フローズン・ドリーム 煽情の殺人

フローズン・ドリーム 煽情の殺人 “Winter of Frozen Dreams”

監督:エリック・マンデルバーン

出演:ソーラ・バーチ、ブレンダン・セクストン・サード、
   キース・キャラダイン、レオ・フィッツパトリック、ダン・モーラン、
   ディーン・ウィンタース、コリーン・キャンプ

評価:★




 アメリカで初めて裁判の模様がTV中継された事件が基になっているのだという。さぞかしスキャンダラスな事件が展開するのだろうと想像してしまうのだけれど、何のことはない、巷に溢れかえっている(と書くと御幣があるか)陳腐な保険金殺人事件でしかなくてガッカリした。凡人が思いもしない複雑怪奇な心理模様…はどこにも見当たらず、小さな人間が起こした愚かな事件の真相が見えてくるのみ。今はなき火曜サスペンス劇場あたりでかかるのがピッタリな、お値段安めの物語。せめて火サスみたいに推理的な面白さを目指してくれれば良かったのに、どうやら作り手は人間ドラマに比重を置いたようだ。目指す方向が頓珍漢。

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キラー・インサイド・ミー

キラー・インサイド・ミー “The Killer Inside Me”

監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、ジェシカ・アルバ、
   ネット・ビーティ、イライアス・コティーズ、トム・バウアー、
   サイモン・ベイカー、ビル・プルマン、リアム・エイケン

評価:★★




 暴力は突然に顔を出す。受ける側はもちろん予期していない場合がほとんどだし、繰り出す方だってコントロールできているかというと怪しいものだ。善人でも悪人でも大なり小なり“火種”は抱えているものなのだろう。そして何かをきっかけに、それが着火する。人間の闇は深く、色濃い。迷い込んだら、簡単にはそこから抜け出せない。

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アウェイク

アウェイク “Awake”

監督:ジョビー・ハロルド

出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、
   レナ・オリン、クリストファー・マクドナルド、サム・ロバーズ、
   アーリス・ハワード、フィッシャー・スティーヴンス

評価:★★




 TVシリーズ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(05年~)の第6シーズンの中で、患者が手術中に意識を取り戻し、自分が腹を裂かれているところを目撃、激怒するエピソードがあった。麻酔を受けて手術する人が年間2,100万人いて、その内の3万人は手術が終わるまでに麻酔から覚めるというから恐ろしい。「グレイズ・アナトミー」もそれに乗っ取った話作りをしていたのだろう。『アウェイク』はこれをスリラーに取り入れ、娯楽作として魅せる作品。ただし、意図したようには真面目には捉えられない。珍作と呼ぶに相応しい。

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ファースター 怒りの銃弾

ファースター 怒りの銃弾 “Faster”

監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア

出演:ドウェイン・ジョンソン、ビリー・ボブ・ソーントン、
   オリヴァー・ジャクソン=コーエン、カーラ・グギノ、マギー・グレイス、
   ムーン・ブラッドグッド、ジェニファー・カーペンター、トム・ベレンジャー

評価:★★★




 プロレスラーからアクションスターへと順調な転身を遂げたザ・ロック。ドウェイン・ジョンソンという名前もすっかり映画ファンにおなじみのものとなったけれど、つい“ザ・ロック”と呼びたくなるのは、その親しみやすさによるところが大きい。彼の大半の映画はコメディ要素が前面に出てくる。その優しい顔立ちが“シリアス”を許さないのだ。役柄上冷徹に徹しても、人の好さは隠せない。真面目に“シリアス”をキメても、どうしてもどこか可笑しい。

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May 20 - 22 weekend, 2011

May 20 - 22 weekend, 2011

1 Midnight in Paris|$99,834(6)$599,003
2 パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉|$21,697(4155)$90,151,958

