波を自分のものにする彼女の立派さを確認できる。ただし、映画自体はハリウッドの優しい波に溺れる寸前。

 ベサニーが悲痛な表情で泣き喚いて同情を誘うことがないのには大いに救われる。意外なほど彼女は冷静だ。涙も見せず、片腕の身体を受け入れ、海にすんなり還っていく。淡々とした振る舞いに大きな絶望と小さな希望が見える。血管には海水が流れ、海こそが我が家だと言ってのける、その強さよ。この強靭な軸を持った肉体をもっと信用した作りを選べたはずなのに…。

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グレイテスト

グレイテスト “The Greatest”

監督:シャナ・フェステ

出演:ピアース・ブロスナン、スーザン・サランドン、キャリー・マリガン、
   アーロン・ジョンソン、ジョニー・シモンズ、マイケル・シャノン、
   ジェニファー・イーリー、ゾーイ・クラヴィッツ

評価:★★




 愛する人を交通事故で失った人々の物語がまたまた登場。これ以上ない、突然の悲劇が故人を愛していた者の心を打ち砕く。心がバラバラになり、続いてこれまで築き上げてきた家族関係・人間関係がバラバラになる。負の連鎖はどこまで続くのだろう。『グレイテスト』はその行く末を、生真面目に見つめていく。これだけ何度も語られてきた題材だ。それをどう受け止めるのかは十人十色。確かに描き方には工夫の余地があるのかもしれない。

 ところが、ここにはどこかで観たような光景、簡単に想像できる風景しか見当たらない。ある家族の上の息子が死ぬ。父親は気丈に振る舞っているように見えて、哀しみを吐き出せなくて苦しんでいる。母親は死を受け止めきれず、異常行動が増えていく。弟はやめていたはずのドラッグに再び手を染める。タイトルクレジットが出るまでの間、葬儀を終えた家族がタクシーの中で無言でいるところが長々と映し出されるけれど、この場面の説明を丁寧に受けている印象だ。丁寧でもわざわざ語るほどのことでもない。映し出される哀しみを納得できても、感じ入るところは少ない。

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June 22 - 24 weekend, 2012

June 22 - 24 weekend, 2012

1 To Rome with Love|$72,272(5)$361,359
2 メリダとおそろしの森|$15,928(4164)$66,323,594

3 Moonrise Kingdom|$8,593(395)$11,613,828
4 リンカーン 秘密の書|$5,247(3108)$16,306,974
5 マダガスカル3|$5,029(3920)$157,086,037
6 最強のふたり|$4,685(74)$2,093,516
7 Your Sister's Sister|$4,279(47)$363,429
8 Safety Not Guaranteed|$3,668(129)$1,074,533
9 プロメテウス|$3,461(2862)$108,452,350
10 アベンジャーズ|$3,219(2230)$598,425,442

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 新作「レ・ミゼラブル」の役作りのためにダイエットに挑戦したアン・ハサウェイさんが、Allure誌のインタヴューでその方法を告白しました。ハサウェイさんが実践しているのは週6日、ハマス(ひよこ豆のディップ)とラディッシュだけを食べるというもの。デトックスダイエットらしいので、水もたっぷり飲んでいるのでしょう。暑くなってきて、風呂上りにアイスクリームを食べるのが日課になっているワタクシには、ちっとも惹かれるもがありません。あぁ、役者にならなくて良かった!何の慰めにもなりませんが。

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チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?

チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!? “The Change-Up”

監督:デヴィッド・ドプキン

出演:ライアン・レイノルズ、ジェイソン・ベイトマン、レスリー・マン、
   オリヴィア・ワイルド、アラン・アーキン、マーセア・モンロー、
   グレゴリー・イッツェン、ネッド・シュミッケ

評価:★★




 古今東西、身体交換コメディは作られ続けている。大抵は男女の身体が入れ替わる(そして戻った暁には恋に落ちる)。母親と娘の身体が入れ替わる映画もあった。『チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?』は男同士、それも中年のオッサン同士の身体が入れ替わるのがミソだ。そんなの、誰が観たいだろう。作り手は観る側のマイナス思考をプラスに転じさせることができるだろうか。

