アーサー・クリスマスの大冒険

アーサー・クリスマスの大冒険 “Arthur Christmas”

監督:サラ・スミス

声の出演:ジェームズ・マカヴォイ、ヒュー・ローリー、ビル・ナイ、
   ジム・ブロードベント、イメルダ・スタウントン、アシュリー・ジェンセン、
   マーク・ウートン、ローラ・リニー、エヴァ・ロンゴリア、
   ジョーン・キューザック、アンディ・サーキス、ドミニク・ウエスト

評価:★★★




 最近作られるクリスマス映画を観ては苦々しく思っていたことがある。サタンクロースの世界がすっかりハイテク機器に塗れている点だ。プレゼントがコンピュータで決定される様、プレゼントがベルトコンベアーに乗せられて移動していく様、サンタがそれを当然のことのように受け入れている様…。時代は21世紀、サンタの世界も旧式のままじゃいられないということなのだろうけれど、そうした画面を観て感じるのは味気なさばかりだ。人の心が大切に想われるこの日に、なぜ機械化された画を見せられなければならないのか。『アーサー・クリスマスの大冒険』でもハイテク化は進んでいる。妖精たちがパソコンと睨めっこ、プレゼントを仕分けし、サンタがステルス式宇宙船(ただしソリ型)に乗って世界各地にプレゼントを配るのだ。あぁぁぁ…。

 ため息が漏れる。ところが、だ。この映画はここからそれに首を傾げるような表情を見せ始める。引退したじいさんサンタはハイテク化に納得がいかず、昔ながらのソリとトナカイのあのスタイルが忘れられない。主人公のアーサーはわけあって、じいさんサンタと共に旧式スタイルでプレゼントを届ける冒険に出ることになる。つまり「新式」と「旧式」が衝突する。そしてそこに見える価値観こそ、テーマのひとつになっている。

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ラブ・アゲイン

ラブ・アゲイン “Crazy, Stupid, Love.”

監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア

出演:スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、
   エマ・ストーン、ケヴィン・ベーコン、マリサ・トメイ、ジョナ・ボボ、
   アナリー・ティプトン、ジョン・キャロル・リンチ、ジョシュ・グローバン

評価:★★★★




 25年連れ添った妻にディナーの席で突然離婚を突きつけられる冴えない男を、バーでナンパに励むことを日常にしているチャラチャラ男が改造する。改造対象となるのがスティーヴ・カレルだから劇的な変化は望めない。しかし、それでもやっぱり格段に良くなる。確かに洗練されていくのだ。カレルは自分を磨き始めることで、その内面を変化させていく。グレン・フィカーラとジョン・レクアはそれを見逃さない。

 前半を引っ張るのはカレルが変わっていく過程だ。「休日の父ちゃん」でももうちょっとましな格好をするだろうに、見るからにヘンテコなカレルが少しずつ変化していく。サイズの合っていないスーツを着用、履くのはそれには全く不釣り合いの汚れたシューズ。アルコールをストローで呑み、口から出てくるのは他人が聞いても面白くない愚痴ばかり。チャラチャラ男がまず外見に狙いを絞るのが正解だ。40代という年齢に見合ったファッションに身を包むために、金を惜しまない。ヘアスタイルも変える。眉毛も整える。次から次へと金は羽根をつけて飛んでいくけれど、まずそこを改善しなければ、先へ進めない。その後はチャラチャラ男のナンパ術を観察することでそのテクニックを学ぶ。イメージトレーニングも重要だ。それと平行するように始まるのは筋力トレーニングで、身体を磨き上げることでカレルの「男」が上がっていく。人が努力して魅力的になっていく様は楽しいものだ。

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迷ディーラー!? ピンチの後にチャンスなし

迷ディーラー!? ピンチの後にチャンスなし “The Goods: Live Hard, Sell Hard”

監督:ニール・ブレナン

出演:ジェレミー・ピーヴン、ヴィング・ライムス、ジェームズ・ブローリン、
   デヴィッド・コークナー、キャスリン・ハーン、エド・ヘルムズ、
   ジョーダナ・スピロ、トニー・ヘイル、ケン・レオン、T・J・ミラー、
   ジョナサン・サドウスキー、ジーナ・ガーション、ウィル・フェレル

評価:★★




 カリフォルニア州テメキュラ、中古車販売店を経営するジェームズ・ブローリンは、倒産寸前だというのにちっとも困っているように見えない。なんとかせねばと思ってはいるようだけれど、その佇まいから滲むのは深刻さとは無縁ののんびりした空気。ブローリンは助けを呼ぼうと電話をかける。取り出した名刺に書かれているのは「ドン・レディ」という名前と「I Move Cars, Motherfucker!」の文字。…とここで気づく。『迷ディーラー!? ピンチの後にチャンスなし』はコメディはコメディでも、バカコメディだ。