3 Bridesmaids|$7,110(2937)$59,341,310
4 35 and Ticking|$4,963(6)$29,775
5 塔の上のラプンツェル|$4,767(191)$200,627,301
6 マイティ・ソー|$3,939(3924)$145,361,459
7 重なりあう時|$3,272(36)$532,846
8 Incendies|$3,167(59)$619,508
9 ワイルド・スピード MEGA MAX|$2,920(3622)$186,165,450
10 十三人の刺客|$2,891(25)$301,850

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 日本ツアーのため来日中のケイティ・ペリーさん。結婚したばかりのダンナ、ラッセル・ブランドさんも一緒にやってきたそうですが、なんと成田で強制送還を喰らってしまったそうです。ペリーさんのTwitterによると、10年以上前の前科が問題になったそうで、それぐらい見逃してやってくれよー。…と思って調べてみたらブランドさん、ヘロイン中毒やら何やらで11回も逮捕されていました。ダメだこりゃ。

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コリン LOVE OF THE DEAD

コリン LOVE OF THE DEAD “Colin”

監督:マーク・プライス

出演:アラステア・カートン、デイジー・エイトケンス、
   リアンヌ・ペイメン、ケイト・オルダマン

評価:★★★




 映画作家としては、自由に使える金が多いに越したことはない。表現の幅は金があった方が格段に広がる。要らなければ使わなければ良いけれど、必要なのになかったらどうしようもない。しかし、金がなかったらなかったで何とかしてしまうのが人間というもので、金が使えないときはイマジネーションでカヴァー、それが思わぬ良い結果を生み出すこともある。英国映画『コリン LOVE OF THE DEAD』はそのあまりにも幸運な一例と言える。ゾンビを取り上げたホラーを、これまでとは全く別の斬り口で魅せる。

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ミスター・ノーバディ

ミスター・ノーバディ “Mr. Nobody”

監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル

出演:ジャレッド・レト、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー、
   リン・ダン・ファン、リス・エヴァンス、ナターシャ・リトル、
   トビー・レグボ、ジュノー・テンプル、クレア・ストーン、キアラ・カゼッリ

評価:★★




 人間が永遠の命を手に入れた時代。限りある命を持つ最長老の老人が死に行こうとしている。どうやら彼が『ミスター・ノーバディ』の主人公のようだ。いかにも近未来的な美術。妖しいメイクの医師。唐突な催眠術。天使が出てきて、ミュージカル調に歌が流れ出す。SFに縛られることのない、不思議で挑戦的なオープニングだ。ここで振り落とされた観客は、付いていく気力が失せるだろう。

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パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 “Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides”

監督:ロブ・マーシャル

出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、イアン・マクシェーン、
   ジェフリー・ラッシュ、サム・クラフリン、
   アストリッド・ベルジェ=フリスベ、ケヴィン・R・マクナリー、
   スティーヴン・グラハム、リチャード・グリフィス、
   グレッグ・エリス、キース・リチャーズ、ジュディ・デンチ

評価:★★




 一作目が公開されたとき、まさかここまで続くとは思いもしなかった「ジャック・スパロウ」シリーズ。『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』が登場する。世界的なメガヒットとそれに伴うジョニー・デップ人気に支えられているとは言え、よくぞ四作目まで!ディズニーも金は大切なのだ。夢を売るためには金も必要という現実。いや、必要と言うか、金があった方が手っ取り早いと言うか。映画を鑑賞する際、その裏側のことまでアレコレ考えるのは好もしいとは思わないけれど、うっかりそう感じてしまう映像であり、作りであり、出来映えなのだから仕方がない。

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肉よ、さらば

 人は時折くだらないことで思い悩むものだ。自分の力ではどうにもならないことであっても、まるでシェイクスピア劇の登場人物のように思い悩む。どうしてこんなことになってしまったのだろう。どうしてもっと早くに気づくことができなかったのだろう。どうしてあの一口をやめられなかったのだろう。肥満。それは誰しもの身に襲い掛かる危険のある悩みだ。

 くだらないことではない?確かに。しかし、自分の体重でそこまで思いつめたことはない。体重…というか体型に関して気になるのは、映画スターのそれである。そしてスターの体型を気にしている自分に気づくとき、思うのだ。あぁ、くだらない。