 結論から言うと、結局最後まで胸踊る楽しさは感じられなかった。何しろ出だしからしてとんでもない。双子の赤ん坊の夜泣きにより起こされた父親が、大便塗れになるのだ。父親は困り果てていたけれど、観る側も同じ表情を浮かべるハメになる。それを考えれば、オッサンふたりの身体交換のきっかけが、街中に設置されている女神像の据えられた泉で一緒に立ち小便をする…なんてのも腑に落ちる。品がないのだ。そして品がないことこそ、面白いと踏んでいるフシがある。

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幸せへのキセキ

幸せへのキセキ “We Bought a Zoo”

監督:キャメロン・クロウ

出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、
   トーマス・ヘイデン・チャーチ、パトリック・フュジット、エル・ファニング、
   ジョン・マイケル・ヒギンズ、コリン・フォード、
   マギー・エリザベス・ジョーンズ、アンガス・マクファーデン、
   カーラ・ギャロ、J・B・スムーヴ

評価:★★★




 「ファミリー・ツリー」(11年)のジョージ・クルーニーに続き、『幸せへのキセキ』ではマット・デイモンが「オッサン」になる。若々しかった「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97年)から14年も経っているのだから、当然か。いやでも、近年目に見えて顔が精悍になってきていたではないか。その影を微塵も感じさせないこの「オッサン」ぶり、もっと評価するべきなのではないか。死んだ妻の思い出を引きずり、子どもと上手く向き合えない父親そのもの。何たる平凡さ。もちろん平凡を輝かせることほど難しいことはない。

 デイモンの「オッサン」ぶりはキャメロン・クロウが指揮を執っているのが大きいだろう。嫌いな言葉を使うなら、「等身大」をクロウほどヴィヴィッドに描く才能を持った人はいない。登場人物の傍らにそっと寄り添うようなクロウの演出は、創り上げられた彼らが自分たちと同じ人間であることを思い出させてくれる。画面に向かって声をかけたら、振り向いてくれそうな息遣いを感じさせる。クロウ映画を観ると大切なスナップ写真を眺めてる気分になる。登場人物との距離が適度に近いからだ。

 しかし、近いというのは危険だ。接近が過ぎると見えなくても良い、毛穴までが見えてしまい、途端に画面が汗臭くなる。場合によっては湿っぽくなる。この映画など、主人公家族が置かれている状況を考えると、水浸しになってもおかしくない。実際、やや湿り気が気になるところはある。ただ、水浸しは回避されている。回避の成功は、動物園付きの家を買うという奇想と人物の綿密な描き込みのおかげだ。

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恋人たちのパレード

恋人たちのパレード “Water for Elephants”

監督:フランシス・ローレンス

出演:リース・ウィザースプーン、ロバート・パティンソン、
   クリストフ・ヴァルツ、ポール・シュナイダー、ハル・ホルブルック、
   ジム・ノートン、マーク・ポヴィネッリ、リチャード・ブレイク

評価:★★




 思わず身を乗り出すのは、サーカス一座が舞台になっているからだ。それも移動サーカス、時は禁酒法が施行され、大恐慌真っ只中の1931年ときた。あぁ、ロマンをそそる。いつもと同じ時間が流れているはずなのにあら不思議、そこは幻想的な異空間だ。フランシス・ローレンス監督の第一の興味も、この空間作りにあったのではないか。

 果たして『恋人たちのパレード』のいちばんの見ものは、サーカスの細部描写にある。大きなテントの張り方。ライオンや虎、馬といったスター動物の飼育。独特の色合いの美術。列車を使った場所移動。観客の歓声。そしてもちろん、サーカスの見世物の数々。円形ステージの中、技を持った者たちが舞い踊る姿に惹き付けられる。器具に頼ることなく、自らの身体を信じる者たちの華やぎよ。撮影がその美しさを捉える。

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素敵な人生の終り方

素敵な人生の終り方 “Funny People”
監督:ジャド・アパトウ

出演:アダム・サンドラー、セス・ローゲン、レスリー・マン、
   エリック・バナ、ジョナ・ヒル、ジェイソン・シュワルツマン、
   モード・アパトウ、アイリス・アパトウ、RZA、エミネム、
   レイ・ロマノ、ジャスティン・ロング、ジェームズ・テイラー、
   サラ・シルヴァーマン、リリ・テイラー、オーウェン・ウィルソン

評価:★★




 ジャド・アパトウ映画だと言うのに、いつになくしんみりしている。下品で、いやらしくて、愚かで…なんてのを正々堂々魅せるアパトウにしては、シリアスな匂いが濃厚。それもそのはずファーストシーンから、主人公は現実を突きつけられる。急性白血病だというのだ。聞いただけで気分が落ちる。アパトウも茶化すのは心苦しかったのか。