 そしてバカコメディはバカコメディでも、「ナンセンス」のセンを狙っている。ナンセンスバカというのは、実は映画として見せるのは難しいジャンルだ。ストレートなバカを放り投げるだけでは成立しない。バカが着地するまでに、セリフや状況に含まれる養分に捻りを加えなければならない。できないと単なるバカ騒ぎになる。ハリウッドで彼方此方に転がっているのは、バカ騒ぎの方だ。

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コンテイジョン

コンテイジョン “Contagion”

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、
   ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、
   グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット、
   ブライアン・クランストン、ジェニファー・イーリー、サナ・レイサン、
   ジョン・ホークス、ディミトリ・マーティン、エリオット・グールド

評価:★★★




 いきなり映し出されるグウィネス・パルトロウに驚く。化粧っ気がないままに電話をしている彼女にスターの華が全く感じられない。ほとんど一般人と化しているだけでも衝撃的なのに、その後の流れにもっと驚く。香港から帰国、夫と息子の待つ我が家で彼女は発熱。それどころか突然口から泡を吹いて倒れ、発作状態のまま病院へ搬送、治療の甲斐もなくそのまま帰らぬ人となってしまうのだ。死に行く際に見開いた目が忘れられない。車に轢かれたカエルを思わせる。いくつかの場面の後、解剖のために頭を切開されるのも強烈。パルトロウ、よくやったじゃないの。

 パルトロウがここまで思い切ったのは多分、監督がスティーヴン・ソダーバーグだからだろう。スターたちから絶大な信頼を勝ち得ているアート系作家。『コンテイジョン』で彼が描き出すのは、感染力と致死率が極めて高いウイルスが蔓延する世界だ。「アウトブレイク」(95年)のように娯楽作として描き出すことも可能な題材だけれど、ソダーバーグはドキュメンタリータッチを意識する。今このときにも直面するかもしれない恐怖として、生々しく描き出す。ケレン味はない。しかし、他人事と終わらせられない恐怖がじわじわと沁みてくる。妻を亡くしたマット・デイモンがその死を告げられた際に、事態を飲み込めず「妻に会えますか?」と聞き返すのが、あまりにもリアル。

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アラフォー女子のベイビー・プラン

アラフォー女子のベイビー・プラン “The Switch”

監督:ジョシュ・ゴードン、ウィル・スペック

出演:ジェニファー・アニストン、ジェイソン・ベイトマン、
   パトリック・ウィルソン、ジュリエット・ルイス、
   ジェフ・ゴールドブラム、トーマス・ロビンソン

評価:★★★




 長らく活躍しているスターには転機となるときがあるもので、大抵の場合それは、演技派への脱皮に成功した作品、或いは大ヒット作品へ出演したときになる。ではジェニファー・アニストンの場合はどうだろう。「グッド・ガール」(02年)への出演をそれとすることも可能だろうけれど、もうひとつインパクトに欠ける。TVシリーズ「フレンズ」(94年~04年)への出演をそうしてしまうのはあまりに安易だ。アニストンのキャリアを振り返ったときに重要な意味を持つのは結局ブラッド・ピットとの結婚で、彼女のターニングポイントは実はピットとの離婚なのではないかと思う。離婚する前と後ではイメージがガラリと変わるからだ。

 ピットとの結婚中のアニストンは「アメリカの恋人」だった。可愛らしさと親しみやすさを振り撒く、幸せを絵に書いたような女の子。それが激変したのは離婚のときで、このときから彼女はピットに捨てられた女のイメージがこびりつく。愛らしくて親しみやすい。でも幸せにはなれない女のイメージだ。離婚原因がピットとアンジェリーナ・ジョリーが急接近したことによるというのは可哀想だった。メグ・ライアンの場合と違うのは、彼女は自ら不倫を選び総スカンを食ったこと。それとは逆に、アニストンには同情が寄せられるようになった。もちろんそれが面白いわけがなく、なんとかそのイメージを払拭したいと頑張っているのが、今のアニストンだ。演技派を目指すのは無理があるだろう。だから彼女には無理をすることない範囲で女優業を楽しむのがベストだと思うのだ。

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November 18 - 20 weekend, 2011

November 18 - 20 weekend, 2011

1 The Descendants|$41,038(29)$1,290,096
2 トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1|$34,012(4061)$138,122,261

3 メランコリア|$5,922(57)$709,212
4 ハッピー フィート2/踊るペンギンレスキュー隊|$5,889(3606)$21,237,068
5 Like Crazy|$4,837(108)$1,767,358
6 インモータルズ 神々の戦い|$3,959(3120)$53,079,889
7 エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE|$3,751(3)$23,718
8 ジャックとジル|$3,414(3438)$40,766,479
9 長ぐつをはいたネコ|$3,164(3415)$122,391,873
10 J・エドガー|$3,045(1947)$20,722,814