 サイト運営を始める前、まだ20歳前後の頃だったと思うけれど、かなりスターの体型に関して気を揉んでいた。今じゃ自分の腹回りの方が気になるけれど、あの頃は食べても食べても脂肪が増えることはなくて、実に呑気なもの。スターの体型を気にする余裕があったのだ。あぁ、若いって素晴らしい。代謝が良いあの頃の自分に乾杯。

 さて、スターの中でも体型が気になって仕方がなかったのは、ケイト・ウィンスレットとアリシア・シルヴァーストーンだ。どちらも若さゆえだと言い切れないほど、見る度に肥えていく時期があったことを覚えている方も多いだろう。ウィンスレットは『タイタニック』前後、シルヴァーストーンは『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』前後から、「冬眠に入るのか」というくらいに脂肪をたっぷり蓄えていった。どちらも97年作品である。

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ジュリエットからの手紙

ジュリエットからの手紙 “Letters to Juliet”

監督:ゲイリー・ウィニック

出演:アマンダ・セイフライド、ガエル・ガルシア・ベルナル、
   ヴァネッサ・レッドグレーヴ、クリストファー・イーガン、
   フランコ・ネロ、マルシア・デボニス、ルイーザ・ラニエリ、
   マリナ・マッシローニ、リディア・ビオンディ、ミレーナ・ヴコティッチ

評価:★★★




 アメリカ人はイタリアが大好きだとつくづく思う。古いところだと「ローマの休日」(53年)や「旅情」(55年)、最近だと「トスカーナの休日」(03年)。スリラーの「ツーリスト」(10年)なんかもイタリアがメインだった。確かに絵になるのだ。フィルムに焼きつけられた風景のイチイチが、正しく古めかしくてカッコイイ。ここではヴェローナが取り上げられているのがミソだ。ヴェローナはウィリアム・シェイクスピアの古典「ロミオとジュリエット」の舞台としてあまりに有名で、いくら絵になったとしても「ロミジュリ」と比較されたら一巻の終わり。あえて避けられているフシすらあった。『ジュリエットからの手紙』はそれをむしろ利用する。

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May 13 - 15 weekend, 2011

May 13 - 15 weekend, 2011

1 Bridesmaids|$8,995(2913)$26,247,410
2 マイティ・ソー|$8,757(3963)$119,455,352
3 ワイルド・スピード MEGA MAX|$5,390(3793)$169,690,470
4 プリースト|$5,221(2964)$14,953,664
5 重なりあう時|$4,105(26)$381,679
6 Incendies|$4,088(33)$380,450
7 Everything Must Go|$3,632(218)$791,677
8 Jumping the Broom|$3,472(2035)$25,760,004
9 Meek's Cutoff|$3,233(30)$344,553
10 十三人の刺客|$3,101(17)$201,534

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 最近報じられた映画ニュースの中で心配でたまらないのが、現在ワタクシが読んでいる数少ない漫画「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ著)の実写映画化話です。主人公の古代ローマ人風呂技師ルシウス・モデストゥスを日本人が演じるっていうのが、いくらなんでも、どうよ。いや、阿部寛さんは嫌いじゃないんですが、でもなー、どうよ。製作にフジテレビが関わっているってのが、うーん、どうよ。平たい顔族が上戸彩さんっていうのは、あ、これはピッタリかも。確かに平たい。まあ、いっそのこと原作から丸っきりかけ離れたものにしてくれたら楽しい…かも。なお、発売されたばかりの第3巻、思わずバレエを踊り出しちゃいそうなくらいに面白かったです。マンネリになりそうだったところを鮮やかに切り抜けてきたなぁと…。

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ブラック・スワン

ブラック・スワン “Black Swan”

監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ミラ・クニス、ヴァンサン・カッセル、
   ウィノナ・ライダー、バーバラ・ハーシー、バンジャミン・ミルピエ、
   クセニア・ソロ、クリスティーナ・アナパウ、ジャネット・モンゴメリー、
   セバスチャン・スタン、トビー・ヘミングウェイ