 かくして『素敵な人生の終り方』はいつものアパトウ映画とはバランスが異なる。下品で、いやらしくて、愚かで…というポイントを抑え目に、もうひとつの特徴であるそれでも憎めない部分を膨らませている。アパトウ映画が憎めないのは、ガキのような笑いを振り撒いても、その根底に真心と呼ばれるものが敷かれているから。この映画では真心を大切に、エモーショナルな部分を次々突いてくる。

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The 19th Planet Movie Awards/第19回プラネット映画賞 FYC Board(キャンペーン掲示板)オープン

The 19th Planet Movie Awards/第19回プラネット映画賞の開催に伴い、
FYC Board(キャンペーン掲示板)がオープンしました。

FYCとは「For Your Consideration」の略。

強力に推薦したい。
でも、他の方は忘れているかもしれない。
そんなときはこの掲示板を有効活用してアピールして下さい。

何度でも書き込んで構いません。
返信機能を使うことで、書き込みが上に上がります。
支持者が多いことを印象づけられるかもしれません。

書き込む際は、作品単位でお願いします。
例えば、作品Aの監督賞、作品Bの主演男優賞をプッシュしたい場合は、
スレッドを分けて下さい。

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June 15 - 17 weekend, 2012

June 15 - 17 weekend, 2012

1 Moonrise Kingdom|$12,571(178)$6,839,462
2 Your Sister's Sister|$8,402(13)$109,221
3 マダガスカル3|$7,989(4263)$119,006,006
4 Safety Not Guaranteed|$6,446(46)$439,999
5 プロメテウス|$6,017(3442)$89,370,301
6 最強のふたり|$4,637(77)$1,552,645
7 That's My Boy|$4,440(3030)$13,453,714
8 ロック・オブ・エイジズ|$4,161(3470)$14,437,269
9 イリュージョン|$3,668(9)$33,011

10 スノーホワイト|$3,584(3701)$122,062,670

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 マーク・ウォルバーグさんが高校に戻りました。昔はヤンキーとして鳴らしたウォルバーグさん。日本で言うところの中学三年生で退学してしまったそうですが、41歳になった今、高校卒業の資格が得られるプログラムをオンラインでスタートさせたとのこと。警察から逃げ回らなくても、人間、(中身は)変われば変わるもんです。ちなみにウォルバーグさんは現在四児の父親。先日は家族でピクニックに出かけたそうです。幸せ過ぎ。

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ジェーン・エア

ジェーン・エア “Jane Eyre”

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

出演:ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、
   ジュディ・デンチ、ホリデイ・グレインジャー、サリー・ホーキンス、
   タムジン・マーチャント、イモジェン・プーツ、アメリア・クラークソン

評価:★★★★




 シャーロット・ブロンテによるあまりに有名な文学を下敷きにしている。映画化は数え切れない。時代は19世紀前半の英国だ。都会から遠く離れた田舎が舞台になる。それにも関わらず、キャリー・ジョージ・フクナガ版『ジェーン・エア』は古臭くない。むしろ新しささえ感じさせる。柔らかく瑞々しい香りに包まれている。この新しさの源は何だろうか。

 様々な理由が考えられるけれど、最大の理由はヒロイン、ジェーン・エアをミア・ワシコウスカが演じていることだろう。義理の伯母から愛を受けることなく育てられた少女が、しかし自由な心を忘れることなく大人になっていく。家庭教師として迎えられた屋敷で、尊厳を持って生きられる喜びを感じながら、いつしか決してとっつきやすくはない何歳も歳の離れた主人と恋に落ちる。よく知られたジェーン・エアの半生を、ワシコウスカが凛とした佇まいで、生きる。

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ミッシング ID

ミッシング ID “Abduction”

監督:ジョン・シングルトン

出演:テイラー・ロートナー、リリー・コリンズ、アルフレッド・モリーナ、
   ジェイソン・アイザックス、マリア・ベロ、ミカエル・ニクヴィスト、
   シガーニー・ウィーヴァー、ティム・グリフィン

評価:★★★




 確かに「ボーン・アイデンティティー」(02年)を思わせるところがある。自分が誰なのか分からない状況下、正体不明の組織に狙われることになる主人公。「俺は誰だ?」という問い掛けを胸に抱き、少年は真実を求めて戦うことになる。しかし、だからと言って本格的なアクション・スリラーを想像すると、肩透かしを喰らうことになるだろう。『ミッシング ID』はそれよりも何よりも、テイラー・ロートナーを魅せるためのアイドル映画仕様になっている。