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 今ハリウッドが最も注目する若手の一人となったアーミー・ハマーさんが、奥さんのエリザベス・チャンバースさんと共にパン屋さんをオープンします。今月28日、テキサスのサンアントニオでオープニングパーティが開かれるそうで、カップケーキ、クッキー、ティラミス等のデザート菓子をメインに、コーヒー、紅茶も販売予定。ハマーさんは久々に現れた超のつく高身長スター。相手役の女優たちも大変だなぁ。ちゅーか、女優よりも男優の方が大変かも。あいつと一緒の画面に入ると俺が小さく見えちまうぜ!…みたいな…。ハマーさん、太りやすい体質と見ましたので、菓子の食べ過ぎには十分注意して下さい。

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マーガレットと素敵な何か

マーガレットと素敵な何か “L'âge de raison”

監督:ヤン・サミュエル

出演:ソフィー・マルソー、マートン・ソーカス、ミシェル・デュショーソワ、
   ジョナサン・ザッカイ、エマニュエル・グリュンヴォルド、
   ティエリー・アンシス、ジュリエット・シャペイ、デボラ・マリク

評価:★★




 どうやらソフィー・マルソーは年をとるのを止めたらしい。目尻のシワや目の下の弛み、頬のこけ方に若干の年齢を感じさせるものの、そこいらの同年齢の女たちと較べたら恐ろしいキープ力だ。フランス女優はエマニュエル・ベアールだとかオドレイ・トトゥだとか加齢を止める人が多くて、マルソーもその例に漏れなかったわけだ。ただ、少女メルヘンの世界に飛んでいってしまったイザベル・アジャーニのレヴェルにはまだない。いや、あそこまで行ったらサイボーグか。

 『マーガレットと素敵な何か』のマルソーは、泣いて笑って怒ってと忙しい。目を真ん丸くして、洪水のようにセリフを吐いて、身体も張る。目指すはお茶目さのアピールだ。40代の役柄だけれど、「私ってまだこんなに可愛いの」と強調する。その表現法は自分の可愛さを知っている人のそれで、ほとんど苦笑してしまうほど。でも実際愛らしいのだから仕方がない。特に笑い顔なんて、「ラ・ブーム」(80年)の頃と同じ。あれから30年も経っていることを考えると、なかなか感慨深い。

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インモータルズ 神々の戦い

インモータルズ 神々の戦い “Immortals”

監督:ターセム・シン

出演:ヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク、フリーダ・ピント、ジョン・ハート、
   スティーヴン・ドーフ、イザベル・ルーカス、ルーク・エヴァンス、
   ケラン・ラッツ、ダニエル・シャーマン、ジョセフ・モーガン

評価:★★★




 どういうわけだかハリウッドはギリシャ神話ブームだ。ゼウスやポセイドンらお馴染みの面々を取り上げたアクション映画が次々作られている。子どもの頃から慣れ親しみ好んできた者としては、あの世界に光が当てられるのは嬉しい。何とも大雑把なハリウッドだけれど、でもまあ、キャラクターだけ借りて物語や人間関係はテキトーなのには目を瞑ってもいい。あの独特の世界の美しさを捉えた映像にしてくれればそれでいい。

 その点、『インモータルズ 神々の戦い』の監督がターセム・シンというのはなかなか気が利いている。インドから羽ばたいたこの監督、毎度画面作りに大変な力の入れよう。一度目にしたら焼きついて離れない画面をこれでもかと突きつけてくる。絢爛豪華なギリシャ神話の世界の描写を、きっと凝りに凝ったものにしてくれるだろう。

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マネーボール

マネーボール “Moneyball”

監督:ベネット・ミラー

出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、
   ロビン・ライト、クリス・プラット、ケリス・ドーシー、
   スティーヴン・ビショップ、ブレント・ジェニングス、タミー・ブランチャード

評価:★★★★




 野球界を舞台にしているというのに、試合場面はごく僅か。選手の身体能力や内面が深く掘り下げられることもない。それどころか中心となっているのは、誰からも煙たがられているだろう、チームのお偉いさん方だ。身体を張ってプレイする代わりに、成績や采配にだけはアレコレ口を出すヤツら。純粋にスポーツを楽しみたい者には鬱陶しい存在。だが、金の動くところにドラマあり。『マネーボール』はそこに潜む価値観に深く斬り込んでいく。