評価:★★★★




 『ブラック・スワン』の筋だけを追うと、スポ根映画を想像してしまう。ピョートル・チャイコフスキーのあまりにも有名な音楽をベースにした、バレエ「白鳥の湖」のヒロインに抜擢されたバレリーナの葛藤のドラマ。ダーレン・アロノフスキーは「レスラー」(08年)で正統派のスポーツドラマを展開させていたけれど、感触としてはそれよりも「レクイエム・フォー・ドリーム」(00年)の方が近いだろう。ドラッグに塗れた人間たちが朽ちていく姿を、ホラーのように撮り上げていたことを思い出す。ここではバレリーナが自身の中に眠る闇を解き放っていくという物語の軸に、大胆かつ優雅な捻りを入れ、中毒性を引き出している。

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アンノウン

アンノウン “Unknown”

監督:ジャウマ・コレット=セラ

出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、
   ジャニュアリー・ジョーンズ、アイダン・クイン、ブルーノ・ガンツ、
   フランク・ランジェラ、セバスチャン・コッホ、
   オリヴィエ・シュニーデル、スタイプ・エルツェッグ

評価:★★★




 一体リーアム・ニーソンに何が起こっているのだろう。器の大きい俳優だとは思っていたけれど、還暦が近づいてきてから一気にアクション俳優に目覚めてしまった。80年代、90年代でもアクションが盛り込まれた作品には出演していたけれど、アクションそのものが主役になる映画はほとんどなかった。文芸作品の一部分としてアクションが用意されている映画が大半だった。それがどうだ。「96時間」(09年)「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(10年)という純度100%のアクション映画を連発。それに続くのが『アンノウン』で、前二作に続き、そんなわけないだろー、と吹き出してしまうアクションで魅せる。ニーソンの「暴走」シリーズ第3弾とでも勝手に銘打ちたい気分。

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処刑教室

処刑教室 “Assassination of a High School President”

監督:ブレット・サイモン

出演:リース・ダニエル・トンプソン、ミーシャ・バートン、ブルース・ウィリス、
   マイケル・ラパポート、パトリック・テイラー、キャスリン・モリス、
   メロニー・ディアス、ジョシュ・パイス、ルーク・グライムス

評価:★★




 なんせブルース・ウィリスが校長を務める高校である。お行儀が良い勉強風景が見られるわけがないことは、アッという間に察しがつく。ウィリス校長は無表情のまま、目をぴくりとも動かさず、そして低い声で言い放つ。「学校でガムをかむのは不良の始まりだ」。おっと、この学校、やっぱりどこか狂っているぞ。

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アルビン2 シマリス3兄弟 vs. 3姉妹

アルビン2 シマリス3兄弟 vs. 3姉妹 “Alvin and the Chipmunks: The Squeakquel”

監督:ベティ・トーマス

出演:ザッカリー・リーヴァイ、デヴィッド・クロス、ジェイソン・リー、
   ウェンディ・マリック、キャスリーン・ジューステン、シャリース

声の出演:ジャスティン・ロング、マシュー・グレイ・ガブラー、
   ジェシー・マッカートニー、クリスティーナ・アップルゲイト、
   アンナ・ファリス、エイミー・ポーラー

評価:★★




 『アルビン2 シマリス3兄弟 vs. 3姉妹』の冒頭、「デスパレートな妻たち」(05年~)のマクラスキーさん役でお馴染みのキャスリーン・ジューステンが出てくる。彼女を人間のメインに置いてくれたら良かったのに…。

 一作目の「アルビン 歌うシマリス3兄弟」(07年)を観てからまだ3年も経っていないというのに、覚えているのはCGで作られたシマリスが愛らしかったことだけ。でも別に落胆はしていない。「シマリスが可愛かったからそれでいいじゃないか」という気分は、予想以上に強力で、CGで作られた動物がこんなに可愛く見えた例はなかったのではないかと思う。このシマリス人形が売りに出されたら、飛びつく人が大勢いても驚かない。