 どうやらハリウッドがロートナーに期待していることは間違いない。大金がかけられていることが分かる画。たっぷりのロケーション。ご機嫌なロックミュージックの数々。隅々まで揃えられた実力派俳優。これが初主演となるロートナーを、俺たちで盛り立ててやろうぜ。どこを切り取ってもやる気十分だ。

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私が、生きる肌

私が、生きる肌 “La piel que habito”

監督:ペドロ・アルモドヴァル

出演:アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ、
   マリサ・パレデス、ジャン・コルネット、ロベルト・アラモ、
   ブランカ・スアレス、スシ・サンチェス

評価:★★★★




 ペドロ・アルモドヴァルが描く変態が魅力的なのは、社会的ルールからはみ出した彼らへの眼差しに、侮蔑が混ざっていないからだ。その行為を肯定することはない。しかし、決して頭でっかちに否定しようともしない。批判的な態度を封印し、まっさらのキャンパスで変態を躍らせる。するとどうだろう。倫理観が力を持たないその空間の中で、変態が伸び伸び輝き始める。

 まずは細部から攻める。スペイン、トレド郊外にある鉄格子や監視モニターの設置された大邸宅。肌色のボディストッキングをまとった美しい女の監禁。エレヴェーターで運ばれる食事。人工皮膚の移植。無表情の形成外科医。妖しいメイド。日常の匂いが排除されたその場所は外観からして奇妙だ。そこに現れるトラの着ぐるみを着用した男。彼が女に襲い掛かる描写が凄まじい。肉食動物が獲物を甚振りながら味わうように、男が女の顎に吸いつく。肌の露出が抑えられたふたりが絡み合う画に、早くも禁断の扉が開かれた空気が立ち込める。

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ケイト・レディが完璧な理由

ケイト・レディが完璧な理由 “I Don't Know How She Does It”

監督:ダグラス・マクグラス

出演:サラ・ジェシカ・パーカー、ピアース・ブロスナン、グレッグ・キニア、
   クリスティナ・ヘンドリックス、ケルシー・グラマー、セス・マイヤーズ、
   オリヴィア・マン、エマ・レイン・ライル、
   セオドラ・ゴールドバーグ、ジュリアス・ゴールドバーグ

評価:★★




 TVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」(98~04年)はサラ・ジェシカ・パーカーの人生を変えた。主人公キャリー・ブラッドショウがそのままパーカーのイメージとなり、いつでもどこでも「キャリー」を求められるようになった。これは女優としては危険な現象だ。何をやっても「キャリー」として見られることを意味する。一生涯の役柄に出合える俳優が限られていることを考えれば、贅沢な悩みには違いない。

 果たしてパーカーは、『ケイト・レディが完璧な理由』でも「キャリー」を求められる。キャリーのようにはファッション性は高くないし、高給取りでもない。何よりふたりの子どもの母親だ。…それにも関わらずキャリー。ケイト・レディという名前でもキャリー。夫がビッグではないのにキャリー。パーカーは本来もっと起用なのに、これいかに。ヒロインはキャリーの変形ヴァージョンでしかない。…と言うか、最初からそのセンを狙っている。

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The 19th Planet Movie Awards/第19回プラネット映画賞

The 19th Planet Movie Awards/第19回プラネット映画賞

対象:2012年1月1日~6月30日の間に東京で劇場公開された作品

ノミネーション投票期間:2012年7月1日~20日
最終投票期間:2012年8月1日~20日



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June 8 - 10 weekend, 2012

June 8 - 10 weekend, 2012

1 Moonrise Kingdom|$16,247(96)$3,731,001
2 プロメテウス|$15,032(3396)$51,050,101
3 マダガスカル3|$14,166(4258)$60,316,738
4 Safety Not Guaranteed|$10,862(9)$97,762
5 Lola Versus|$7,954(4)$31,815

6 スノーホワイト|$6,105(3777)$98,537,475
7 最強のふたり|$5,002(77)$1,014,610
8 メン・イン・ブラック3|$3,664(3792)$135,901,094
9 アベンジャーズ|$3,595(3129)$572,300,463
10 Peace, Love & Misunderstanding|$3,418(31)$105,960