 主人公は貧乏球団オークランド・アスレチックスに所属する実在のゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンだ。年俸を払えないから戦力は極めて厳しい。それゆえもうひとつ冴えない成績のアスレチックスを立て直すにはどうしたら良いか。ビーンはマネーボール理論を投げ掛ける。見た目に分かりやすい本塁打や打率、打点を重要視するのではなく、故障や年齢の問題があっても、あまり語られない出塁率や長打率等、どこかに優れた能力を抱えるコストパフォーマンスの高い選手を適材適所で用いることでチームを構成していくという手法。そのためには選手を細かくデータ分析する必要がある。

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パーティー・ナイトはダンステリア

パーティー・ナイトはダンステリア “Take Me Home Tonight”

監督:マイケル・ドース

出演:トファー・グレイス、アンナ・ファリス、ダン・フォグラー、
   テリーサ・パーマー、クリス・プラット、マイケル・ビーン、
   ジーニー・ハケット、ルーシー・パンチ、ミシェル・トラクテンバーグ

評価:★★




 80年代はバカにされがちだ。無理もない。金が羽根をはためかせて人から人へ渡り、人はそれを当然のこととして受け止め、企業はそれを高笑いしながら煽っている。大半が調子こいていた。簡単に言ってしまうなら、軽薄な時代だったのだ。でも、全てがダメだったわけじゃない。近年は再評価の空気も立ち上がっていて、映画界もそれに乗っかるように、80年代を意識した作品を作っている。アレ?なんか80年代もそれなりに良かった気がするぞ、みたいな。

 『パーティー・ナイトはダンステリア』は物語よりも人物よりも、1980年代という時代の描き込みに力が入られている。ホイットニー・ヒューストンやマドンナが登場、デュラン・デュランやモトリー・クルーが人気が人気を博しているとき。当時のヒット曲が次々流れ、若者たちはそれに合わせて歌い踊る。もちろん洋服やメイク、へアスタイルは流行が意識され、家のインテリアも気配を変えていく。庶民はプチ成金と化していた。時代の空気を表現するなら、やたらとギラギラチカチカしていたというのが的確だろう。恐ろしいことに、度が過ぎていればいるほどクールと受け止められた匂いすらある。真似したいかと聞かれたならば、間違いなくノー。小林幸子や美川憲一じゃなければ、大半の人が同じ答えだろう。

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ラビット・ホール

ラビット・ホール “Rabbit Hole”

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル

出演:ニコール・キッドマン、アーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト、
   サンドラ・オー、マイルズ・テラー、タミー・ブランチャード、
   ジャンカルロ・エスポジト、ジョン・テニー、パトリシア・カレンバー

評価:★★★




 ニコール・キッドマンは類稀なる美貌の持ち主だ。真っ白な肌は陶器のように滑らかで、ウェイヴのかかった髪は流れるように美しい。長身のフォルムもパーフェクトなバランスを保っている。他の人間と並ぶと、もはやこの世の人とは思えない。ボトックスのせいだろう、唇が不自然に腫れ上がり、笑い顔が般若風なのには気づかないフリをするのが賢明だ。

 ところが、こうした美しさは『ラビットホール』のような衣食住に密着した物語ではプラスにはならない。簡単に言うなら、キッドマンには生活臭というものがまるでなく、それゆえ人の息遣いが聞こえてくるような画面からは異様なまでに存在が浮き上がってしまうのだ。例えばエプロン姿ひとつ取り出してみても、こんなに似合わないので良いのだろうかと不安になる。逆に普段着として登場するスタイルがいちいちカッコイイったらない。そんなに高価ではないだろう洋服も、キッドマンが着れば途端に輝き出す。花柄パジャマもフリルのついたドット柄ワンピースも、ひゃー、可愛い!

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November 11 - 13 weekend, 2011

November 11 - 13 weekend, 2011

1 メランコリア|$13,535(19)$257,174
2 インモータルズ 神々の戦い|$10,349(3112)$32,206,425
3 ジャックとジル|$7,273(3438)$11,315,858

4 Like Crazy|$7,207(70)$1,055,778
5 長ぐつをはいたネコ|$6,335(3903)$108,035,359
6 J・エドガー|$5,873(1910)$11,315,858
7 ペントハウス|$3,790(3370)$43,465,615
8 The Skin I Live In|$3,268(91)$1,696,817
9 マージン・コール|$2,741(199)$3,312,204
10 October Baby|$2,633(12)$194,929

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ヴィクトリア・ベッカムさんが使っているiPhoneは、なんと33,000ドル(約250万円)もする一品なのだそうです。スチュアート・ヒューズさんがデザインしたもので、その表面は24カラットのゴールドで覆われているのだとか。持ち歩くのが怖いではないですか!マイケータイなんて未だにスマートフォンじゃないんですけど!出先でケータイを弄りたいとは全然思わないのです。インターネットに繋ぐ必要性も全然感じないしなぁ。そんなわけでケータイは喋れればイイジャンとしか思わないワタクシ。当然装飾も一切ありませぬ。