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ザ・ゲーム

ザ・ゲーム “Even Money”

監督:マーク・ライデル

出演:キム・ベイシンガー、フォレスト・ウィテカー、ティム・ロス、
   レイ・リオッタ、ダニー・デヴィート、ケルシー・グラマー、
   グラント・サリヴァン、ジェイ・モア、カーラ・グギノ、ニック・キャノン

評価:★★




 ナレーションで語られるのは、金や愛、「人生の欲望」を求めることについて。求め過ぎると多くを失うのだという。やけに大袈裟な物の言い方だけれど、これはギャンブルにハマって堕ちていく人々の物語だ。金を賭けることにハマッていく者、借金に塗れて家族を八百長に巻き込む者、そして裏社会でノミ屋として生きる者。ギャンブルにより欲望を満たそうとして、その実、ギャンブルにより雁字搦めになってしまう愚かさが描かれる。ケチなノミ屋の死体発見をきっかけに始まる物語は、金が絡んでいることもあり、多種多様な人間模様を描きやすい題材であることは間違いない。

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May 6 - 8 weekend, 2011

May 6 - 8 weekend, 2011

1 マイティ・ソー|$16,618(3955)$65,723,338
2 ワイルド・スピード MEGA MAX|$8,860(3622)$139,779,285
3 Jumping the Broom|$7,477(2035)$15,215,487
4 Incendies|$5,678(11)$222,910
5 The Beaver|$4,890(22)$107,577
6 十三人の刺客 $4,837(10)$120,188
7 Something Borowed|$4,802(2904)$13,945,368
8 重なりあう時|$4,729(17)$246,480
9 Meek's Cutoff|$3,228(19)$217,135
10 Last Night|$3,200(10)$32,000

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 ウィリアム英国王子とキャサリン妃の結婚式以来、最も注目を集めているのはキャサリン妃の妹ピッパ・ミドルトンさんであることは間違いないでしょう。その彼女にポルノ映画への主演オファーがあったそうな。個人的に笑ってしまったのは、500万ドルというあまりにも高額な出演料ではなく、映画の製作会社の創設者であるスティーヴン・ハーシュさんのコメントです。「あなたこそ結婚式の主役でした。その見事な佇まいがあれば、きっとアメリカ一のアダルト女優になれることでしょう」。素晴らしいラヴレターと言えましょう。なお、王子と妃は現在新婚旅行でインド洋に浮かぶセイシェルに行っているという噂…。いいなぁ。

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男と女の大人可愛い恋愛法則

男と女の大人可愛い恋愛法則 “Man About Town”

監督・出演:マイク・バインダー

出演:ベン・アフレック、レベッカ・ローミン、サミュエル・ボール、
   ジーナ・ガーション、アダム・ゴールドバーグ、ハワード・ヘッセマン、
   バイ・リン、ジェリー・オコネル、カル・ペン、アンバー・ヴァレッタ

評価:★★




 クライマックスのドタバタで、やっとこさエンジンがかかる。問題が山積で何から手をつけたらいいのか、さっぱり分からなくなっている男。彼と一緒に事業を立ち上げた同僚たち。男に浮気の許しを請う女。その不倫相手。男の秘密が書かれた日記でのし上がろうとしている三流ライター。勝手に「氷の微笑」(92年)オーディションを始める大切な顧客。彼らが同じ場所に集まって大騒動となる。実にバカ。素晴らしくバカ。なぜこのバカをもっと前面に押し出さなかったのか。中途半端な感傷性が自己陶酔に繋がるばかりで、なんだか妙にシケた印象のある『男と女の大人可愛い恋愛法則』。せめて正しい日本語を…。

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ニューヨーク、狼たちの野望

ニューヨーク、狼たちの野望 “Staten Island”

監督:ジェームズ・デモナコ

出演:イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、シーモア・カッセル、
   ジュリアン・ニコルソン、イアン・ブレナン、リン・コーエン