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ハル・ベリーさんと愛娘ナーラちゃんの親権闘争でダメ男っぷりを次々披露しているガブリエル・オーブリーさんが、ナンパしているところを目撃されました。ナンパぐらいならニュースにならなかったかもしれませんが、ナンパの場所が女子トイレだったのでニュースになっちゃいました。ホテルのプールで目をつけた女性がトイレに入っていたことを確認したオーブリーさんは、何の躊躇いもなく(脚色)女子トイレに入り、めでたく電話番号を獲得したということです。変質者に間違われなかったのはオーブリーさんがハンサムだからでしょうか。ちゅーか女!トイレまでついてくる男でいいんか!

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君への誓い

君への誓い “The Vow”

監督:マイケル・スーシー

出演:チャニング・テイタム、レイチェル・マクアダムス、サム・ニール、
   スコット・スピードマン、ジェシカ・ラング、ジェシカ・マクナミー、
   ウェンディ・クルーソン、タチアナ・マズラニー、ルーカス・ブライアント

評価:★★




 愛し合う男と女が結婚する。絵に描いたような幸せの絶頂。しかしそれも束の間、不幸な事故に遭い、妻は夫に出会ってからの記憶をなくしてしまう。果たしてふたりは、また愛し合う仲に戻れるだろうか。100年前に作られたような、もはや干からびてしまったプロットの『君への誓い』。まるでニコラス・スパークス映画のようだけれど、どっこいまるで関係ないらしい。何しろ人が死なない。でも、スパークス映画との違いはそこだけだ。

 妻は夫の一切を忘れる。綺麗さっぱり忘れる。だから夫がいくら愛を示しても、その全てを受け止められない。夫はそれでもめげない。なんとかまた結ばれようと想いを貫く。ここに泣かせが入るわけだ。どこまでも真っ直ぐな男の愛情。私も捧げられたいわー、と言うことらしい。同じ記憶喪失ものなら「50回目のファースト・キス」(04年)のようなコメディ仕立てにしてくれた方が、より胸に沁みるものがあると思うけれど、まあこれは好みの問題か。

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バッド・ティーチャー

バッド・ティーチャー “Bad Teacher”

監督:ジェイク・カスダン

出演:キャメロン・ディアス、ジャスティン・ティンバーレイク、
   ジェイソン・シーゲル、ルーシー・パンチ、ジョン・マイケル・ヒギンス、
   フィリス・スミス、モリー・シャノン、デイヴ・アレン

評価:★★★




 「メリーに首ったけ」(98年)でファレリー兄弟があれだけ下ネタに振り切ることができたのは、キャメロン・ディアスというミューズの獲得に成功したからに他ならない。どれだけ下品にいやらしく愚かに飛ばしても、不快さを軽やかに飛び越える。自分を笑い飛ばすことのできる天真爛漫な個性と、伸びやかな肢体が、あの世界に綺麗にハマったのだ。『バッド・ティーチャー』はディアスに同じことを期待する。彼女にビッチの種を植えつける。

 ビッチの種はしかし、狙いほどには美しい花を咲かせない。ジェイク・カスダン監督はあることを怠っている。「メリーに首ったけ」でファレリー兄弟は、ディアスの個性に寄り掛かることを良しとしなかった。物語の下地に、誰もが知っていることなのに、誰もが開けっ広げには話さない、人生の猥雑さにまとわりつく偽善を露にする工夫を忘れなかった。この映画には、ディアスならばただのビッチにはならないだろう、可愛らしく見えるだろうという甘えが、彼方此方に散らばっている。

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ミッドナイト・イン・パリ

ミッドナイト・イン・パリ “Midnight in Paris”

監督:ウッディ・アレン

出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、
   カート・フラー、ミミ・ケネディ、マイケル・シーン、
   ニーナ・アリアンダ、カーラ・ブルーニ、イヴ・ヘック、
   アリソン・ピル、コリー・ストール、トム・ヒドルストン、
   キャシー・ベイツ、マリオン・コティヤール、エイドリアン・ブロディ

評価:★★★★




 オヤッと思ったのは、いきなりフランス観光名所がスナップ写真を撮るように映し出されていくからだ。エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿、ロダン美術館…誰もが知っている“フランス”が並べられる。ウッディ・アレンだったらそういうスポットには無視を決め込んで、街角のカフェや通りに出ている雑貨屋に目を向けそうなものではないか。80歳が見えてきたアレン、ここに来てちょいとばかり肩から力抜けてきた。もちろん良い意味で。