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狂気の行方

狂気の行方 “My Son, My Son, What Have Ye Done”

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

出演:マイケル・シャノン、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー、
   ウド・キアー、マイケル・ペーニャ、グレイス・ザブリスキー、
   ブラッド・ダーリフ、ヴァーン・トロイヤー、ロレッタ・ディヴァイン

評価:★★★




 主人公が所属する劇団がアイスキュロスの「オレステイア」を上演する件がある。言うまでもなく、父を殺害した母に復讐する息子の物語だ。どうやら『狂気の行方』はこのギリシャ悲劇をベースに敷いているようだ。主人公の心理がどういう流れにあったのかは曖昧にしか説明されない。しかし「オレステイア」関連のエピソードが入ることで、やんわりそれが浮かび上がる。表現法としては面白いような、でもあからさま過ぎるような、微妙なところ。ただし実のところ、ギリシャ悲劇云々はさほど重要ではない。話の筋を追うのに懸命になるべき映画でないからだ。

 ヴェルナー・ヘルツォークが創り上げた世界は、サンディエゴという現実世界を舞台にしているのに、どこかそう感じさせないところがある。何かが歪んでいるような、鏡の向こうの世界に迷い込んでしまったような、落ち着かない気分を誘われる。どうもデヴィッド・リンチ映画の匂いを感じる。そしたらなんと、プロデューサーにリンチの名前もあるのだった。一体全体、リンチはどれくらいどのように作品に関わったのだろう。リンチ映画でははわけが分からない話の中に強烈な色気と快感が浮かび上がるのが常。しかしここにはそういうものはなく、代わりに底知れない不安感に支配されている。

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パラノーマル・アクティビティ3

パラノーマル・アクティビティ3 “Paranormal Activity 3”

監督:ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン

出演:ジェシカ・ブラウン、クロエ・チェンゲリ、ローレン・ビットナー、
   クリストファー・ニコラス・スミス、ダスティン・イングラム、
   ジョアンナ・ブラッディ、ハリー・フート、
   ケイティ・フェザーストン、スプレイグ・グレイデン

評価:★★★




 どうやらこのシリーズは、年に一本のペースで作品を重ねることが定着したらしい。ストーリーらしいストーリーはあってないようなものなので、いくらでも話は膨らませられるだろう。『パラノーマル・アクティビティ3』では一気に20年近く遡り、ケイティとクリスティの幼少時が描かれる。後に恐ろしい惨劇を経験する姉妹は、過去に何を経験していたのか。そういえば彼女たちは子ども時代の記憶がないようなことを前二作で話していた。用意周到である。

 以前に遡ると言っても、実のところ怖がらせ方は同じで、新しく提供される情報にもそれほどの詳細はない。せいぜい悪魔や魔女が絡んだエピソードが出てくるくらいで、でもそれを知ったからと言って、シリーズに新しい顔が見えてくるわけではない。これまで同様ビデオ撮影がなされ(ただし、時代を感じさせるようにVHSだ)、それが家の中で怪現象を捉える。

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しあわせの方程式

しあわせの方程式 “An Invisible Sign”

監督:マリリン・アグレロ

出演:ジェシカ・アルバ、クリス・メッシーナ、ベイリー・マディソン、
   J・K・シモンズ、ソニア・ブラガ、ブライス・オーファース、
   ジョン・シーア、メアリー・ルイーズ・バーク、アシュリー・アトキンソン

評価:★




 ジェシカ・アルバをブサイクに撮るのは容易いことではない。だって誰が見たって可愛らしいのだもの。健康的な小麦色の肌。ドングリのような目。ぷっくりした唇。均整の取れたスタイル。装飾の要らない輝き。性格も良さそうだし、いつだって笑顔なのも好ポイント。アカデミー賞には絶対に引っ掛からないような作品ばかりに出ているのも偉い。人工臭のない親しみやすさに包まれて、アルバは今のハリウッドで一二を争う「可愛い女優」のポジションを揺るぎないものにしている。

 『しあわせの方程式』はそういう特質を持つアルバを可愛らしく撮れなかったという点で、記憶される映画かもしれない。美しいブロンドをブルネットに染めたおさげ髪。常に隠されたオデコ。暗い色ばかりの衣装。冬だから露出もゼロ。他人と口を利くのも億劫に感じるくらいに内向的。大好きなのは「数字」。こういうとにかく地味なヒロインをアルバは、ほとんどすっぴんで演じている。

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スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション “Scream 4”

監督:ウェス・クレイヴン

評価:ネーヴ・キャンベル、コートニー・コックス、デヴィッド・アークェット、
   エマ・ロバーツ、ヘイデン・パネッティーア、ロリー・カルキン、
   アリソン・ブリー、アンソニー・アンダーソン、アダム・ブロディ、
   エリック・ヌードセン、ルーシー・ヘイル、メアリー・マクドネル、
   ニコ・トルトレッラ、マーリー・シェルトン、アンナ・パキン、
   クリステン・ベル、ヘザー・グラハム