評価:★★★




 舞台となるスタテンアイランドは、ニューヨーク湾を挟んで、マンハッタンの目と鼻の先にある。しかしここには、マンハッタンのような華やかさは感じられない。天気予報はスルーされるし、予算配分が忘れ去られたこともある。ギャングが多くて、森は死体置き場としての一面も具えている。『ニューヨーク、狼たちの野望』には3人の男がメインとして出てくるけれど、真の主役はもちろんスタテンアイランドだ。世界一多面的な街、ニューヨークの影を味わう映画だ。

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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 “Scott Pilgrim vs. the World”

監督:エドガー・ライト

出演:マイケル・セラ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、
   キーラン・カルキン、クリス・エヴァンス、アンナ・ケンドリック、
   アリソン・ピル、オーブリー・プラザ、ジョニー・シモンズ、
   エレン・ウォン、サティヤ・バーバー、ブランドン・ラウス、
   ブリー・ラーソン、メイ・ホイットマン、マイク・ウェバー、
   斉藤慶太、斉藤祥太、ジェイソン・シュワルツマン、
   トーマス・ジェーン、クリフトン・コリンズ・ジュニア

評価:★★★




 本当に優れたパロディ映画(或いはパロディ的要素が強い映画)は、元ネタを知らなくても面白いものだ。笑いの基礎が元ネタをからかったり敬意を表したりしただけだったとしても、そこから魔法が広がりを見せる。そして更なる笑い、或いは物語のふくよかさに繋がっていく。例えばエドガー・ライトが監督した「ショーン・オブ・ザ・デッド」(04年)がそうだった。ゾンビ映画をからかい、敬い、そしてそれが英国的なシニカルな演出と絡まり見事な呼吸を作り出していた。全くのオリジナルホラーの匂いを漂わせるくらいの充実感が、そこにはあった。TVゲームの世界を取り上げた同じライト作品『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』はどうか。

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キッズ・オールライト

キッズ・オールライト “The Kids Are All Right”

監督:リサ・チョロデンコ

出演:アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、
   ミア・ワシコウスカ、ジョシュ・ハッチャーソン

評価:★★




 正直に言うなら、序盤はユニークな設定だと思ったのだ。レズビアンカップルと、それぞれが同じ精子提供者の力を借りて産んだ、思春期の娘と息子の4人家族が描かれる。世の中の可能性はどんどん広がっている。社会も万華鏡のように複雑だ。当然多種多様な価値観が生まれ、生活の形態も簡単に型にハマるようなものではなくなってきた。それを象徴するような家族ではないか。ところが、極めて合理的だと笑ってしまうほどだったそれが、段々煩く、そして鬱陶しくなってくる。一体全体どうしたことだろう。

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ブルーバレンタイン

ブルーバレンタイン “Blue Valentine”

監督:デレク・シアンフランス

出演:ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムス、
   フェイス・ワディッカ、マイク・ヴォーゲル、ジョン・ドーマン

評価:★★




 エンドロールの背景に花火が打ち上がる。まるで『ブルーバレンタイン』で描かれる恋模様のようだ。儚げに音を立てた灯りが、大空に勢い良く舞い上がり、大輪の花を咲かせ、しかしその輝きを失いながら散っていく。愛というと、特に映画ではキレイゴトでまとめられがちだけれど、もちろんそんなに簡単に完結できるものではない。そして夫婦生活の成功は、愛の深度によるものでもない。物語はその現実を嫌というほどに突きつける。極めて現実的で、でもそれに何の意味があるのかと感じてしまうのは薄情だろうか。

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April 29 - 1 weekend, 2011

April 29 - 1 weekend, 2011

1 ワイルド・スピード MEGA MAX|$23,655(3644)$86,198,765
2 十三人の刺客|$15,285(3)$45,854

3 重なりあう時|$8,193(7)$144,944
4 Incendies|$6,462(10)$133,639
5 Tyler Perry's Madea's Big Happy Family|$4,310(2288)$40,891,043
6 ブルー 初めての空へ|$3,988(3708)$104,014,751
7 Water for Elephants|$3,313(2820)$32,480,214
8 Meek's Cutoff|$3,157(11)$140,194
9 Winter in Wartime|$2,474(15)$272,150
10 Win Win|$2,206(302)$7,611,730