 肩の力が抜けたと言えば、アレンは以前にも増して映画で遊んでいる。まず、主人公の造形が、これまでアレンが自分で演じてきた男たちの分身のような見せ方になっている。売れっ子脚本家で、実は小説家志望。パリに強烈に憧れながら、いざとなると守りに入ってしまい、現状維持を選んでしまう性分。この優柔不断にも見えなくもない主人公を、オーウェン・ウィルソンに演じさせる。自分そっくりに。セリフの早口の回し方。忙しない手足の動き。衣服の着こなし。右往左往の似合うドタバタ。自分を若返らせて喜んでいるアレンが見える。ウィルソンもそれに応える。「偉大なるマンネリ」の再構築。

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イリュージョン

イリュージョン “La femme du Vème”

監督:パヴェル・パヴリコフスキー

出演:イーサン・ホーク、クリスティン・スコット=トーマス、
   ジョアンナ・クリグ、サミール・ゲスミ、デルフィーヌ・シュイロット

評価:★★




 イーサン・ホークはしょぼくれた風貌がすっかり板についてきた。若い頃から見ているので少々複雑な気分になるけれど、これはこれで面白い。ホークはここでもしっかりしょぼくれる。演じるのはパリにやって来るアメリカ人作家だ。目的は別れた妻と娘との関係修復だ。ところが、妻からあっさり門前払いを食らう。それどころか警察を呼ばれる。ホークは捕まるまいと街中をキリンのぬいぐるみ片手に全力疾走だ。しかも置き引きにまで遭う。泣けてくるではないか。

 フランスが誇る大都市は、芸術の都の表情を封印する。『イリュージョン』に出てくるパリは、さながら不思議の国だ。優しい魔法も喋る動物も出てこない。代わりに胡散臭い男たちと謎めいた女が現れる。ホークはその怪しさに気づかない。いや、気づいても無視を決め込む。そして、知らぬ間に心を支配されていく。

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キリング・フィールズ 失踪地帯

キリング・フィールズ 失踪地帯 “Texas Killing Fields”

監督:アミ・カナーン・マン

出演:サム・ワーシントン、ジェフリー・ディーン・モーガン、
   ジェシカ・チャステイン、クロエ・グレース・モレッツ、
   ジェイソン・クラーク、アナベス・ギッシュ、
   シェリル・リー、スティーヴン・グラハム、ジェームズ・へバート

評価:★★★




 筋を追いかけることに熱心になり過ぎていると、『キリング・フィールズ 失踪地帯』は楽しめないかもしれない。テキサス州郊外の寂れた町、若い女性たちが連続して誘拐・殺害される事件が起きる。犯人探しに躍起になるふたりの刑事、そして町に生きるひとりの少女の物語。浮かび上がる真相には捻りがなく、そこから特別の感慨が浮かび上がるわけでもない。

 しかし、だからと言ってあっさり切り捨てるのは気が早い。町にまとわりつく空気が妙にねちっこく艶かしく、肌に沁み込んでくるからだ。湿地帯の多い土地らしく、風は生温く、陽射しは優しくない。昼と夜とでは表情がガラリと変わる。町には悪意が隅々まで行き渡っている。いや、悪意ではなく獣の匂いと言い換えた方が良いかもしれない。人が人に襲い掛かる凶暴性・暴力性が人間の本能的な部分と密着する。それが伝わる画になっている。この画はなかなか腹に来る。

 ここに生きる人々の息遣いが生々しい。毎夜犬の傍らでビールを呑む離婚仕立ての刑事。家庭に恵まれながら事件のやるせなさに対処し切れないニューヨーク出身の相棒。荒んだ家庭に育ち決して無表情を崩すことのない少女。誰も彼もが何かを諦めたように、そしてそういう自分を受け入れて、毎日をやり過ごしている。事件よりもよっぽど恐ろしい生態観察。

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June 1 - 3 weekend, 2012

June 1 - 3 weekend, 2012

1 Moonrise Kingdom|$54,805(16)$1,737,093
2 スノーホワイト|$14,900(3773)$56,217,700
3 メン・イン・ブラック3|$6,609(4248)$111,078,763
4 最強のふたり|$6,439(50)$488,563
5 パリ猫の生き方|$5,759(6)$34,554
6 アベンジャーズ|$5,582(3670)$552,950,398
7 The Best Exotic Marigold Hotel|$3,465(1294)$25,379,688
8 Hide Away|$3,042(5)$16,522
9 Bernie|$2,973(302)$3,611,117
10 Hysteria|$2,634(65)$454,895