評価:★




 「スクリーム3」(00年)で一応の完結を見せていたはずのホラーコメディシリーズ。とは言え、ほとんど誰もが『スクリーム4』はできるに違いないと踏んでいたことだろう。ただ、できるまでに11年も間が空くと予想できた人は少なかったかもしれない。様々な大人の事情があるのだろうけれど、やはり11年は長過ぎた。シリーズから「新しさ」を完全に奪い去ってしまった。いや、「3」の時点でマンネリ感はたっぷり漂っていたか。その上での11年なのだから、フレッシュ野菜の新鮮味を感じろという方が無理な話だ。

 律儀にも再び集まったオリジナルキャストが俳優としての好調をキープしていたならば、まだ良かった。お宝的有難味が出た可能性がある。ところが、誰も目から見ても彼らはジリ貧傾向だ。ヒロインのネーヴ・キャンベルなど、すっかりオバチャン。立派なエラばかりが目立って、スターのオーラ完全消失。

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モンスター上司

モンスター上司 “Horrible Bosses”

監督:セス・ゴードン

出演:ケヴィン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、
   ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス、
   ジェイミー・フォックス、ドナルド・サザーランド、ジュリー・ボーウェン

評価:★★★★




 一度会っただけでは印象に残らない人がいる。別れた数秒後には「どんな顔だったっけ?」。まことに申し訳ないけれど、記憶中枢に書き込まれないのだから、仕方がない。実は映画界でもそういうタイプは少なくない。この物語の主演俳優たちは、まさにソレ。ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス…揃いも揃って記憶に残らない。「絶対良い人」の安心感はあっても、大スターにはなれないだろう。

 ではどうして彼らは起用されたのかというと、結局才能に尽きる。それもコメディの才能。彼らはほとんど一緒の場面に登場、常に騒がしい掛け合いを見せるのだけど、これが面白い。冷静なベイトマン、チョコマカしているデイ、変に思い切りの良いサダイキス。バランスが取れていて、セリフとセリフが激しく被さっていく場面の呼吸はほとんど芸術。それなのに記憶に残らないというのは、うん、これも持ち味だ。ひょっとして彼らを前提に書かれた本なのではないか。

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November 4 - 6 weekend, 2011

November 4 - 6 weekend, 2011

1 Like Crazy|$16,657(16)$444,510
2 長ぐつをはいたネコ |$8,341 3963 $75,527,682
3 ペントハウス|$7,135(3367)$24,025,190
4 Martha Marcy May Marlene|$4,651(98)$1,021,024
5 A Very Harold & Kumar 3D Christmas|$4,506(2875)$12,954,142
6 The Skin I Live In|$4,210(78)$1,260,995
7 Margin Call|$4,036(178)$2,516,831
8 パラノーマル・アクティビティ3|$2,536(3286)$95,116,745
9 October Baby|$2,431(14)$151,952
10 Anonymous|$2,404(513)$2,683,332

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 実は偽装妊娠なのではないかと囁かれているビヨンセ・ノウルズさんですが、夫のジェイ・Zさんと共に出産に向けて着々と準備を進めているようです。マンハッタンの豪華マンションを改装中で、そのためにインテリア・デザイナーを雇い、子ども部屋を三つ作っているのだとか。総額75万ドルとのこと。その子ども部屋は縁取りが全て十八金、カーテンはシルクで絨毯はカシミア。子守唄のために音響システムも最高級のもので、テレビは天井から降りてくる設計との話もあります。ノウルズさんに飼われているペットの方が、ワタクシよりも絶対良い生活をしているでしょう。

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ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀

ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀 “Largo Winch II”

監督:ジェローム・サル

出演:トメル・シスレー、シャロン・ストーン、ウルリッヒ・トゥクール、
   ローラン・テルジェフ、マメ・ナクプラシット、オリヴィエ・バルテレミ、
   ニコラ・ヴォード、クレーメンス・シック

評価:★




 フランスのアクション映画はつまらない。指摘するまでもなく、多くの人が感じていることだろう。フランスこそ世界No.1とでも言いたげに、ハリウッド映画に対抗するような派手なアクション映画が途切れることなく出てくる(他の国からはほとんど出てこない。アジアからはオリジナル性を大切にしたものが出てきているが…)。不思議なことに全部同じ印象。ダメハリウッドを見習うような内容をたっぷりの水で薄めたような手応え。