【タイトル|一館あたりの興収(公開館数)累計興収】赤字:初登場作品 青字:上昇作品

 マライア・キャリーさんが無事出産しました。五つ子ぐらい出てきそうな腹をしていましたが、出てきたのは双子ちゃん。男の子と女の子という産み分けも素晴らしいですが、何より産んだ日が結婚記念日(4月30日)というのがミラクルです。スターはこういうところからしてスターなのですよ。名前はまだ決まっていないそうですが、ぜひともアップルちゃんやブルックリンくん級の面白ネームをお願いします。

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恋は3,000マイルを越えて

恋は3,000マイルを越えて “Jusqu'à toi”

監督:ジェニファー・デヴォルデール

出演:メラニー・ロラン、ジャスティン・バーサ、
   ヴァレリー・ベンギーギ、ビリー・ボイド

評価:★★★




 主役男女がなかなか会えない映画というと、古くは「邂逅」(39年)や「めぐり逢い」(57年)があるし、最近だと「めぐり逢えたら」(93年)が有名。カナダ・フランス合作映画『恋は3,000マイルを越えて』の主役男女もなかなか顔を合わせることができない。逢いたいのに逢えない状況というのは、よほど恋愛の脇腹をくすぐるものらしい。主演スターのケミストリーが作品の成否に大きく影響するロマンス映画において、この設定はかなり危険だというのに…。携帯電話やインターネットで手軽に繋がることができる今だからこそ、かえって新鮮に映るところがあるのかもしれない。

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恋のスラムダンク

恋のスラムダンク “Just Wright”

監督:サナ・ハムリ

出演:クイーン・ラティファ、コモン、ポーラ・パットン、
   ジェームズ・ピッケンズ・ジュニア、フィリシア・ラシャド、
   パム・グリアー、ラズ・アロンソ、メカッド・ブルックス

評価:★★★




 ヒロインはえくぼのある車に乗っている。今にも壊れそうなポンコツ車。ドア部分がえくぼのように凹んでいて、開け閉めにも苦労する。でもヒロインは、祖父に縁のあるえくぼを持つ、そのポンコツ車を愛している。完璧さがそのものの価値を決めるとは限らない。えくぼがあれば、人の心を掴むことは可能だ。そして、NBAのプロバスケットボールプレイヤーと理学療法士の恋を描く『恋のスラムダンク』のえくぼは、ヒロインのクイーン・ラティファに他ならない。

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幸せがおカネで買えるワケ

幸せがおカネで買えるワケ “The Joneses”

監督:デリック・ボルテ

出演:デミ・ムーア、デヴィッド・ドゥカブニー、アンバー・ハード、
   ベン・ホーリングスワース、ゲイリー・コール、グレン・ヘドリー、
   ローレン・ハットン、クリス・ウィリアムス

評価:★★★




 ある家族が郊外の高級住宅地に引っ越してくるところから始まる。青く澄み渡った空。緑の芝生。ピカピカの車。ゴミはなく、人々は礼儀正しい。優しそうな父親。美しい母親。好青年の匂いを発散する息子。学園の人気者になれそうな娘。彼らを取り囲むのは高級品ばかり。『幸せがおカネで買えるワケ』は絵に書いたように幸せな家族が描かれる。ひょっとして最近やたら多い機能不全の家族の物語だろうかと想像するのだけれど、これが意表を突いたエピソードにより粉々に打ち砕かれる。真夜中、世間が寝静まった頃、素っ裸になった娘が父親のベッドに潜り込むのだ。父は唖然としながら、でも嫌な顔を見せない。母も驚くほど冷静だ。娘は乳を父に見せても平然としている。一体全体何が起こったのか。

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