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 1月に赤子を産み落としたビヨンセ・ノウルズさんが、出産後初となるライヴを開催、見事なパフォーマンスを見せたそうです。アトランティックシティで開かれたコンサートに集まった5,500人の前で、ノウルズさんは産後ダイエットがいかに大変だったかを告白。トレッドミルを使った運動とレタスを食べることにより、27キロもの減量に成功したそうです。ワーオ…人間の身体って摩訶不思議。タカアンドトシのタカさんあたり、真似してみてはいかがでしょう。

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メン・イン・ブラック3

メン・イン・ブラック3 “Men in Black III”

監督:バリー・ソネンフェルド

出演:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、
   エマ・トンプソン、アリス・イヴ、ジャメイン・クレメント、
   マイケル・スタルバーグ、マイク・コルター、ティム・バートン、
   ジャスティン・ビーバー、レディー・ガガ

評価:★★★




 「MIB」シリーズと言ったら、何と言っても、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビネーションが見ものだ。エイリアン監視機関MIBのエージェントであるJ(スミス)とK(ジョーンズ)。息が合っているんだか合っていないんだかわけが分からないままに、いつの間にか事件は黒服・サングラス二人組のペース。騒ぎを起こすエイリアンたちを愉快に懲らしめていく。新加入のエマ・トンプソンが甲高い声で喚く冒頭には頭が痛くなったものの、10年のブランクをほとんど感じさせないのは偉い。

 やっぱりJとKが良い。派手なアクションを軽妙にキメるJ。無表情を決して崩すことなく無駄なく任務を片づけるK。ふたりのユーモアの質は水と油ほどに異なるというのに、奇妙にもどこかで繋がりを見せる。特にKの無表情効果は抜群だ。缶コーヒー飲み続けて300年。さすがに肌に張りがなくなったジョーンズだけれど、それゆえ漂わせる哀愁もプラスにしている。ジョーンズによる土台が頑丈ゆえに、スミスは思い切って弾けられる。

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ザ・マペッツ

ザ・マペッツ “The Muppets”

監督:ジェームズ・ボビン

出演:ジェイソン・シーゲル、エイミー・アダムス、クリス・クーパー、
   ラシダ・ジョーンズ、アラン・アーキン、ビル・コッブス、
   ザック・ガリフィアナキス、ケン・チョン、ジム・パーソンズ、
   サラ・シルヴァーマン、エミリー・ブラント、ウーピー・ゴールドバーグ、
   セレーナ・ゴメス、ニール・パトリック・ハリス、
   ジョン・クラシンスキー、ジャック・ブラック

声の出演:ピーター・リンツ、スティーヴ・ホイットマイア、
   エリック・ジェイコブソン、デイヴ・ゴールズ、ビル・バーレッタ、
   デヴィッド・ロドマン、マット・ヴォーゲル

評価:★★★




 日本に住んでいるとアメリカほど馴染み深いとは言えないマペットたち。彼らを主人公にした『ザ・マペッツ』により改めて気づかされるのは、意外なほど表情豊かということだ。所詮人形と侮るなかれ、限れられた空間の下、彼らは自分の感情を身体全体を使って表現する。怒っているのか、哀しんでいるのか、分からないなんてこと、一瞬たりともない。

 これこそが「技」というものなのだろう。口を中心に置いた僅かな動きと声の調子、そしてしっかりとした物語が、人形に命を吹き込む。本当の生き物として輝き出す。感情を持った生き物として舞い上がる。大きな財産。何物にも変え難い財産。

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タマラ・ドゥルー 恋のさや当て

タマラ・ドゥルー 恋のさや当て “Tamara Drewe”

監督:スティーヴン・フリアーズ

出演:ジェマ・アータートン、ロジャー・アラム、ビル・キャンプ、
   ドミニク・クーパー、ルーク・エヴァンス、タムシン・グレイグ、
   ジェシカ・バーデン、シャーロット・クリスティ