 『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』はその集大成のような映画。ビルマ、香港、タイ、スイス、フランス…世界を股にかけて動き回る主人公。政治問題や国際問題、企業の絡んだ陰謀を放り込みスケール感を捻り出そうとするも、中身は充実から程遠い。グラフィック小説が原作と聞くと驚く。とてもそれに見合った題材でも物語でもないし、画面のケレン味も不発だ。せめてアクションだけでも独創的にできなかったのか。

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ウィンターズ・ボーン

ウィンターズ・ボーン “Winter's Bone”

監督:デブラ・グラニク

出演:ジェニファー・ローレンス、ジョン・ホークス、
   シェリル・リー、デイル・ディッキー、
   ギャレット・ディラハント、ローレン・スウィートサー、
   アイザイア・ストーン、アシュリー・トンプソン

評価:★★★★




 17歳と言ったら、誰もいない海で、ふたりの愛を確かめたくて、あなたの腕をすりぬけてみる頃だ。『ウィンターズ・ボーン』のヒロインであるリーは、そんな夢と希望とは無縁のところで生きている。父が失踪、母は心を病み、幼い弟と妹は一人では食べていけない。必然的に彼女が大黒柱になってしまう。格差社会が叫ばれて久しいけれど、そんなのとも別次元。デモに参加する暇があるのなら、リーは1ドルでも多くの金集めに奔走するだろう。

 描かれるのは極めて厳しい貧困層の世界だ。嫌いな言葉を使うなら社会の「底辺」に限りなく近い。ミズーリ州の山岳地帯。木々が生い茂る寂しい大地。金はなく、食い物もなく、希望すらない。リスを捕まえて食料にし、隣人からの多少の施しを受け、命を繋いでいる。生きるためなら犯罪にだって手を染める者もいる。一帯には麻薬が蔓延る。負のループから抜け出せない。いや、抜き出す気力もない。中でもヒロインは失踪した父を見つけなれば、家と土地を奪われる状況に置かれる。覚悟を決めた彼女は父の行方を追い求める。もちろんそれは地獄を見る旅になる。

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フェア・ゲーム

フェア・ゲーム “Fair Game”

監督:ダグ・リーマン

出演:ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、
   デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス、ノア・エメリッヒ、
   ブルース・マッギル、マイケル・ケリー、アダム・ルフェーヴル、
   タイ・バーレル、ティム・グリフィン、ジェシカ・ヘクト

評価:★★★




 ヴァレリー・プレイムの名前はよく覚えている。アメリカ政府によってCIA諜報員であることを暴かれた人物。映画の中で何度描かれても現実感をさほど感じられなかったCIAという組織が、確かに存在するという事実を突きつける事件の主人公として…。『フェア・ゲーム』は彼女の闘いの詳細を綴る。

 プレイムを演じるのはナオミ・ワッツだ。美しい容姿はスターのそれだけれど、適度な生活感がプレイム役にピッタリ。スーツをきっちり着こなし仕事をテキパキこなすときと、家に戻って力が抜けたときのギャップがイイ。できる仕事人、良き妻、良き母であろうとする姿が凛々しい。

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ミッション:8ミニッツ

ミッション:8ミニッツ “Source Code”

監督:ダンカン・ジョーンズ

出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、
   ジェフリー・ライト、マイケル・アーデン、キャス・アンヴァー、
   ラッセル・ピーターズ、スーザン・ベイン

評価:★★★




 目覚めると列車の中。目の前には美しい女が座り、親しげに話しかけてくる。兵士である自分はアフガニスタンでヘリコプターに乗っていたはずだったのに、何故。慌ててトイレに駆け込むと、鏡に映るのは自分とは違う男だ。何が起こっているのか理解できないまま、その直後彼は爆風に包まれる。列車に仕掛けられていた爆弾が爆発したのだ。

 何の説明もなくいきなり始まる物語。もちろん狙い通りだ。『ミッション:8ミニッツ』は体感型スリラーと言うのが相応しいSFで、主人公と観客の距離が極めて近い。主人公と同じ状況下に置かれることで、その心象が痛切に突き刺さってくる仕掛けだ。2回観ればより世界観が理解できるとは思うけれど、それよりも主人公の心理を直に感じられる一度目の鑑賞にこそ、醍醐味が隠れている気がする。

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三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 “The Three Musketeers”

監督:ポール・W・S・アンダーソン

出演:ローラン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、クリストフ・ヴァルツ、
   オーランド・ブルーム、マシュー・マクファディン、
   レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンス、マッツ・ミケルセン、
   ガブリエラ・ワイルド、ジェームズ・コーデン、ジュノー・テンプル

評価:★




 予想はしていたけれど、アレクサンドル・デュマの古典の匂いは露ほども感じられない。アトス、ポルトス、アラミスの三銃士やダルタニアン、ミレディらお馴染みのキャラクターを借りているだけ。だったら「三銃士」じゃなくても良いのではないかという疑問が立ち上がるものの、ひょっとすると有名なキャラクターを使えば説明が省けると考えたのかもしれない。その分映像に力を入れちゃうぞ!…みたいな。違うか。

 ポール・W・S・アンダーソンが『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』でやりたかったのはもちろん、CG映像とは縁が薄かった時代物を3Dで撮り上げることだ。しかもここにCGアクションもたっぷり盛り込む。飛び出すだけでも有難いのにアクションが現代的だなんて、全く新しい発想だぜ!