評価:★★★




 グラフィックノヴェルを原作にしているという『タマラ・ドゥルー 恋のさや当て』を観ても、ためになることなど見当たらない。深く考えさせられることもない。我が身を振り返る人がいるとしたら、よほど暇なのだろう。でも、そこが良い。英国の田舎町、死んだ母の遺した家を売るべく帰ってきた女をきっかけに始まる恋のすったもんだ。登場人物たちの愚かな行動を笑って笑って、ただ笑う。

 まず、気まぐれネコのようなタマラ・ドゥルーに扮したジェマ・アータートンが愛らしい。美人過ぎないベビーフェイス。健康的な肉つき。立ち振る舞いには隙があり、男たちが思わず声をかけたくなる、良い意味でのはすっぱさを滲ませている。帰郷後、初めて舞台のひとつとなる農場に現れるときのファッションが良い。赤いタンクトップにホットパンツだけというシンプルなスタイル。これがまあ、なんともまあ眩しいのだ。アータートンは太腿が女性の魅力として、いかに大きな武器になるかを証明している。ビッチ気味の性格もよろしい。

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ダーク・シャドウ

ダーク・シャドウ “Dark Shadows”

監督:ティム・バートン

出演:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、エヴァ・グリーン、
   ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・リー・ミラー、
   ジャッキー・アール・ヘイリー、クロエ・グレース・モレッツ、
   ガリヴァー・マクグラス、ベラ・ヒースコート、クリストファー・リー

評価:★★




 近年のジョニー・デップの演技が退屈なのは、その佇まいから翳り、そして危険な香りが消え失せてしまったからだ。90年代、最も刺激的な演技を披露していた役者は、21世紀に入ってから「家族」を意識した役柄ばかりを演じ、その結果、自身の武器を手放してしまった。いや、本人はおそらく手放したつもりはないだろう。ただ、これが役者の難しいところ、つもりはなくても子どもを中心に甘い顔を作り続けていると、それが演技にこびりつく。生物として本能的な部分で体得していたものを鈍くする。翳りや危険な香りを奪い去る。

 デップの不調はしかも、盟友ティム・バートンに伝染する。「アリス・イン・ワンダーランド」(10年)の体たらくに続き、『ダーク・シャドウ』でもかつてのほの暗い輝きは見当たらない。闇に奥行きを与えることに失敗している。単純にポップな映画に走っている。精神的な繋がりの不思議さよ。デップとバートンはなるほど、気の合う仲間というだけの間柄ではないらしい。

 この映画が惜しいのは、それこそデップがかつてのような翳りをまとっていたら、バートンが闇に奥行きを出すことに成功していたら、極めて愉快なダークファンタジーになった可能性があるところだ。魔女にヴァンパイアにされてしまった男が200年後に復活。没落した一族の末裔たちと家の再建に乗り出すという物語。ヴァンパイアや魔女の他にも、どこか陰のある容姿と秘密や野心を持った、一族の末裔たちも一筋縄では行かない。美術装置や衣装、メイクも凝っている。いかにもバートンとデップが愛する世界ではないか。

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ファミリー・ツリー

ファミリー・ツリー “The Descendants”

監督:アレクサンダー・ペイン

出演:ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、
   ニック・クラウス、ボー・ブリッジス、ロバート・フォースター、
   ジュディ・グリア、マシュー・リラード、メアリー・バードソング、
   ロブ・ヒューベル、パトリシア・ヘイスティ

評価:★★★★




 どこのオッサンが紛れ込んでいるのかと思ったら、ジョージ・クルーニーだったから驚く。スターのイメージを壊すのは難しい。スターを普通に見せようとして失敗した映画は今も昔も数え切れない。しかし、『ファミリー・ツリー』はそれをやってのける。「兄貴」を「オッサン」として撮るだなんて、これは犬を猫に見せるようなものだ。妻の浮気を知ったオッサンが、真相を確認すべく走り出す画を見よ。必死の形相。哀れな背中。覚束ない足元にはつっかけが見える。絶対加齢臭も匂っている。見事なまでにカッコ悪い。オッサンはこのままカッコ悪いままなのだろうか。

 基本的には、そうだ。カッコ悪いままだ。浮気を知っても、妻はボート事故で昏睡状態。何を思っていたのか、恨み辛みを言うこともできない。加えて娘たちは捻くれた態度だ。長女の彼氏と思しき友人は呑気で無神経。やたら多い従兄弟たちとは先祖代々伝わる広大なる土地の売買問題を共有していて、これまた一筋縄では行かない。その上、ここはハワイだ。大自然を残した大地が、オッサンをますます小さく見せる。

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