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October 28 - 30 weekend, 2011

October 28 - 30 weekend, 2011

1 Like Crazy|$30,785(4)$123,140
2 長ぐつをはいたネコ|$8,623(3952)$34,077,439
3 October Baby|$7,854(13)$102,096

4 The Skin I Live In|$5,829(31)$833,833
5 パラノーマル・アクティビティ3|$5,450(3329)$34,077,439
6 Margin Call|$5,152(140)$1,482,563
7 The Afflicated|$4,620(11)$175,742
8 TIME タイム|$3,860(3122)$12,050,368
9 Anonymous|$3,856(265)$1,021,768
10 顔のないスパイ|$2,422(11)$26,639


【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 毎度ぶっ飛んだファッションで世間を笑いの渦に巻き込むレディー・ガガさんに、インドの動物愛護団体PETAがあるオファーをしました。オファーとはF1グランプリ後に開催されるイヴェントに、レタスだけで作ったドレスを着て出席して欲しいというもの。ガガさんは以前、生肉によって作られたドレスを着てイヴェントに出席したことがあります。なるほどガガさんなら喜びそうな申し出ではありますが、でもなんでレタスなんでしょう。どうせなら色んな野菜を使った芸術に挑戦して下さい。股間部分にイチゴなんて、どうでしょう。可愛いかもよ。

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グレッグのおきて

グレッグのおきて “Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules”

監督:デヴィッド・バワーズ

出演:ザッカリー・ゴードン、デヴォン・ボスティック、ロバート・キャプロン、
   スティーヴ・ザーン、レイチェル・ハリス、ペイトン・リスト

評価:★★




 一作目の「グレッグのダメ日記」(10年)で「僕は学校で200人中19位だ。僕の読みでは1年後には1位になる」と何の根拠もない自信を見せていた主人公グレッグは、1年経ってもまだ学校の人気者には程遠い。7年生になっても太っちょの友達ロウリーとつるんで他愛ない毎日を送っている。ここで描かれる日常に大袈裟なメッセージは見当たらない。ただ、大半の人が通ってきたそれを映し出すことで、「こういうこと、あるある」「そう言えば同じようなことがあったなぁ」と少しの懐かしさを引き出すだけ。でもただそれだけが何だか愛しく思えるところがミソだ。子どもなら今の自分とリンクさせて笑うことも可能だろう。

 『グレッグのおきて』は一作目より断然後味が良い。一作目はロウリーとのいざこざや兄の暴走等に嫌な後味が残ったのだけれど、デヴィッド・バワーズ監督は「ハート」を何より大切にしたようで、困ったところのある人物も含めてそれぞれのキャラクターにちょっとずつ良いところを見つけている。その積み重ねが心をちょっとだけ温める。どこにでもいる家族の、どこにでもある景色に明かりが灯る。

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マイファミリー・ウェディング

マイファミリー・ウェディング “Our Family Wedding”

監督:リック・ファミュイワ

出演:フォレスト・ウィテカー、アメリカ・フェレーラ、カルロス・メンシア、
   レジーナ・キング、ランス・グロス、ダイアナ・マリア・リーヴァ、
   ルーペ・オンティヴェロス、チャールズ・Q・マーフィ、シャニン・ソサモン

評価:★★




 「ミート・ザ・ペアレンツ2」(04年)と「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」(02年)をミックスして、「アグリー・ベティ」(06年~10年)をそこに放り込んだような映画。若い男女が結婚することになり、カルチャーギャップにより両家が激突することになるという、どこかで聞いたことのある話。おそらく作り手は、男がアフリカ系で女がヒスパニック系という点に目新しさを見つけたのだろう。女を演じるのがアメリカ・フェレーラというのも「アグリー・ベティ」のその後みたいで面白い。映画をヒットさせるためにアフリカ系やヒスパニック系にターゲットを絞る作戦がある。それにピタリ当てはまる題材じゃないか。マーケティング臭が胡散臭く濃厚に漂う。

 そんなわけで『マイファミリー・ウェディング』の外観は生温いものになっている。愛し合っている男女の父親がぶつかり合うことをきっかけにドタバタ騒動が巻き起こり、家族の絆に亀裂が入り、案の定カップルの仲もギクシャクし始める。このあまりにも予想しやすいストーリーの装飾に全く工夫と呼べるものが見当たらない。

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